<全米オープン 事前情報◇12日◇シネコック・ヒルズGC(7,440ヤード・パー70)>
「全米オープン」開幕を2日後に控えた現地時間火曜日。世界ランク1位を争うダスティン・ジョンソンとジャスティン・トーマス(ともに米国)が公式会見に臨んだ。
【関連動画】豪打炸裂! DJが433yパー4でホールインワン寸前
先週の「フェデックス・セントジュード・クラシック」の最終日、最終ホールでイーグルフィニッシュを決めて派手な優勝を飾り、世界ランク1位に返り咲いたジョンソン。勢いをつけて乗り込んだ決戦の地でも、調子の良さは明らかだ。「今はすべてがいい状態。自信を持ってプレーできる」と、2016年以来の大会2勝目に向けて準備は整っている。
そんなジョンソンの攻略ポイントは、ずばりセカンドショット。「グリーン面の狙いどころが小さい。だからグリーンを狙うショットが大事になってくる」。傾斜がきつく、グリーン面の半分以上が使えないホールもあるほどのシネコック・ヒルズGC。さらにはグリーン周りが短く刈り込まれ、ひとたびこぼれ落ちると「パーセーブするのが非常にタフになる」ためだ。
300ヤード越えが当たり前のジョンソンにとっても、「風にもよるけど、セカンドで短いクラブを使う場面が意外と少ない。ロングアイアンのところもある。ドライバーを使うことが多くなると思う」と、少しでも飛ばして、ピンポイントでピンを狙うショットに集中する。「もちろん飛距離はアドバンテージになるけど、フェアウェイにいかないと」と、警戒感を強めながらも好調なショットで勝利をたぐり寄せる構えだ。
一方、世界ランクで4週にわたり1位を堅守しながらも、ジョンソンにその座を再び明け渡したトーマス。「特に残念でもないし、ボクはやるべきことをやり続けるだけ」と、至って冷静。昨年の「全米プロゴルフ選手権」でメジャー初制覇を遂げて、世界トッププレーヤーの座を確固たるものにし、すでに貫禄も備わっている。
ジョンソンほどではないものの、ロングヒッターのトーマスにとってのシネコック・ヒルズ攻略法は、「フェアウェイが硬すぎないので、転がりすぎる心配がない。平均的な飛距離の選手よりも短い番手で打てるので、フェアウェイに置くことが大事」と、こちらはまずはティショットをキーに挙げた。
そんな2人は予選ラウンドから早くも激突。タイガー・ウッズ(米国)を交えた3人で2日間を戦うことになる。まさに本物のビッグ3対決。最注目の組になることは間違いなさそうだ。(文・高桑均)
「全米オープン」開幕を2日後に控えた現地時間火曜日。世界ランク1位を争うダスティン・ジョンソンとジャスティン・トーマス(ともに米国)が公式会見に臨んだ。
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先週の「フェデックス・セントジュード・クラシック」の最終日、最終ホールでイーグルフィニッシュを決めて派手な優勝を飾り、世界ランク1位に返り咲いたジョンソン。勢いをつけて乗り込んだ決戦の地でも、調子の良さは明らかだ。「今はすべてがいい状態。自信を持ってプレーできる」と、2016年以来の大会2勝目に向けて準備は整っている。
そんなジョンソンの攻略ポイントは、ずばりセカンドショット。「グリーン面の狙いどころが小さい。だからグリーンを狙うショットが大事になってくる」。傾斜がきつく、グリーン面の半分以上が使えないホールもあるほどのシネコック・ヒルズGC。さらにはグリーン周りが短く刈り込まれ、ひとたびこぼれ落ちると「パーセーブするのが非常にタフになる」ためだ。
300ヤード越えが当たり前のジョンソンにとっても、「風にもよるけど、セカンドで短いクラブを使う場面が意外と少ない。ロングアイアンのところもある。ドライバーを使うことが多くなると思う」と、少しでも飛ばして、ピンポイントでピンを狙うショットに集中する。「もちろん飛距離はアドバンテージになるけど、フェアウェイにいかないと」と、警戒感を強めながらも好調なショットで勝利をたぐり寄せる構えだ。
一方、世界ランクで4週にわたり1位を堅守しながらも、ジョンソンにその座を再び明け渡したトーマス。「特に残念でもないし、ボクはやるべきことをやり続けるだけ」と、至って冷静。昨年の「全米プロゴルフ選手権」でメジャー初制覇を遂げて、世界トッププレーヤーの座を確固たるものにし、すでに貫禄も備わっている。
ジョンソンほどではないものの、ロングヒッターのトーマスにとってのシネコック・ヒルズ攻略法は、「フェアウェイが硬すぎないので、転がりすぎる心配がない。平均的な飛距離の選手よりも短い番手で打てるので、フェアウェイに置くことが大事」と、こちらはまずはティショットをキーに挙げた。
そんな2人は予選ラウンドから早くも激突。タイガー・ウッズ(米国)を交えた3人で2日間を戦うことになる。まさに本物のビッグ3対決。最注目の組になることは間違いなさそうだ。(文・高桑均)