「もう一人、上野菜々子選手にも注目です。4月のオーガスタナショナル女子アマチュアにも出場していますし、そういった海外経験が対応力にもつながっていると思います。カストロールレディースではプレーオフまで進みましたし、ラウンド中の修正力も高い選手。立て直しがきく点では、コースにも合っているのではないでしょうか」(下村)
2000年度生まれのプラチナ世代の一角だが、19年に受検した最初のプロテストは不合格。「そこからいろいろなことを学び直してきたこと、ゴルフに対する熱量やメンタルの強さが際立っていることが強いところです。海外選手のスイングの研究もしているようですし、楽しみな選手です」と期待を寄せる。
「スイングについては、バックスイング時の捻転差があってしっかりパワーが溜まる。トップで切り返してからは下半身の高さが変わらないので、バランスがとてもいいです。これはつまり、どんな傾斜やライでもしっかりとバランス良く振れるということです。体重を落として筋力をアップし、飛距離も昨年より10ヤードほど伸びていると聞きます。楽しみですね」(下村)
■残り3戦 賞金ランキングが気になる季節
今大会を含めて、ステップ・アップ・ツアーも残り3試合。気になるのは賞金ランキングだ。同ランキングで1位、2位に入れば来季のレギュラーツアー前半戦の出場権を得ることができるため、選手もここを目指して最後の踏ん張りを見せそうだ。
現在のトップはルーキーのリ・ハナ(韓国)。すでに3勝を挙げて約1800万円を獲得している。2位の小野祐夢に約570万円の差をつけて独走状態だ。その小野を約120万円差で追うのが3位の石川怜奈。そして服部真夕、竹山佳林らが追う展開となっている。「2位までに入ると入らないとでは天と地の差です。リ・ハナさんはほぼ決まりですから、2位を巡る争いは激戦ですね」。下村も注目するこの戦いに敗れたとしても、同3位〜10位に入るか、ステップで優勝を果たせばQTのファイナルから出場ができるため、現在トップ圏外の選手も、残り3戦でジャンプアップを狙ってくる。
2000年度生まれのプラチナ世代の一角だが、19年に受検した最初のプロテストは不合格。「そこからいろいろなことを学び直してきたこと、ゴルフに対する熱量やメンタルの強さが際立っていることが強いところです。海外選手のスイングの研究もしているようですし、楽しみな選手です」と期待を寄せる。
「スイングについては、バックスイング時の捻転差があってしっかりパワーが溜まる。トップで切り返してからは下半身の高さが変わらないので、バランスがとてもいいです。これはつまり、どんな傾斜やライでもしっかりとバランス良く振れるということです。体重を落として筋力をアップし、飛距離も昨年より10ヤードほど伸びていると聞きます。楽しみですね」(下村)
■残り3戦 賞金ランキングが気になる季節
今大会を含めて、ステップ・アップ・ツアーも残り3試合。気になるのは賞金ランキングだ。同ランキングで1位、2位に入れば来季のレギュラーツアー前半戦の出場権を得ることができるため、選手もここを目指して最後の踏ん張りを見せそうだ。
現在のトップはルーキーのリ・ハナ(韓国)。すでに3勝を挙げて約1800万円を獲得している。2位の小野祐夢に約570万円の差をつけて独走状態だ。その小野を約120万円差で追うのが3位の石川怜奈。そして服部真夕、竹山佳林らが追う展開となっている。「2位までに入ると入らないとでは天と地の差です。リ・ハナさんはほぼ決まりですから、2位を巡る争いは激戦ですね」。下村も注目するこの戦いに敗れたとしても、同3位〜10位に入るか、ステップで優勝を果たせばQTのファイナルから出場ができるため、現在トップ圏外の選手も、残り3戦でジャンプアップを狙ってくる。