シン貧打爆裂レポート『TOUR B XS ボール』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2024年2月14日 09時24分
ロマン派ゴルフ作家語る
『TOUR B XS ボール』は、触ると指にくっつくような感触があり、ぬめり感がツアーボールであることを主張しています。
『TOUR B XS ボール』のロゴの左右にある矢印が記号のような形になって、個人的にはわかりやすくて好きだなぁ、と思いました。
正直に書くと、『TOUR B XS ボール』の基本性能は高く、前モデルとほとんど同じです。ツアーボールとして完成している証拠です。
違うと感じたのは、ショートゲームです。「ディープ感」がわかります。
わかりやすいのはパットです。
しっかり打てば、しっかりとしたフィードバックがあり、打音も少し高質感がある良い音で気持ちが良いのですが、合わせるようにインパクトすると、ボールが消えます。冗談ではなく、そう感じるのです。やわらかすぎて、フェースに乗りすぎると、打ったという感覚が消えるのです。こんな経験は初めてでした。
僕は、しっかりとインパクトするタイプなので、基本的にはしっかりした感触のパットを楽しめましたが、フェースに乗せたほうがタッチが出るタイプのゴルファーもいますし、それでなければタッチが出ないラインも存在します。
ラウンド中に何度か、消えるヒット感を楽しみました。
アプローチでもインパクトで押すように打てれば、「ディープ感」を強く実感できると思います。
しっかりと打った50ヤードぐらいのアプローチでも、しっかりとスピンがかかって『TOUR B XS ボール』は止まりました。「ディープ感」とは関係なく、スピン性能は流石です。
『TOUR B XS ボール』はスピン系のツアーボールが好きなゴルファー用にチューニングされていますが、ぶっ飛び系のアイアンを使っているゴルファーや、長いクラブでグリーンを狙うことが多いゴルファーにも、『TOUR B XS ボール』のスピン性能を利用して、スコアアップを狙えるという可能性も強く感じました。
女子プロゴルファーに『TOUR B XS ボール』が人気がある理由がわかったような気がします。
僕の友人でも、『TOUR B XS ボール』をエースボールにしているゴルファーがいます。
『TOUR B X ボール』と比較して何ラウンドがしてみて、飛距離は変わらずに、スピンに助けられてスコアが良かったことがあって決断したということでした。
3代目のモデルは『TOUR B XS ボール』が『TOUR B X ボール』にグッと寄っていったので、あまり変わらないという意見が多かったのは理解できます。僕も迷いました。
しかし、今回の4代目ボールのモデルチェンジで、基本性能は変わらずに、スピン系ボールとしての特徴を強化したのが『TOUR B XS ボール』です。
ツアーボールは最終的には、スコアアップのために決断して使うものです。直感でもスコアアップに繋がることもあります。
『TOUR B X ボール』と『TOUR B XS ボール』で迷ったら普通のアマチュアゴルファーほど、『TOUR B XS ボール』にすることをオススメします。
試打アイテムスペック
『TOUR B XS ボール』
構造 3ピース
コア ハイドロ LS コア
ミッド 新ハイスピード・インナーカバー
カバー 新リアクティブiQ・ウレタンカバー
ディンプル シームレス330デュアルディンプル
カラー ホワイト (他に、イエロー、パールホワイト、コーポレートもあり)
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』