マキロイが『ステルス2プラス』に替えた理由はタイガーのアウトドライブ!?
ローリー・マキロイが2023年モデル『ステルス2プラス』に前戦の大会途中で変更した理由を明らかに。
配信日時:2023年3月3日 02時37分
米国テーラーメイドが、契約プロたちのドライバーヘッドに関する詳細情報をレポートしている。「チーム・テーラーメイドが挑戦的なベイヒルのレイアウトに挑む準備が整う中、ディフェンディングチャンピオンのスコッティ・シェフラーを含む各アスリートのドライバー セットアップを詳しく見てみたいと思います」(同社)
今年初戦で優勝した「ドバイ・デザートクラシック」と「WMフェニックスオープン」では『ステルスプラス』ドライバーだったマキロイ。直近のタイガー・ウッズと同組で回った前戦「ジェネシス招待」も初日まで『ステルスプラス』だったが、2日目から新作『ステルス2プラス』を投入。珍しく大会途中でヘッド変更した理由を同社が明かしている。
「タイガーのアウトドライブでうんざりしたこともあるね。(笑)フェニックスの試合でドライバー(ステルスプラス)のスピン量が少し少ないことに気づいたんだ。それで、ロサンゼルス(ジェネシス招待)に行ったときに、(ステルスプラス)ドライバーのロフトを1段上げたんです。でも、ボクはドライバーのフェース角にはこだわりがあるので、ロフトを1クリック上げると、明らかにフェースが少し見えて、ボクには少し左向きに見えてしまう。
で、リビエラ(ジェネシス招待)の初日は、フェースの真ん中で1発も打てなかったから、もっと他のものを試す必要があったんだ。この『ステルス2』のヘッドは、少しスピンがかかる気がするけど、フェース角はよりニュートラル、あるいはボクがよりニュートラルと感じている角度を試してみた。中間を打ち始めると、より安定したスピン量が得られるようになってボク好みの範囲に収まるようになった。それからそのまま使ってるよ」(マキロイ)
『ステルスプラス』の時も9.0のヘッドだったが、今回の『ステルス2プラス』は9度表示でリアルロフトが8度。ライ角は58.5度で、長さは45.0625インチのバランスD4。シャフトは変わらずフジクラ『ベンタスブラック』(6X)の先詰め1インチとなっている。
他の選手のスペックとどう違うか? スコッティ・シェフラー、コリン・モリカワ、トミー・フリートウッドの全員がマキロイ同様『ステルス2プラス』のニュートラルウェイトポジションで先端1インチカットで使用するが、下記のようにライ角やリアルロフトなど微妙に味付けが異なっている。
■スコッティ・シェフラー
表示8度、リアル8.5度、ライ59度、45インチカット、D3、ベンタスブラック7X
■コリン・モリカワ
表示9度、リアル9度、ライ58.l度、45.25インチ、D3.5、ディアマナD+ 60TX
■トミー・フリートウッド
表示9度、リアル9.25度、ライ57度、45.25インチ、D3、クロカゲ70-TX