それでも自分のスタッツを見返すなどして、糸口を探った。その結果「初日の成績が悪い」というデータを見つけ、ANAでは練習ラウンドでしっかりとスコアをつけて、これを“第1ラウンド”と考えるようにした。すると、“第2ラウンド”(初日)に「67」で単独首位発進。「たまたまかもしれないですけど」と笑ったが、最高の結果で自信を回復した。
これ以外にも、初勝利が高木にもたらしたものは大きい。それがステップ優勝者に与えられる、『QTはファイナルから参加』という権利だ。過去2回、プロテストに失敗している高木はTP単年登録者という立場で今季のツアーを戦っている。今年もプロテストを受験する予定だが、「QTに出られると思うと、受験の時の気持ちが少し楽になります」と、大きな“後ろ盾”を得たのだった。
今の照準は、ステップの賞金ランクで上位になること。そのために推薦を手にできそうな大会を見送り、あえてステップの試合を選んだこともあるほどだ。「日本女子オープン(10月3〜6日)も、同じ週にフンドーキンレディース(10月1〜3日)があるので、予選も受けません!『出てたら勝ててたかもなー』とか後悔したくないんです」。ブレない気持ちで、賞金ランク2位までが獲得できる、来季のレギュラー前半戦出場権まで突っ走る。
「1勝できたので、自分でも勝てるというのは分かりました。もう1つ勝てれば、(賞金ランク)1位、2位も見えてくるかな」。自らのことを「単純でお調子者」と言うように、その明るい性格も魅力の一つ。さらに“調子に乗って”、目標へズンズン突き進んでいく21歳の今後に期待だ。(文・間宮輝憲)
これ以外にも、初勝利が高木にもたらしたものは大きい。それがステップ優勝者に与えられる、『QTはファイナルから参加』という権利だ。過去2回、プロテストに失敗している高木はTP単年登録者という立場で今季のツアーを戦っている。今年もプロテストを受験する予定だが、「QTに出られると思うと、受験の時の気持ちが少し楽になります」と、大きな“後ろ盾”を得たのだった。
今の照準は、ステップの賞金ランクで上位になること。そのために推薦を手にできそうな大会を見送り、あえてステップの試合を選んだこともあるほどだ。「日本女子オープン(10月3〜6日)も、同じ週にフンドーキンレディース(10月1〜3日)があるので、予選も受けません!『出てたら勝ててたかもなー』とか後悔したくないんです」。ブレない気持ちで、賞金ランク2位までが獲得できる、来季のレギュラー前半戦出場権まで突っ走る。
「1勝できたので、自分でも勝てるというのは分かりました。もう1つ勝てれば、(賞金ランク)1位、2位も見えてくるかな」。自らのことを「単純でお調子者」と言うように、その明るい性格も魅力の一つ。さらに“調子に乗って”、目標へズンズン突き進んでいく21歳の今後に期待だ。(文・間宮輝憲)