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古江彩佳やリディア・コら世界のトップ女子プロは『ちょい軽アイアンシャフト』で、高弾道を打っていた!

古江彩佳やリディア・コら世界のトップ女子プロは『ちょい軽アイアンシャフト』で、高弾道を打っていた!

アイアン用カスタムシャフトをプレーに活用している代表格が女子プロだ。70〜90グラム台の少し軽めで、高弾道ボールが打ちやすい特性の『ちょい軽カスタム』シャフトで、ビシッとピンを狙い打ちしている。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年10月29日 10時00分

リディア・コの正確無比なショットを支えるシャフトは、スチールとカーボンの複合モデル。今季はパリ五輪の金メダルから3連勝を記録するなど、快進撃を続けている。吊るしのクラブに装着される標準装備のスチールは100グラム前後であることが多い。「ちょい軽カスタム」はそれより軽い70〜90グラム台で自然にヘッドスピードが上がり、キャリーで止まる球を打ちやすい
リディア・コの正確無比なショットを支えるシャフトは、スチールとカーボンの複合モデル。今季はパリ五輪の金メダルから3連勝を記録するなど、快進撃を続けている。吊るしのクラブに装着される標準装備のスチールは100グラム前後であることが多い。「ちょい軽カスタム」はそれより軽い70〜90グラム台で自然にヘッドスピードが上がり、キャリーで止まる球を打ちやすい
古江は88グラムの『TRAVIL IORN 85 S』を採用。カーボン素材の中に金属素材が先端に入る特殊構造で、ヘッドの挙動が安定
岩井千怜は89グラムの『レクシス カイザi80 S』を採用。クセのないしなりだが、打ち出しが高さが出てくれるモデル
桑木志帆は91グラムの『N.S.PRO 850GH』を採用。全体に剛性が高いが、中調子で適度にしなり戻る
【手元】ゆったりした切り返しでタメが作れるタイプなら軟らかめが好相性。切り返しが早い人は硬めを使うとヘッドが走る  【中間】シャフトの挙動に大きく影響する部分で、軟らかいほど、しなりが大きくなる  【先端】インパクト時のロフト角やトゥダウンの量に影響。硬いほど、ヘッドの入りが安定しやすく、強くボールを打ち出せる
スチールとの違いは、素材の比重が軽く、設計自由度が高いので、さまざまな特性を持ったシャフトが作れること。また、積層が厚くなるぶん、軽量でも剛性の高いシャフトが作りやすい。同じ重さだとスチールよりもしっかり感が得られる
内側に設計自由度の高いカーボンを使い、外側を金属で覆ったモデルが多い。スチールの安定感、操作性とカーボンのスピードや打ち出し角の高さを高い次元で両立することが可能で、海外の女子プロを中心に人気
金属素材が使われているので、ネジレにくく、しなりが安定。ヘッドスピードの速い人やボールを操作したいゴルファーに合う。カーボンよりも比重が重く、軽量モデルは薄くなるので、シャフトをしならせやすい
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古江は88グラムの『TRAVIL IORN 85 S』を採用。カーボン素材の中に金属素材が先端に入る特殊構造で、ヘッドの挙動が安定

アイアン用カスタムシャフトをプレーに活用している代表格が女子プロだ。70〜90グラム台の少し軽めで、高弾道ボールが打ちやすい特性の『ちょい軽カスタム』シャフトで、ビシッとピンを狙い打ちしている。

『スチールファイバー』『トラヴィル』『ゼロス7』『N.S.PRO 850GH』など人気アイアンシャフトの剛性分布をチェック【写真】

アイアン用カスタムシャフトに挑戦するなら、女子プロの愛用者が多い『ちょい軽カスタム』がおすすめだ。なぜなら、打ちやすく、高くグリーンに止まる弾道が打てる特性を備えた高性能なシャフトがそろっているカテゴリーだからだ。

海外メジャーを制覇した古江彩佳は、アイアンに88グラムの『トラヴィル 85-S』を採用。カーボン素材の中に金属素材が先端に入る特殊シャフトで、手元がしなって入射角がゆったりになるモデルだ。

パリ五輪で金メダルに輝いたリディア・コ(ニュージーランド)は、79グラムの『スチールファイバーfc70 S』を使用している。カーボンシャフトの外側にスチールを巻き付けたモデルで、トゥダウンが少なく、ヘッドの入りが安定。高い弾道が打ちやすいという。

「シャフトを軽量化することで、ヘッドスピードが自然に速くなりますので、ボール初速を出しながら、高いボールでキャリーを伸ばすことが可能になります。しかも、最新の『ちょい軽カスタム』はシャフト全体が緩やかにしなるように設計されていますので、どれもタイミングが取りやすく、方向安定性の高いモデルが多くなっています」(ギアコーチの筒康博)

吊るしのクラブに装着される標準装備のスチールは100グラム前後であることが多い。『ちょい軽カスタム』はそれより軽い70〜90グラム台で自然にヘッドスピードが上がりやすいのだ。

今回は女子プロの使用者が多いモデルを中心に、『ちょい軽カスタム』の3点剛性を計測した。

「まずは振り心地に影響する手元の硬さでモデルを絞り、より高い球が打ちたい場合は中間部の軟らかいモデルを選ぶと良いでしょう。今と同じヘッドでも、シャフトを替えるだけで、振りやすさも弾道も大きく変わりますので、これからはアイアンのシャフトカスタムも選択肢に入れるのがおすすめですよ」(筒)

■試打・解説 筒 康博
つつ・やすひろ/過去の名器から最新クラブまで豊富過ぎる知識を持つ通称“ ギアコーチ”。インドアゴルフレンジKz亀戸店でヘッドコーチとして、日々アマチュアの悩みに応えている。

■試打・解説 小坂圭司
こさか・けいじ/インドアゴルフレンジKz亀戸店支配人。所属コースでクラブチャンピオンを取った経験を持つトップアマで、ドライバー飛距離は300ヤードを超える。

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