Q 天気に左右されるのが全英オープンだが、フラストレーションは溜まるものか。
――
JS 楽しいよ。もしいい天候を楽しみたいのなら、カリフォルニアでも行っている(笑)。ここに来る理由は、タフなコンディションで戦うため。一時間毎で天気が大きく変わるから、どのような環境でプレーするのかは誰にも分からない。できることは、ポジティブ思考でプレーに臨むだけだ。木曜日は天気が良さそうでスコアを稼がなければならないから、少しプレッシャーはかかる。金曜日は午前中が雨で午後は強風の予報だから、選手たちは非常に厳しいコンディションの中でのプレーが強いられる。自分がどこに当たるかは分からないし、それがここでのチャレンジの一つでもある。ナイスショットをしても、でこぼこのフェアウェイでキックしてポットバンカーに入るかもしれないし、突風でバンカーに送り込まれる可能性もある。逆境をどう凌いで、いかに早く反発するか。僕的には、可能な限りポジティブな姿勢で試合に臨むよ。
Q 過去6カ月の成功、そしてその前と何が違うのか。今週に向けて小さなアジャストをした点などもあるのか。
――
JS 8、9年前と大きな変化はない。今年は30センチ以内のパッティングを改善する必要があった。全体的にパッティングは改善の必要があって、自分に適した新しいドリルを見つけてより多くの時間を割かなければならなかった。どのようにラインアップできているか、フィーリングの良いストロークができているか、といったようにね。今週はアプローチショットの弾道のコントロールを重視して練習している。時速約65キロの状況もあり得るから、それに合ったパンチショットが楽に打てるように。同時に、グリーンがあまり大きくない時に備えて、ピンそばを狙えるような高いボールも練習している。大会に向けて色々なショットが打てるようにしたのが、アジャストメントと言えるかな。
Q 現地入りが遅いといった話も出ているが、ジョン・ディアクラシックではしっかりと結果を出した。遅く入ったことで余計なプレッシャーを避けたり、見ていなかったものが見られたなど、ポジティブな部分も多いのではないだろうか。
――
JS そうでもない、かな。とはいえ、勝利に文句を言う人はいないはずだ。(先週の)最大の狙いは、週末のプレッシャーに対応してベストパフォーマンスを出すことだった。そういった状況で僕がどのような傾向に陥るかを分析して、メジャーのプレッシャーに当てはめて、微調整をすることだったんだ。結果的に考えていたゲームプランどおりにことが運んで、試合ではそれが実践できた。万事うまくハマって、満足している。
Q ゴルフシミュレーターで準備をしたらしいが、その成果はありそうか。
――
JS やった価値はあったと思う。シミュレーターでもオールドコースを試したし。とはいえ、それが今大会に向けての準備だとは当然言わない。現場では風によって状況は大きく異なる。(シミュレーターのあった部屋は)気温20度に保たれて、エアコンから強風も出てこなかったしね(笑)。現地に到着して本格的な準備が始まった。月曜日に18ホール回って、昨日も10ホールプレーした。水曜日もフルで回る。普段の大会よりも多めにプレーするけど、このコースはトリッキーだから準備が必要だ。
Q 全米オープンでは、すでにメジャー優勝を飾っているからほかの選手よりも経験があると自分を落ち着かせたと話していた。しかしここでは逆に、2勝しているのを忘れてプレッシャーがかからないようにも思える。
――
JS そんなことはないけどな。ただ有利な面と不利な面があるのは確かだ。ほかのメジャー未勝利の選手が追いかける同じような状況になったら、有利になるかもしれない。それでもプレッシャーは常にある。チェンバーズベイでも当然あった。ただ経験を利用することはできた。一方で、2勝しているからといって3勝目を意識しすぎて、余計なプレッシャーはかけたりはしない。木曜日にティーグラウンドに立った際、考えるのはメジャー3連勝ではない。全英オープンというスペシャルな大会で優勝すること。問題は特別だということを忘れられるか否か。セントアンドリュースという環境であり、過去の偉大なチャンピオンの顔ぶれであり、エリートの仲間入りができるという面となる。これらを頭から消し去るほうが、メジャー3連覇について忘れるよりはるかに難しい。
Q 今年新シーズンを迎えるにあたり、ピークを調整して照準をメジャーに合わせるために何か変えた部分はあるのか。
――
JS フィジカル面でいえば、メジャーで1週間戦い抜けるようにした。トレーニングで体重を気にして、 メジャーに戦える、自分に最適の体重を維持するようにしている。ボクシングじゃないけど、ベストの状態であれば1週間を乗り切れる十分なスタミナがある。その効果がてき面に感じられる試合もある。またキャメロン(コーチ)と一緒に練習しているのは、異なった大会でボールの飛び方を変えて、ほかのショットも調整している点だ。オーガスタではオーガスタの、全米オープンでは全米オープンのスペックがあって、当然全英オープンはまた異なったボールフライトで試合に挑まなければならない。全米プロはまだ決めていないけどね。前の3大会については、僕のゴルフすべての面で、良い戦略が練れている。
