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女子プロでは軟鉄鍛造アイアンが流行中! 最新34モデルのどのタイプを彼女たちは使っている?

女子プロでは軟鉄鍛造アイアンが流行中! 最新34モデルのどのタイプを彼女たちは使っている?

女子ツアーが開幕して様々な人気モデルを女子プロは使用している。そこで彼女たちの使用モデルについてチェック。アイアン選びのヒントになる点を調査してみた。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年3月31日 11時00分

女子ツアーが開幕して様々な人気モデルを女子プロは使用している。そこで彼女たちの使用モデルについてチェック。アイアン選びのヒントになる点を調査してみた。

【写真】34モデルの顔と性能をチェック! 一番飛んだのは『インプレス』、軟鉄鍛造の『241CB』は美しい顔で操作性高い
安田祐香は『スリクソン ZXi5』を新たに採用
安田祐香は『スリクソン ZXi5』を新たに採用
安田祐香は『スリクソン ZXi5』を新たに採用
安田祐香は『スリクソン ZXi5』を新たに採用
桑木志帆は、『241CB』を愛用
桑木志帆は、『241CB』を愛用
桑木志帆は、『241CB』を愛用
桑木志帆は、『241CB』を愛用
佐藤心結は5・6番に『258CBP』を使用
佐藤心結は5・6番に『258CBP』を使用
佐藤心結は5・6番に『258CBP』を使用
佐藤心結は5・6番に『258CBP』を使用
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安田祐香は『スリクソン ZXi5』を新たに採用

昨季3勝を挙げた桑木志帆は、ハーフキャビティの『241CB』を愛用。「新モデルは良かったですね。ソールの前と後ろを削っていて、ヘッドの抜けがすごく良かったですね。打感は柔らかいですよ」と絶賛する。

昨年初優勝を遂げた安田祐香はアマチュアに人気の『スリクソン ZXi5』を新たに採用。「違和感なく替えられました。ソールの抜けがすごく良くてスピンがかかるのが、一番良かったです。打感は柔らかいですね」とコメントしている。

佐藤心結は5、6番にやさしい軟鉄鍛造の『258CBP』を使用。「やさしめの軟鉄鍛造モデルですけど、見た目はスッキリ見えるので、すごくいいと思います。もちろんやさしくて打ちやすいモデルですね」と語る。

ミート率が低くてヘッドスピードが遅めの初・中級者に合うのは、寛容性の割合が最も大きい大型&軽量モデル。その中で、球を上げたい人はロフトが多めのモデルを、スライサーはつかまりのいいモデルを選ぼう。
とにかくアイアンでも飛ばしたい人に合うのは、ストロングロフト&長尺の飛距離重視モデル。クラブ長が長い分、ある程度のミート率は必要だが、球を上げるために深重心設計のモデルが多く、ミスヒットにも強い
アベレージゴルファーが求める寛容性と飛距離の割合が大きいが、安定して自分の持ち球が打てる操作性も備えたモデル。これから上達を目指すアベレージ向きだが、やさしくプレーしたいアスリートも使える
アスリートが求める操作性の割合が大きい中で、寛容性と飛距離をバランスよく備えたモデル。セミアスリートや、やさしくプレーしたいアスリート向きだが、これから上達を目指すアベレージも十分使える
操作性の割合が最も大きく、必要最小限の寛容性と飛距離を備えたモデル。シャープな軟鉄鍛造キャビティだが、操作性追求型よりもひと回りヘッドが大きく、タングステンウェイトなどの異素材複合型が多い
スピンコントロール性能が高くてインパクトのフィーリングを感じられるシャープなモデル。操作性が中心で、やさしさや飛びを感じる要素は少ないが、芯に当てられる技術とパワーがあれば自在にボールを操れる
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ミート率が低くてヘッドスピードが遅めの初・中級者に合うのは、寛容性の割合が最も大きい大型&軽量モデル。その中で、球を上げたい人はロフトが多めのモデルを、スライサーはつかまりのいいモデルを選ぼう。

アイアン選びで重要なのが、自分のプレースタイルや技術レベルと、クラブの性能がマッチしていることだろう。それには、各アイアンの寛容性、飛距離、操作性の割合を明確にする必要がある。そこで、ギアに精通するプロ・伊丹大介が試打を行い、最新の34モデルを以下の6タイプに分類してみた。

