オーストラリア出身のマーク・リーシュマンは「このコースではドローボール、フェードボール、色々なショットが必要になる。しかも求められた時にこういうショットが必要になるんだ。しかもプレッシャーの中でこういう球を打たなくてはいけない。大会も終わりに近づいてくると、ものすごいプレッシャーの中で、それを実行していく必要がある」と述べている。

良いショットは報われて、ひどいショットには罰が与えられる。特定のタイプの選手が有利になるわけではない。誰でも勝てるというアプローチはよく語られるが、スタジアムコースで勝ったことのない“ある種”の選手を考えてみよう。それは前年覇者だ。

TPCソーグラスでの40年、ザ・プレーヤーズを2回制しているのはたったの5選手だが、誰も連覇はしていない。フレッド・カプルス（米国・1984、1996）、スティーブ・エルキントン（オーストラリア・1991、1997）、ハル・サットン（米国・1983、2000）、デービス・ラブIII（米国・1992、2003）、そしてタイガー・ウッズ（米国・2001、2013）の5選手だ。

実際、前年覇者が連覇にあと一歩に迫ったことは今までない。ベストフィニッシュはトム・カイト（米国）の1990年大会5位タイと、サットンの2001年大会5位タイだけで、優勝スコアから4打差が一番の僅差だ。

最後に、ディフェンディングチャンピオンとしてトップ10入りしたのはアダム・スコット（オーストラリア）で2005年の8位タイだった。

前回の成功が、順位の決定要因にはならない。これは多くのコースでもまれなことだ。