最高額の試合は「ザ・プレーヤーズ選手権」で総額2000万ドル（約22億8000千万円）となる。

モナハン会長は「賞金増額や他の恩恵はトップ選手だけではなく、ツアーメンバー全体に行き渡るもので、ツアーはこれまでにない速さで成長している」と綴った。

このPGAツアーの賞金増額は、現在プランが進んでいると思われるスーパーゴルフリーグトップランカーを集め、ビッグマネーを争うスーパーゴルフリーグへの選手流出を防ぐ対策の一つ。また昨今、スーパーゴルフリーグが「PGAツアーは全収入の26％しか選手に還元していない」と触れ込んだことに、フィル・ミケルソン（米国）などが反応していたことに懸念したものと見られる。メモには「2022年、選手はPGAツアー全収入の55％を得る」と強調された。また今後10年間はこれまで以上の速さで成長するとし、「今後もさらに選手への還元に専念する」とした。（文・武川玲子＝米国在住）