＜全米オープン 事前情報◇11日◇シネコック・ヒルズGC＞

秋吉翔太はこの日、星野陸也と10番ホールからハーフラウンドを行った。全米オープンの難しいセッティングに苦しんでいると思いきや、開口一番「楽しかったです」と笑顔を見せた。

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「長いホールだったらピン位置が簡単にしてあったりグリーンを大きくしてあったり、ピン位置を（端に）ふってあるホールでも、いいショットを打つことができればバーディを取れるようにしてある。陸也くんのキャディをしていた杉澤（伸章）さん（丸山茂樹が米ツアーに参戦したときにエースキャディを務めた）にも、『米ツアーは技術面がしっかりしていればチャンスは作れるから』と言われました。杉澤さんには日本とアメリカの違いについても、いろいろと話を聞けました。アプローチでも普通に狙うのではなく、傾斜を使って寄せたり。そういうのが楽しいです。いろんなアプローチができる。上手く打てば寄るところにピンが切ってあると思う」と目を輝かせる。

昨日までは日本とはまったく違う芝質からのアプローチに悩まされていたが、今日のハーフラウンドではその攻略法が見え始めている。

「ラフからのアプローチでいつもよりも、少しヒールを浮かせて、手元を上げて構えるようにしたら、スムーズにヘッドが抜けるんです。昨日までは普通に打つとヘッドが突っかかっていた。ハンドアップ気味に構えると、何球か打って全部同じ球が出た。これは使えるなと思いました。また明日試して良かったら、本番でも使いたい」。実はこの打ち方にたどり着いたのは、昨日一緒にラウンドした小平智の一言がきっかけだった。