【タイプ①】ミスに強い+飛び、【タイプ②】ぶっ飛び+やさしさ、【タイプ③】バランス型(寛容性・飛距離重視)、【タイプ④】バランス型(操作性重視)、【タイプ⑤】操作性+やさしさ・飛距離、【タイプ⑥】操作性に特化

「ミート率やパワーに自信がないアベレージに合うのは、寛容性と飛距離を重視したモデル。その中で、方向安定性が第一という人はタイプ①、とにかくアイアンでも飛ばしたい人はタイプ②を選びましょう。また、ピンを狙いたいアスリートに合うのは、高い操作性を備えたモデル。その中で、ある程度のやさしさと飛距離がほしい人はタイプ⑤、緻密に距離や弾道を打ち分けたい人にはタイプ⑥が合いますね」と、ギアに精通するプロゴルファーの伊丹大介は話す。

そして、アベレージにもアスリートにも使えるのが、バランス型のオールマイティモデル。その中で、若干寛容性と飛距離の割合が高いのがタイプ③、操作性の割合が高いのがタイプ④になる。女子プロが使用するのは、主にタイプ⑤とタイプ⑥が多かった。高い操作性を備えたモデルを好むと言えよう。

以下にタイプ別と試打したクラブのリストをまとめているので、アイアン選びの際の参考にしてほしい。

【タイプ①】ミスに強い+飛び
ミート率が低くてヘッドスピードが遅めの初・中級者に合うのは、寛容性の割合が最も大きい大型&軽量モデル。その中で、球を上げたい人はロフトが多めのモデルを。
【試打リスト】
ピン:G440
ミズノ:JPX925 ホットメタル
ミズノ:JPX925 ホットメタル HL
コブラ:DS-ADAPT MAX
グローブライド:オノフ ラボスペック RB-247M  
プロギア:PRGR 04
キャロウェイ:ELYTE X
キャロウェイ:APEX Ai300

【タイプ②】ぶっ飛び+やさしさ
アイアンでも飛ばしたい人に合うのは、ストロングロフト&長尺の飛距離重視モデル。球を上げるために深重心設計のモデルが多く、ミスヒットにも強い。
【試打リスト】
ヤマハ:インプレス ドライブスター TYPE/D
ヤマハ:インプレス ドライブスター TYPE/S
マジェスティゴルフ:マジェスティ ロイヤル
つるや:アクセル A40

【タイプ③】バランス型(寛容性・飛距離重視)
アベレージが求める寛容性と飛距離の割合が大きいが、安定して持ち球が打てる操作性も備えたモデル。やさしくプレーしたいアスリートも使える。
【試打リスト】
キャロウェイ:APEX Ai200
キャロウェイ:ELYTE
コブラ:KING TEC X
コブラ:DS-ADAPT
キャロウェイ:ELYTE MAX FAST
ダンロップ:スリクソン ZXi4
本間ゴルフ:T//WORLD Hx
テーラーメイド:Qi MAX LITE

【タイプ④】バランス型(操作性重視)
アスリートが求める操作性の割合が大きい中で、寛容性と飛距離をバランスよく備えたモデル。セミアスリートや、やさしくプレーしたいアスリート向き。
【試打リスト】
本間ゴルフ:T//WORLD Px
ミズノ:JPX925 ホットメタル プロ
テーラーメイド:P770
フォーティーン:TB-5 FORGED

【タイプ⑤】操作性+やさしさ・飛距離
操作性の割合が最も大きく、必要最小限の寛容性と飛距離を備えたモデル。シャープな軟鉄鍛造キャビティだが、ひと回りヘッドが大きく、タングステンウェイトなどの異素材複合型が多い。
【試打リスト】
ブリヂストンゴルフ:242CB+
コブラ:KING TEC
テーラーメイド:P7CB
本間ゴルフ:T//WORLD Vx
ダンロップ:スリクソン ZXi5
ブリヂストンゴルフ:258CBP

【タイプ⑥】操作性に特化
スピンコントロール性能が高くてインパクトのフィーリングを感じられるシャープなモデル。操作性が中心で、芯に当てられる技術とパワーがあれば自在にボールを操れる。
【試打リスト】
ミズノ:Mizuno Pro S-3
本間ゴルフ:T//WORLD TOUR V
ダンロップ:スリクソン ZXi7
ブリヂストンゴルフ:241CB

解説・試打 伊丹大介
いたみ・だいすけ/1976年生まれ。2004年プロ入り。スイング理論に精通しクラブに対する造詣も深い。現在は日本ゴルフアカデミーを主宰し、ゴルフの普及に力を入れている

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