飛び系アイアンブームは終焉!? 「今年はセミアスリート系が売れてます」【アイアン売り上げランキング】
6月24日~6月30日に売れたクラブ・ボールはこれ!
配信日時:2024年7月6日 11時00分
アイアン部門の売り上げトップ10を調べると、キャロウェイの『Xフォージドシリーズ』、タイトリストの『Tシリーズ』、そしてピンの『i530』などセミアスリート系アイアンが上位にきている。数年前まで大型ヘッドの飛び系アイアンが人気だったが、傾向が変わってきたのか? PGAツアースーパーストア大宮店の門村勇治さんに話を聞いた。
「店舗で接客していても、少しずつトレンドが変わってきている感じはします。今年のアイアンでは、キャロウェイの『Xフォージド スター』とピンの『ブループリントS』が人気です。どちらも想定を超える注文によって一部欠品しているスペックもありますが、今でも需要は高い。実はこの2モデルは完全なアスリートモデルというよりもセミアスリート系。『Xフォージド スター』は『Xフォージド』に比べると少しやさしい。『ブループリントS』も『ブループリントT』に比べると寛容性が高いです」
なぜ、セミアスリート系のモデルが人気なのか?
「今でもアイアンに飛距離性能を求める方は一定数いますが、それよりも打感の良さ、スピン性能、そして見た目のカッコ良さを求めるゴルファーが増えました。そうなったときにセミアスリートタイプのアイアンはシャープな形状でロフトも30度前後。適度な寛容性もあるという点がちょうど良かったと思います」
今年上半期のアイアンランキングを振り返っても7番アイアンでロフト25度、26度という超ストロングロフトのアイアンはほとんど上位に入ってこない。逆にセミアスリート系のアイアンはロングセラーとして根強い人気を誇っている。
【アイアン売り上げランキング トップ3】
1位 テーラーメイド Qi
2位 ダンロップ ゼクシオ13
3位 キャロウェイ Xフォージド スター
※データ提供:矢野経済研究所、6月24日~6月30日のデータ
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●今季はアイアンの当たり年と言われている。アイアン選びに悩む人は、関連記事【最新アイアン35機種の秘密! やさしいモデルは7番平均ロフト角29.3度、アスリートモデルは31.4度!】を読めば、ピッタリモデルが分かる!?
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