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    今季3勝・岩井千怜の14本を直撃! 「ちょいフックフェースで”球が長く乗る”1Wがいいんです」

    今季3勝を挙げており、来季の米ツアー挑戦を表明している岩井千怜。彼女のセッティングを撮影すると、面白いギアを発見。その詳細をレポートしたい。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年10月28日 01時00分

    • ギア
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    • アイアン
    昨年までドライバーはヘッド体積425㎝3を使用していたが、今季から460㎝3ヘッドに変更
    昨年までドライバーはヘッド体積425㎝3を使用していたが、今季から460㎝3ヘッドに変更
    • 5番アイアンの上に、飛び系モデルの6番アイアンを入れるのが特徴。コースによっては5番アイアンを入れることもあるという
    • 『EZONE GT TYPE S』(9.5度)ドライバー。「性能としては、曲がらないし、楽に運べるというか、そんなにヘッドスピード速い方じゃないんですけど、前に運んでくれるようなイメージがあります」(岩井千怜)
    • 『EZONE GT TYPE S』(9.5度)ドライバー。「ヘッドに乗る時間が長く感じるので、なんかこう“シャーン”って感じ」(岩井千怜)
    • 『EZONE GT TYPE S』(9.5度)ドライバー。「1個だけフックフェースにして、ちょいつかまるようになってました」(岩井千怜)
    • 『EZONE GT TYPE S』(9.5度)ドライバー。ヘッド体積425㎝3を使用していたが、今季から460㎝3ヘッドに変更
    • 『レクシスカイザL 5S』シャフト。先調子タイプで、つかまるヘッド+つかまるシャフトでドローを打つのが千怜流
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    今季3勝を挙げており、来季の米ツアー挑戦を表明している岩井千怜。彼女のセッティングを撮影すると、面白いギアを発見。その詳細をレポートしたい。

    岩井千怜の14本全部見せます 3Wの打痕がすご過ぎた【写真】

    ドライバーは『EZONE GT タイプS』(9度)を採用。昨年までヘッド体積425㎝3を使用していたが、今季から460㎝3ヘッドに変更。フェアウェイキープ率はプロ入り後、最高の68.57%(34位)と向上している。どこを気に入っているのかを本人にじっくりと聞いてみた。

    「まず色ですね。自分はピンク好きなんで、好きな色をドライバーに挿し入れてもらえるのは気分が上がりますね。フェースが黒いのでフェース面もはっきり見えます。性能としては、曲がらないし、楽に運べるというか、そんなにヘッドスピードが速い方じゃないんですけど、前に運んでくれるようなイメージがあります。ヘッドに乗る時間が長く感じるので、なんかこう“シャーン”って感じ。1個だけフックフェースにして、ちょいつかまるようになりました」

    ヨネックスの女子ツアー担当はヘッドについて以下のように話す。「今年、425㎝3から460cm3になって、最初は千怜プロは『つかまるかどうか』を気にしていました。425㎝3を使っていたイメージを出しつつ、いいドローボールが打てるように重心位置やシャフトを含めて調整しました」。さらに1度フックフェースにしてちょっとつかまり感を出すことで、今季フェアウェイキープ率が高まった面もあるという。

    ドライバーシャフトは『レクシスカイザL 5S』を採用。本人は「中学生ぐらいからずっとヨネックスだったので、クラブのフィッティングはヨネックスに全部見てもらって渡してもらうという感じです。振り感が変だなと思ったらすぐにヨネックスの担当の方が合わせてくれます」とシャフトについて話す。

    『レクシスカイザL 5S』は先中調子でしなり戻りやすいモデル。つかまるヘッド+つかまるシャフトでドローを打つのが千怜流といえる。

    切れ味鋭いショットを支えるアイアンは、5番からPWで軟鉄鍛造モデルの『EZONE CB511フォージド』ヘッドに『レクシスカイザ i 8S』シャフトを採用。5番の上に6番の飛び系モデル『EZONE GT』を使っているのも彼女のセッティングの特徴だろう。

    「『EZONE CB511フォージド』は、構えた顔がいいですね。飛び系のアイアン(6番)はロングアイアンなのに打ち出しから高く上がってくれるので助かります」(岩井千怜)

    「アイアンはもともとのヘッド性能がいいので大きく手を加えていませんが、千怜プロは打ち込んで地面を叩くタイプです」とツアー担当の語る通り、『EZONE CB511フォージド』はダウンブロー軌道で打ちやすいモデル。ソール幅が狭くリーディングエッジ側を削っているので、ソールを地面に当ててもきれいに抜けてくれる。

    アイアンシャフトの『レクシスカイザ i 8S』は「カーボンシャフトでめちゃくちゃ軟らかいというわけではなく、ピーンとはるような中調子」(ツアー担当)。ヘッドが暴れることなくラインが出しやすいモデルといえる。

    また、50・54・58度に採用しているのが、『EZONE W 501』ウェッジ。「プロに入ってから50・54・58度の構成は変えていません。50度が105ヤード、54度が85ヤード、58度が70ヤード。その間はスイングでコントロールします」(岩井千怜)。

    高いパット精度を誇るパターは、『オデッセイ WHITE HOT BLACK #5 CS』を使用。意識しているのはヘッドデザインだという。

    「最初は(ヘッド上部のラインが)1本だったのを3本にしてもらいました。イメージが湧きやすいですね。構えたときにどこを向いているとか、打つ前にライン合わせするじゃないですか。そのときにイメージがつきやすいなと思っています。センターシャフトは構えやすいです。(フェースを合わせる)イメージが湧きやすい。白いところをピンクに塗っていますが、本当はヘッド全部をピンクにしてもらいたかったけど、ピンクにはできないと……。好きな色だと気持ちが上がります」

    スケールの大きなゴルフを見せる岩井千怜。間違いなくそのダイナミックなスイングと正確な技術を支えているのは、信頼するギアといえる。

    【岩井千怜のクラブセッティング】
    1W:ヨネックス EZONE GT TYPE S(9度/レクシスカイザL 5S)
    3・5W:ヨネックス EZONE GT(14.5・18度/レクシスカイザL 5S)
    6I:ヨネックス EZONE GT(23度/レクシスカイザ i 8S)
    5I~PW:ヨネックス EZONE CB511フォージド(レクシスカイザ i 8S)
    50・54・58度:ヨネックス EZONE W 501(N.S.PRO 950GH S)
    PT:オデッセイ WHITE HOT BLACK #5 CS
    BALL:スリクソン Z-STAR XV

    ◇ ◇ ◇

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