手嶋多一、23年も愛用した4Wをまさかの変更! ミズノ『ぶっ飛びプロト』はFWもヤバかった…【記者の目】
手嶋多一、23年も愛用した4Wをまさかの変更! ミズノ『ぶっ飛びプロト』はFWもヤバかった…【記者の目】
配信日時:2018年8月31日 03時44分
<フジサンケイクラシック 2日目◇31日◇富士桜カントリー倶楽部(7,566ヤード・パー71)>
手嶋多一、49歳と10か月。もうすぐシニア入りを迎える国内男子ツアーのレジェンドだが、22年もの長きにわたって連続して賞金シードを守り続けてきた。そして、いくつもの逸話のある、超フィーリング重視派のプロに、先週“事件”が起きていた。
■練習しないのに、ボールとシャフトが日替わり…■
まず、男の有名な逸話は、プロゴルファーなのに練習をしないこと。滞在先のホテルの姿見を利用して、パッティングのアドレスをチェックするだけでいい。染み付いたスイングは不変なため、球を打つ必要がない。プロではあり得ないほどの練習量の少なさで、22年間シードをキープしてきた“バケモノ”だ。
また、ボール契約もフリーで、違うメーカーの異なるモデルを“日替わり”状態が当たり前。常にいいものを探し続けるのがその理由だが、超フィーリング重視のプロにもかかわらず、日替わりボールでショートゲームの調子をキープするとは、一体どういうことなのか。
しかも、気になる新作シャフトが出てくれば、ドライバーシャフトに“週替わり”や“日替わり”も当たり前。超フィーリング派なのに、特性の違うシャフトをコロコロ替えて調子が維持できるというのが信じられるだろうか。しかも、22年もの長きに渡って…。
■23年間使い続けた、ミズノ『ワールドマスターWM-III』の4Wがついに引退!■
キャリアのすべてをミズノと共に歩んできた。そのフィーリングはミズノも脱帽するほど鋭く、新作からプロトタイプまで、手嶋を納得させるのは至難の業だ。最も難しいのはFW。とにかく、替えてくれない。他の選手の替えないどころの騒ぎではなく、なんと、4Wは23年間も替えていなかった。もはや「一生替えないかも」と同社も諦めかけていたほどだ…。
23年前といえば、1995年の賞金シード獲得前。この年に賞金ランク136位だった手嶋、なんと、以降の四半世紀近くもミズノ『ワールドマスターWM-III』は男のバッグの中に鎮座し続けてきた。1年に約30試合弱、500試合は軽く越えるだろう。いったい、何万球打たれたのだろう…、いや、練習量が少ないからこそ、“23年間も、もった”のか…。
先週、その『ワールドマスターWM-III』が長きに渡った相棒の座をついにお役御免となった。「23年間もありがとう、お疲れ様」である。新たにその座に座ったのは、既報のミズノ『ぶっ飛びプロト』の5W。これは、手嶋に聞くしかない! 現場記者はすかさず追いかけた。
■未発表モデルだけに、手嶋、逃げに逃げる…■
通常のプロゴルファーなら、そこに“居るはず”の場所、練習場にはなかなか姿を現さない。よって、現場記者は手嶋をつかまえるのも至難の業だ。そして、運良くつかまえても、はぐらかしが天才的に巧い。口から出るのは“ほぼ冗談”なのだから…。
ましてや、今回の『ぶっ飛びプロト』は、未発表のプロトタイプだ。しかも、ドライバーは2機種ともR&Aの登録が遅れている…。ミズノのことを第一に考える手嶋のはぐらかしは、いつにも増していた。
新人現場記者は、神出鬼没の忍者のような手嶋に翻弄され、確たるコメントが取れずに今週の練習日を終えてしまった…。昨日も初日を終えた手嶋をつかまえたが、「いや明日明日!」と、関係者立ち入り禁止のエリアに逃げ込まれてしまったとか。
■『ぶっ飛びプロト』、まさかFWもいいとは…■
この『ぶっ飛びプロト』、先週からツアープロのテストが始まったが、ドライバーはR&Aの登録が遅れている。プロは使いたくても使えない。そんな状況だったため、筆者はFWのことを頭に入れていなかった。(R&A未登録と思い込んでいた)ところが、手嶋や小林正則などはいち早く性能を見抜き、なんと即投入していたのだった…。
⇒超SCOOP!! 原英莉花のミズノ『ぶっ飛びプロト』初打ちに遭遇。「ドラディス1位獲ります」
