桑木志帆、河本結、安田祐香らが使う女子プロで流行するスチールシャフトの名器って何だ?
女子プロのアイアンシャフトを見ると意外な発見が。最新ではない『N.S.PRO 850GH』を使用する選手が多いのだ。その理由はなぜなのか?調査してみた。
配信日時:2024年11月28日 01時00分
女子プロのアイアンシャフトを見ると意外な発見が。最新ではない『N.S.PRO 850GH』を使用する選手が多いのだ。その理由はなぜなのか?調査してみた。
最近の女子プロが愛用するアイアンシャフトを見ると、『N.S.PRO 850GH』が多い。桑木志帆、河本結、佐久間朱莉、安田祐香などショットーメーカーが使っている。一体なぜだろうか?
「女子プロは、ドライバーで50グラム台のシャフトを使用する選手が多く、重量フローを考えるとアイアンでは80グラム台が最適です。その意味で人気となっているのが『N.S.PRO 850GH』です。一般的には『N.S.PRO 950GH』が定番ですが、実は先端のしなりが多くなります」(クラブフィッター吉川仁氏)
このモデルの特徴はまず、手元のステップが二重で粘りが生まれることだ。切り返しでヘッドが暴れず、全体的にしなるのでタメが作れて操作性もいいという。
また、軽量スチールだが、先端の剛性がしっかりしている点も見逃せない。弾道の強さや方向安定性も高い。しなりやすい『N.S.PRO950GH』より挙動は安定するという。
「全体がしなってタイミングを取りやすい『N.S.PRO 850GH』が重量的にも、特性的にも女子プロにドンピシャですね。シャフトが遅れて当たりアイアンが打ち込みやすくなるので、アマチュアにもおすすめですよ」(吉川仁氏)
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