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JS 楽しいよ。もしいい天候を楽しみたいのなら、カリフォルニアでも行っている(笑)。ここに来る理由は、タフなコンディションで戦うため。一時間毎で天気が大きく変わるから、どのような環境でプレーするのかは誰にも分からない。できることは、ポジティブ思考でプレーに臨むだけだ。木曜日は天気が良さそうでスコアを稼がなければならないから、少しプレッシャーはかかる。金曜日は午前中が雨で午後は強風の予報だから、選手たちは非常に厳しいコンディションの中でのプレーが強いられる。自分がどこに当たるかは分からないし、それがここでのチャレンジの一つでもある。ナイスショットをしても、でこぼこのフェアウェイでキックしてポットバンカーに入るかもしれないし、突風でバンカーに送り込まれる可能性もある。逆境をどう凌いで、いかに早く反発するか。僕的には、可能な限りポジティブな姿勢で試合に臨むよ。
Q 過去6カ月の成功、そしてその前と何が違うのか。今週に向けて小さなアジャストをした点などもあるのか。
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JS 8、9年前と大きな変化はない。今年は30センチ以内のパッティングを改善する必要があった。全体的にパッティングは改善の必要があって、自分に適した新しいドリルを見つけてより多くの時間を割かなければならなかった。どのようにラインアップできているか、フィーリングの良いストロークができているか、といったようにね。今週はアプローチショットの弾道のコントロールを重視して練習している。時速約65キロの状況もあり得るから、それに合ったパンチショットが楽に打てるように。同時に、グリーンがあまり大きくない時に備えて、ピンそばを狙えるような高いボールも練習している。大会に向けて色々なショットが打てるようにしたのが、アジャストメントと言えるかな。
Q 現地入りが遅いといった話も出ているが、ジョン・ディアクラシックではしっかりと結果を出した。遅く入ったことで余計なプレッシャーを避けたり、見ていなかったものが見られたなど、ポジティブな部分も多いのではないだろうか。
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JS そうでもない、かな。とはいえ、勝利に文句を言う人はいないはずだ。(先週の)最大の狙いは、週末のプレッシャーに対応してベストパフォーマンスを出すことだった。そういった状況で僕がどのような傾向に陥るかを分析して、メジャーのプレッシャーに当てはめて、微調整をすることだったんだ。結果的に考えていたゲームプランどおりにことが運んで、試合ではそれが実践できた。万事うまくハマって、満足している。
Q ゴルフシミュレーターで準備をしたらしいが、その成果はありそうか。
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JS やった価値はあったと思う。シミュレーターでもオールドコースを試したし。とはいえ、それが今大会に向けての準備だとは当然言わない。現場では風によって状況は大きく異なる。(シミュレーターのあった部屋は)気温20度に保たれて、エアコンから強風も出てこなかったしね(笑)。現地に到着して本格的な準備が始まった。月曜日に18ホール回って、昨日も10ホールプレーした。水曜日もフルで回る。普段の大会よりも多めにプレーするけど、このコースはトリッキーだから準備が必要だ。
Q 全米オープンでは、すでにメジャー優勝を飾っているからほかの選手よりも経験があると自分を落ち着かせたと話していた。しかしここでは逆に、2勝しているのを忘れてプレッシャーがかからないようにも思える。
――
JS そんなことはないけどな。ただ有利な面と不利な面があるのは確かだ。ほかのメジャー未勝利の選手が追いかける同じような状況になったら、有利になるかもしれない。それでもプレッシャーは常にある。チェンバーズベイでも当然あった。ただ経験を利用することはできた。一方で、2勝しているからといって3勝目を意識しすぎて、余計なプレッシャーはかけたりはしない。木曜日にティーグラウンドに立った際、考えるのはメジャー3連勝ではない。全英オープンというスペシャルな大会で優勝すること。問題は特別だということを忘れられるか否か。セントアンドリュースという環境であり、過去の偉大なチャンピオンの顔ぶれであり、エリートの仲間入りができるという面となる。これらを頭から消し去るほうが、メジャー3連覇について忘れるよりはるかに難しい。
Q 今年新シーズンを迎えるにあたり、ピークを調整して照準をメジャーに合わせるために何か変えた部分はあるのか。
――
JS フィジカル面でいえば、メジャーで1週間戦い抜けるようにした。トレーニングで体重を気にして、 メジャーに戦える、自分に最適の体重を維持するようにしている。ボクシングじゃないけど、ベストの状態であれば1週間を乗り切れる十分なスタミナがある。その効果がてき面に感じられる試合もある。またキャメロン(コーチ)と一緒に練習しているのは、異なった大会でボールの飛び方を変えて、ほかのショットも調整している点だ。オーガスタではオーガスタの、全米オープンでは全米オープンのスペックがあって、当然全英オープンはまた異なったボールフライトで試合に挑まなければならない。全米プロはまだ決めていないけどね。前の3大会については、僕のゴルフすべての面で、良い戦略が練れている。