＜ソニー・オープン・イン・ハワイ　最終日＞◇16日◇ワイアラエ・カントリークラブ(7,068ヤード・パー70)

　ハワイにあるワイアラエCCで開催された、米国男子ツアー第2戦「ソニー・オープン・イン・ハワイ」の最終日。予選ラウンドを首位タイで通過した丸山茂樹は、36ホール行われた最終日の第3ラウンドを“70”、最終ラウンドを“69”でまわり、スコアをトータル11アンダーまで伸ばすが、優勝には届かず7位タイでフィニッシュした。

8年ぶり米国ツアー優勝へ！丸山茂樹が首位タイ浮上！　3日目

　最終組で第3ラウンドをスタートした丸山は、3番でバーディを先行させるが疲労からか4番、5番でボギーを叩き後退。「1ラウンドのハーフ目ぐらいから足がつりそうになって…」と話したものの、ギャラリーの声援を受けながらその後2つのバーディを奪い、なんとかパープレーでまとめて最終ラウンドに突入した。

　首位とは3打差6位タイに後退してスタートした最終ラウンドは、6番でティショットをラフに打ち込みボギー。7番パー3でバーディを奪い返すが、8番ではまたしてもティショットを曲げてボギーを叩いてしまう。それでも「ここまできたら根性。なんとか必死でがんばりました」と9番パー5では2オンに成功。「4ラウンドとも2オンしたので、1回はイーグル取りたかったですね…」この日もイーグルは奪えなかったが、バーディを奪い前半を折り返した。

　「今回はなんとか予選を突破しようと思っていた」一昨年は最終日まで優勝争いをしたものの、昨年は1打及ばず予選落ち。推薦してもらったスポンサーに恩返しをするため懸命にプレーを続け、10番では今大会最後のバーディ奪取。最終ラウンドを3バーディ・2ボギーで締めくくり、健在ぶりをアピールしてホールアウト。「優勝は少し考えましたけど、ここはそんなに甘くないですよ」と語ったが「想定外の最終日最終組、そして想定外のトップ10フィニッシュ。お年玉をいただいた気分です」と表情は明るい。初日から欲を出さずにリラックスした結果の7位タイ。丸山が今季の国内ツアーの活躍も予感させた。