「最終日の朝、明愛選手は『楽しんで勝ちます』と言って出て行ったんです。カストロールは周りのことを考えすぎていたと反省をしたそうです。今回は逃げない気持ちで攻める感じがとても出ていました」。ひたすら自分のスコアを伸ばすことに終始した明愛。象徴的なシーンが18番だった。
打ち下ろしのパー5で2打目はピンまで220ヤード。ややフォローで打ち下ろしとはいえ、ここで5番アイアンを振り抜いた。ところがこれが不運にもグリーン右サイドのビーチバンカーの淵に当たり、池に戻ってしまう。ボールは完全に水の中だったが、そこで靴を脱ぎだして池の中に入っていった。
「賛否はあると思います。3打のリードがあったわけですから、ドロップしてボギーでも良かったんです。それが、最初の1打目が出なかったあとも『もう一回行きます!』と言って再びウォーターショットをしたんです」。結果的に1打差で逃げ切り優勝。「荒削りなところもありますが、攻める姿勢を忘れない選手ですね。16番ではティショットを曲げてグリーンオーバー。寄せるのも難しい所からチップインバーディ。2番パー5では直ドラも披露してバーディを獲りましたし、本当に楽しみです」と明愛の攻撃的プレーに下村も驚いた。
「体幹の強さ、関節の強さ、筋肉の質量、柔軟性、バランス、すべてをとってもポテンシャルの高さしか感じません。そこに攻める気持ち。それをやり遂げる気持ちの強さ。ずば抜けています」と何度も絶賛の言葉を繰り返す。
■地元広島勢に海外メジャー経験の高校生もおもしろい
明愛はもちろん、妹の千怜からも目が離せない。岩井ツインズの3連勝にも期待がかかるが、下村は一人の高校生に注目する。「小暮千広さんです。フンドーキンレディースでもベストアマになっていますし、岩井選手の1学年下。この世代がどういうプレーを見せるかも注目です」と下村。
打ち下ろしのパー5で2打目はピンまで220ヤード。ややフォローで打ち下ろしとはいえ、ここで5番アイアンを振り抜いた。ところがこれが不運にもグリーン右サイドのビーチバンカーの淵に当たり、池に戻ってしまう。ボールは完全に水の中だったが、そこで靴を脱ぎだして池の中に入っていった。
「賛否はあると思います。3打のリードがあったわけですから、ドロップしてボギーでも良かったんです。それが、最初の1打目が出なかったあとも『もう一回行きます!』と言って再びウォーターショットをしたんです」。結果的に1打差で逃げ切り優勝。「荒削りなところもありますが、攻める姿勢を忘れない選手ですね。16番ではティショットを曲げてグリーンオーバー。寄せるのも難しい所からチップインバーディ。2番パー5では直ドラも披露してバーディを獲りましたし、本当に楽しみです」と明愛の攻撃的プレーに下村も驚いた。
「体幹の強さ、関節の強さ、筋肉の質量、柔軟性、バランス、すべてをとってもポテンシャルの高さしか感じません。そこに攻める気持ち。それをやり遂げる気持ちの強さ。ずば抜けています」と何度も絶賛の言葉を繰り返す。
■地元広島勢に海外メジャー経験の高校生もおもしろい
明愛はもちろん、妹の千怜からも目が離せない。岩井ツインズの3連勝にも期待がかかるが、下村は一人の高校生に注目する。「小暮千広さんです。フンドーキンレディースでもベストアマになっていますし、岩井選手の1学年下。この世代がどういうプレーを見せるかも注目です」と下村。