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契約外も手放せない、ボーケイの【ローバンスK】はアマチュアでも使えるのか?

契約外も手放せない、ボーケイの【ローバンスK】はアマチュアでも使えるのか?

契約外選手にも人気の【ローバンスK】について。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年2月19日 02時12分

プロに人気の幅広ソールの【ローバンスK】はアマでも打てるのか?
プロに人気の幅広ソールの【ローバンスK】はアマでも打てるのか?

アクシネットジャパンインクから、3月7日発売のボーケイ『SM10』の『58.06K/60.06K』モデルに関する情報が届いた。「2024年のPGAツアーで使用されたギャップ、サンド、ロブウェッジの半数以上(9,185本/53%)がボーケイウェッジで、2位メーカー(1,884本/11%)の4倍以上の数となっております」と、同社ツアー広報。

先週の「ジェネシス招待」でも上位8選手が1本以上のボーケイウェッジを契約に関係なく使用していたが、人気はPGAツアーに限らず、国内男子ツアーでも人気の【ローバンスK】と呼ばれる『SM10』の『.06K』モデルも選手にフィットしているという。まずは、『60.06K』を使う、阿久津未来也のオフの練習中のコメントだ。
 
「2年前の2月から60°を使用して丁度2年ですね。【ローバンスK】はソール幅が広いので、バンカーとラフに強く、特にバンカーでやさしいです。幅広ソールは他のグラインドより接地面が多くて刺さりづらいので、砂を多く取りすぎずに出てくれます。ラフでも同じで、深く入らず滑ってくれる点が特徴。開いた時に刃が浮きづらい見た目だし、アマチュアの方もそんなに開かなくても打ってみるとすごくやさしいと実感してもらえると思うので、ぜひ試してほしいですね」(阿久津)
 
また、鈴木晃祐も『SM10 ウェッジワークス』の『58.06K』のユーザーで、阿久津と似た理由で使用している。
 
「ボクが使う理由は、バンカーで高く出せるのが一番の理由。ハイバンスも簡単には出せるんですが、【ローバンスK】の方が高さを出した上でスピンも効かせられるのが気に入ってます。アマチュアの人にとっては少し難しいかもしれませんが、使いこなせばスピンも効かせられるモデルなので、ぜひ挑戦してほしいなと」(鈴木)
 
前田光史朗も学生時代から58°はKグラインドで、【ローバンスK】にする理由はやはりバンカーだ。
 
「ソール幅が広いので、まずバンカーがめちゃくちゃ打ちやすいし、簡単に球も上がってくれます。あと、夏場とかラフがめちゃくちゃキツイと思うんですけど、すごい開きやすいし、抜け感もすごく良いので【ローバンスK】を愛用してます。アマチュアの人にとっても、とにかくやさしいので、簡単に上げたいとかバンカーが苦手な人もビックリするくらい簡単に出せると思うので、ぜひ試してほしいです」(前田)
 
上手いプロが言う「やさしい」は本当なのか? 下手な記者も試してみた。学生時代からバンス8°以下の60°を長く使ったが、ここ10年以上は練習量も少なくバンス12°の58°を使用している。ソール幅が激狭な『60.04T』を試した際は難しくて全く手に負えなかったが、『60.06K』はどうなのか。マキロイやシェフラーがコースによって契約外でも使用する理由を体感できるか、無謀にも試してみた。
 
すると、硬い人工マットからでも十分にやさしさを体感でき、「トッププロがこんなに簡単なモノを使ってるんだ!」と、拍子抜けするほどやさしかった。硬いマットの下がコンクリという状況は、海外選手が『60.06K』や『60.04T』を好むコース状況とも共通するが、幅広ソールでなだらかに肉盛があり、真ん中の頂点が高くやさしいKグラインドらしさもローバンスながら効いていて、アバウトな振りでもとにかくいい感じに滑ってくれる。
 
また、開いた際にも刃が浮きづらく、最下点が不安定で練習不足の記者でも硬いマットに弾かれず、球乗りのいいアプローチが再現性よく打てることに驚く。『60.04T』の時に感じたダフリへのシビアさや、突っつき系の打ち方で大ショートするミスが『60.06K』では一切なかった。バンカーで試せなかったのは残念だが、「このソールなら選手が言う通りだろう」と試して直感的に理解した。(編集部M・K)

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