シン貧打爆裂レポート『TSR1 ドライバー』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2023年4月5日 08時00分
ロマン派ゴルフ作家語る
『TSR1 ドライバー』は、アドレスビューで、フェースをストレートに構えると、ボールを包み込むような感じになって、ひと昔前のオーソドックスなドライバーみたいで、とても良いのです。シャフトは、動かすとけっこう緩めに動くので、やわらかすぎるかと思いましたが、振るとしっかりとして、ヘッドスピード40m/sの僕にはちょうど良い感じだとも言えました。
最初のホールから最後まで、狙ったところにしか飛びませんでした。それも、しっかりと距離が出ているのです。ロフト9度が、ベストマッチだったようで、弾道もストレート系で快感でした。
やさしいドライバーと聞くと、スライス防止機能を期待するゴルファーもたくさんいます。しかし、残念ですが、『TSR1 ドライバー』は、スライス防止、すなわち、ドローバイアスは、ほとんど感じないのです。ただ、もう一つのミスヒットしても、芯に当たったようなボールが打てるというやさしさは、市場にあるドライバーの中でもトップレベルの機能を発揮してくれます。
まとめると、ミスヒットが原因で、曲がったり、飛距離が出ないゴルファーにとって、『TSR1 ドライバー』は最高にやさしいドライバーとして武器になります。
『TSR1 ドライバー』は、ミスの許容性が高いドライバーとして、一つの完成形を見せてくれます。
ソールを見ても、アドレスビューでも、わかりやすい機能が見えるようにはなっていません。打ってわかる人だけが、わかってくれれば良いし、わからない訳はないという強い自信を感じさせます。実際に試打をしてみても、現在市場にあるドライバー中で、自分が選ぶとしたらラインキングで3位以内に入ります。ラウンド後に、メーカーに返したくない、と思いました。
『TSR1 ドライバー』は、軽いクラブが得意で、本格的なドライバーが欲しいというゴルファーにオススメです。また、高機能なのに扱いやすいドライバーが欲しいゴルファーにもオススメです。
結果論ですが、SRフレックスのシャフトと、9.0度のロフトのヘッドという組み合わせが、本当に上手く機能してくれました。他のヘッドとフレックスも打ってみたくなりました。推測ですが、10.0度のほうがもっとやさしいはずなので、自信がないゴルファーは、そちらを選択するのが正解かもしれません。
『TSR1 ドライバー』は、タイトリストのテクノロジーと、今までの蓄積したデータを凝縮させた本格的なドライバーです。想定していたより、何倍も完成されていました。このドライバーに変更したら、間違いなく平均スコアが良くなると確信させるドライバーが、市場にあることは、ゴルファーとして本当に幸せなことです。
試打アイテムスペック
『TSR1 ドライバー』
ロフト角:9.0度 ※ 他に10.0度もあり
長さ :45.75インチ
ライ角 :59.0度
シャフト:TSP120 50(SR)
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』