例えば、ファースト3地区で最多となる97人が出場したB地区(三重県・伊勢CC)で言うと、ここで50位になった選手は50÷97で個人指数は0.52(小数点第3位で四捨五入)となる。これを全地区全選手分割り出して、ランク化する。
同じ個人指数で並んだ場合は、出場が多い地区の選手が上位となる。つまり71人が出場したC地区で、0.52という個人指数の選手がいたら、出場人数の多いB地区の選手が上位になるというわけだ。「人数やコース、コンディションが違う場所同士で、公平性を期している」(LPGA)という考えのもと、ランクが与えられている。
そして、ファーストで敗退した選手でも140位以内なら先ほどの通りステップ全試合に出場できる見込みになる。200位以内までの選手なら、ステップ数試合がQTランクで割り当てられそうな見通しだ。そしてファイナル同様に、棄権した場合でもランクは与えられる。
このQTランクは、もちろん来年の試合出場に大きな意味をなすのは間違いがない。しかし、渋野日向子はQTランク40位から、今年の大・大・大ブレークにつなげた。また、今季ツアー初勝利を挙げ初シード選手にもなった稲見萌寧はQT103位スタートにもかかわらず、限られた試合で結果を出しリランキング突破→優勝→シード入りの道を歩んだ。QTを戦った選手たちが、来年どのような活躍を見せるか? それこそが選手にとっては本当に重要なことだ。
同じ個人指数で並んだ場合は、出場が多い地区の選手が上位となる。つまり71人が出場したC地区で、0.52という個人指数の選手がいたら、出場人数の多いB地区の選手が上位になるというわけだ。「人数やコース、コンディションが違う場所同士で、公平性を期している」(LPGA)という考えのもと、ランクが与えられている。
そして、ファーストで敗退した選手でも140位以内なら先ほどの通りステップ全試合に出場できる見込みになる。200位以内までの選手なら、ステップ数試合がQTランクで割り当てられそうな見通しだ。そしてファイナル同様に、棄権した場合でもランクは与えられる。
このQTランクは、もちろん来年の試合出場に大きな意味をなすのは間違いがない。しかし、渋野日向子はQTランク40位から、今年の大・大・大ブレークにつなげた。また、今季ツアー初勝利を挙げ初シード選手にもなった稲見萌寧はQT103位スタートにもかかわらず、限られた試合で結果を出しリランキング突破→優勝→シード入りの道を歩んだ。QTを戦った選手たちが、来年どのような活躍を見せるか? それこそが選手にとっては本当に重要なことだ。