前回大会、前々回大会、そして第1回大会の優勝スコアは3日間トータル4アンダー。いずれもアンダーパーは3人とスコアの伸ばしあいというよりは、いかに耐えて、少ないチャンスをものにするかが問われそうだ。その意味でも、距離が短くなったことがどう影響するのか。
「沖縄ですから、海風が吹いたときの対応力が問われます。また、グリーンのアンジュレーションも大きいので、ホールごとに攻守の切り替えをうまく行う必要があります。ティショットの精度、グリーンを狙うショットの方向性、距離感も重要です。風に対応する高低や球筋の打ち分けも求められます」と、戦略性と技術力の双方が試される。「芝は日本で初めて導入されたシーショアパスパラム。これはリオ五輪のコースにも使われた芝で、環境ストレスに強い芝です。塩を含む海風にも耐えられる芝でしっかりとした芝質。ここの攻略も必要です」(下村)。
■解き放たれたルーキーたちが躍動する!?
注目選手を見ていこう。大きな目玉は、今年の6月にプロテストに合格したルーキーたちが出陣する点だ。これまでの大会でも主催者推薦などで出場してきたが、今週からは全ルーキーに出場権があるため、総勢20人が大挙して参戦する。
「すでに岩井明愛、千怜選手の姉妹連勝もありましたが、ほかのルーキー選手にも注目選手が多いのが今年の特徴です。まず一人目はツアープレーヤー最年少の桑木志帆選手です」と下村。2003年1月生まれの18歳。今春高校を卒業し、地元岡山県の倉敷芸術大学生命科学部健康科学科に進学した女子大生プロだ。「桑木選手に話を聞いたところ、体育教師の資格を取りたいと話していました。体のことや栄養学も学べるということで、自分の生活にも役立つ勉強ができるようです」と、文武両道の新人プロに注目している。
桑木の特長は飛距離が出ることと下村。「スイングを見ると、右足が地面から離れるのが遅い、いわゆるベタ足打法です。これにより、軸がブレずにミート率も上がり飛距離も出るというわけです。フォロースルーでしっかりと腕が伸びますし、大きく強い球が打てます。ただし、これには筋力が必要。坂道ランニングや下半身メインのトレーニングを欠かさず行っているからこそできるのでしょう。強い球が打てるので、風にも強いと思います」。スケールの大きなゴルフが、沖縄の難敵に打ち勝つことはできるのか。
「沖縄ですから、海風が吹いたときの対応力が問われます。また、グリーンのアンジュレーションも大きいので、ホールごとに攻守の切り替えをうまく行う必要があります。ティショットの精度、グリーンを狙うショットの方向性、距離感も重要です。風に対応する高低や球筋の打ち分けも求められます」と、戦略性と技術力の双方が試される。「芝は日本で初めて導入されたシーショアパスパラム。これはリオ五輪のコースにも使われた芝で、環境ストレスに強い芝です。塩を含む海風にも耐えられる芝でしっかりとした芝質。ここの攻略も必要です」(下村)。
■解き放たれたルーキーたちが躍動する!?
注目選手を見ていこう。大きな目玉は、今年の6月にプロテストに合格したルーキーたちが出陣する点だ。これまでの大会でも主催者推薦などで出場してきたが、今週からは全ルーキーに出場権があるため、総勢20人が大挙して参戦する。
「すでに岩井明愛、千怜選手の姉妹連勝もありましたが、ほかのルーキー選手にも注目選手が多いのが今年の特徴です。まず一人目はツアープレーヤー最年少の桑木志帆選手です」と下村。2003年1月生まれの18歳。今春高校を卒業し、地元岡山県の倉敷芸術大学生命科学部健康科学科に進学した女子大生プロだ。「桑木選手に話を聞いたところ、体育教師の資格を取りたいと話していました。体のことや栄養学も学べるということで、自分の生活にも役立つ勉強ができるようです」と、文武両道の新人プロに注目している。
桑木の特長は飛距離が出ることと下村。「スイングを見ると、右足が地面から離れるのが遅い、いわゆるベタ足打法です。これにより、軸がブレずにミート率も上がり飛距離も出るというわけです。フォロースルーでしっかりと腕が伸びますし、大きく強い球が打てます。ただし、これには筋力が必要。坂道ランニングや下半身メインのトレーニングを欠かさず行っているからこそできるのでしょう。強い球が打てるので、風にも強いと思います」。スケールの大きなゴルフが、沖縄の難敵に打ち勝つことはできるのか。