<全米プロゴルフ選手権 最終日◇21日◇オークヒルCC(米ニューヨーク州)◇7394ヤード・パー70>
ヒザの故障からくる低迷。苦しむブルックス・ケプカ(米国)の横ですべてを見てきたキャディのリッキー・エリオット氏が、久しぶりの勝利を静かに喜んだ。
初タッグは10年前の同地 キャディが語るブルックス・ケプカの苦悩と復活劇
ブルックス・ケプカが大会3勝目を挙げた。常に傍らにいたキャディが数年の苦悩を明かす。
配信日時:2023年5月22日 06時00分
Round 4 | ||
---|---|---|
順位 | Sc | PLAYER |
1 | -5 | コリー・コナーズ |
1 | -5 | スコッティ・シェフラー |
1 | -5 | ビクトル・ホブラン |
4 | -3 | ブライソン・デシャンボー |
4 | -3 | ジャスティン・サー |
6 | -2 | ブルックス・ケプカ |
6 | -2 | カルム・タレン |
8 | -1 | ジャスティン・ローズ |
8 | -1 | テイラー・ペンリス |
10 | 0 | キーガン・ブラッドリー |
<全米プロゴルフ選手権 最終日◇21日◇オークヒルCC(米ニューヨーク州)◇7394ヤード・パー70>
ヒザの故障からくる低迷。苦しむブルックス・ケプカ(米国)の横ですべてを見てきたキャディのリッキー・エリオット氏が、久しぶりの勝利を静かに喜んだ。
ケプカがインタビューや華やかなセレモニーに出席し、表舞台で大歓声を浴びているころ、エリオット氏はバッグの横で冷静にこの数年間を振り返った。
「とにかくヒザが良くなったことが大きいと思う。彼は本当にハードワークをしてきた。よくまた勝てたと思う」。2017年に「全米オープン」を制すると翌年に連覇達成。同年の「全米プロ」にも勝利すると、こちらも連覇を果たした。圧倒的な強さで世界ナンバー1に君臨したが、その後はヒザの故障で成績が低迷した。
ボロボロになったヒザにメスを入れ、徐々に回復。昨夏から「LIVゴルフ」に移籍し、ゆっくりと回復に努めた。そしてLIVで2勝目を挙げた翌週、4月の「マスターズ」で復活の2位。メジャーハンターの異名をとるケプカがまた表舞台に戻ってきた。
「この勝利は彼にとって特別なものになると思う。ケガもあり、年齢も重ねて厳しい状況だった。思うようにプレーができないことに腹立っていた時期もあった。それでもとにかく、彼は自分と闘ってきた」とエリオット氏。間近で苦しい時期を見てきたからこそ、この数年の苦労をねぎらう言葉に重みが宿る。
実は今回のオークヒルCCは、ケプカとエリオット氏がはじめてタッグを組んだ地。10年前の本大会でのことだ。当時ケプカは米ツアー出場が叶わない状態で、欧州ツアーの転戦を始めた頃。予選通過を果たしたものの、70位タイに終わったが、その後もケプカの隣にはエリオット氏がいた。これで、ともに獲得したメジャータイトルは5つめだ。
「とってもスペシャルなことだね」。優勝トロフィーを掲げる誇らしげなケプカ。それを支えてきた男の顔もまた、誇らしげだった。
この記事のタグ
記事に関連するリーダーボード
Round 4 | ||
---|---|---|
順位 | Sc | PLAYER |
1 | -5 | コリー・コナーズ |
1 | -5 | スコッティ・シェフラー |
1 | -5 | ビクトル・ホブラン |
4 | -3 | ブライソン・デシャンボー |
4 | -3 | ジャスティン・サー |
6 | -2 | ブルックス・ケプカ |
6 | -2 | カルム・タレン |
8 | -1 | ジャスティン・ローズ |
8 | -1 | テイラー・ペンリス |
10 | 0 | キーガン・ブラッドリー |
関連記事
全米プロゴルフ選手権
全米プロゴルフ選手権のニュース
- 「本当に関係ない、過去のこと」 世界に挑戦する比嘉一貴が“賞金王”の肩書きに思うこと
- 「夢のような一週間」 ホールインワンも達成、クラブプロが魅せた“アメリカンドリーム”
- 全米プロ、「優勝者」と「立役者」【舩越園子コラム】
- LIV勢がメジャー初制覇! トップ10に3選手、マスターズに続く大健闘
- 比嘉一貴は決勝ラウンドで苦戦も取り戻した“自信” 「次が楽しみになった」
PGAツアー 週間アクセスランキング
ツアー別に見る
全ツアーTOP | JLPGA (国内女子) |
JGTO (国内男子) | LPGA (米国女子) |
PGA (米国男子) | DP World (欧州男子) |
Asian | LIV GOLF |
ステップアップ | ネクストヒロイン |
PGAシニア | ABEMA |
アマチュア・他 | LADY GO CUP |