初日はアルバトロスで観衆を沸かせ、2日目は首位に迫ったが、「それは過程であって、結果が良くないと意味がない」。悔しさを噛み締めながら必死に言葉にしていたが、今週、小平が感じ取ったものは悔しさだけではない。
「ショットの手ごたえは前から感じている」
そう言い切れる自信は何よりの糧である。今週はそのショットが不調だったために優勝争いの蚊帳の外に置かれたが、逆に言えば、初出場なうえにショットが不調。アメリカのグリーンや芝に不慣れで、そして猛暑の中の3連戦で疲労気味。それでも優勝や上位入りのチャンスにつけていたことは、ショットさえ好調になれば大きな可能性があることを示していたと言えそうである。
「僕もやれそうだと感じた。あとは、噛み合わないところが難しいですけど」。期待が膨らむ”新人”である。
最終日はジャスティン・ローズ(イングランド)の一人舞台だった。2位との差こそ4打から3打へ縮まったが、サンデーアフタヌーンはただの一度も首位の座を譲らず、終始、安定したプレーぶり。いや、最終日のみならず、66-64-66-64と4日間、毎日、好スコアを出し続けたことは、何より、誰より素晴らしく、2位に3打差の通算20アンダーで圧勝。米ツアー9勝目は英国人選手による最多勝利数記録でニック・ファルド(イングランド)に並んだ。
37歳になったローズは、「全米オープン」を制したメジャーチャンプとしての貫禄も漂わせているが、そんなローズを眺めながら思い出されたのは20年前の彼の姿だ。17歳のアマチュアで「全英オープン」4位に食い込み、その勢いのままプロ転向。しかし、直後から21試合連続予選落ち。「早すぎるプロ転向だった?」「そのまま引退してしまう?」いろんなことが囁かれたが、ローズは黙々と挑み続けた。
「ショットの手ごたえは前から感じている」
そう言い切れる自信は何よりの糧である。今週はそのショットが不調だったために優勝争いの蚊帳の外に置かれたが、逆に言えば、初出場なうえにショットが不調。アメリカのグリーンや芝に不慣れで、そして猛暑の中の3連戦で疲労気味。それでも優勝や上位入りのチャンスにつけていたことは、ショットさえ好調になれば大きな可能性があることを示していたと言えそうである。
「僕もやれそうだと感じた。あとは、噛み合わないところが難しいですけど」。期待が膨らむ”新人”である。
最終日はジャスティン・ローズ(イングランド)の一人舞台だった。2位との差こそ4打から3打へ縮まったが、サンデーアフタヌーンはただの一度も首位の座を譲らず、終始、安定したプレーぶり。いや、最終日のみならず、66-64-66-64と4日間、毎日、好スコアを出し続けたことは、何より、誰より素晴らしく、2位に3打差の通算20アンダーで圧勝。米ツアー9勝目は英国人選手による最多勝利数記録でニック・ファルド(イングランド)に並んだ。
37歳になったローズは、「全米オープン」を制したメジャーチャンプとしての貫禄も漂わせているが、そんなローズを眺めながら思い出されたのは20年前の彼の姿だ。17歳のアマチュアで「全英オープン」4位に食い込み、その勢いのままプロ転向。しかし、直後から21試合連続予選落ち。「早すぎるプロ転向だった?」「そのまま引退してしまう?」いろんなことが囁かれたが、ローズは黙々と挑み続けた。