画像がR&Aに登録されている『ぶっ飛びプロト』のFWだ。ドライバーのように、大小2タイプが登録されており、手嶋は小さい方を投入した模様。
まさか、手嶋の4W『ワールドマスターWM-III』が、換わる日が来るとは……。ミズノの『ぶっ飛びプロト』、どうやらドライバーだけではなく、FWも相当な仕上がりとなっている模様である。現場記者が手嶋をつかまえ次第、続報をお届けする。
Text/Mikiro Nagaoka
手嶋多一、49歳と10か月。もうすぐシニア入りを迎える国内男子ツアーのレジェンドだが、22年もの長きにわたって連続して賞金シードを守り続けてきた。そして、いくつもの逸話のある、超フィーリング重視派のプロに、先週“事件”が起きていた。
■練習しないのに、ボールとシャフトが日替わり…■
まず、男の有名な逸話は、プロゴルファーなのに練習をしないこと。滞在先のホテルの姿見を利用して、パッティングのアドレスをチェックするだけでいい。染み付いたスイングは不変なため、球を打つ必要がない。プロではあり得ないほどの練習量の少なさで、22年間シードをキープしてきた“バケモノ”だ。
また、ボール契約もフリーで、違うメーカーの異なるモデルを“日替わり”状態が当たり前。常にいいものを探し続けるのがその理由だが、超フィーリング重視のプロにもかかわらず、日替わりボールでショートゲームの調子をキープするとは、一体どういうことなのか。
しかも、気になる新作シャフトが出てくれば、ドライバーシャフトに“週替わり”や“日替わり”も当たり前。超フィーリング派なのに、特性の違うシャフトをコロコロ替えて調子が維持できるというのが信じられるだろうか。しかも、22年もの長きに渡って…。
■23年間使い続けた、ミズノ『ワールドマスターWM-III』の4Wがついに引退!■
キャリアのすべてをミズノと共に歩んできた。そのフィーリングはミズノも脱帽するほど鋭く、新作からプロトタイプまで、手嶋を納得させるのは至難の業だ。最も難しいのはFW。とにかく、替えてくれない。他の選手の替えないどころの騒ぎではなく、なんと、4Wは23年間も替えていなかった。もはや「一生替えないかも」と同社も諦めかけていたほどだ…。
23年前といえば、1995年の賞金シード獲得前。この年に賞金ランク136位だった手嶋、なんと、以降の四半世紀近くもミズノ『ワールドマスターWM-III』は男のバッグの中に鎮座し続けてきた。1年に約30試合弱、500試合は軽く越えるだろう。いったい、何万球打たれたのだろう…、いや、練習量が少ないからこそ、“23年間も、もった”のか…。
先週、その『ワールドマスターWM-III』が長きに渡った相棒の座をついにお役御免となった。「23年間もありがとう、お疲れ様」である。新たにその座に座ったのは、既報のミズノ『ぶっ飛びプロト』の5W。これは、手嶋に聞くしかない! 現場記者はすかさず追いかけた。
■未発表モデルだけに、手嶋、逃げに逃げる…■
通常のプロゴルファーなら、そこに“居るはず”の場所、練習場にはなかなか姿を現さない。よって、現場記者は手嶋をつかまえるのも至難の業だ。そして、運良くつかまえても、はぐらかしが天才的に巧い。口から出るのは“ほぼ冗談”なのだから…。
ましてや、今回の『ぶっ飛びプロト』は、未発表のプロトタイプだ。しかも、ドライバーは2機種ともR&Aの登録が遅れている…。ミズノのことを第一に考える手嶋のはぐらかしは、いつにも増していた。
新人現場記者は、神出鬼没の忍者のような手嶋に翻弄され、確たるコメントが取れずに今週の練習日を終えてしまった…。昨日も初日を終えた手嶋をつかまえたが、「いや明日明日!」と、関係者立ち入り禁止のエリアに逃げ込まれてしまったとか。
■『ぶっ飛びプロト』、まさかFWもいいとは…■
この『ぶっ飛びプロト』、先週からツアープロのテストが始まったが、ドライバーはR&Aの登録が遅れている。プロは使いたくても使えない。そんな状況だったため、筆者はFWのことを頭に入れていなかった。(R&A未登録と思い込んでいた)ところが、手嶋や小林正則などはいち早く性能を見抜き、なんと即投入していたのだった…。
⇒超SCOOP!! 原英莉花のミズノ『ぶっ飛びプロト』初打ちに遭遇。「ドラディス1位獲ります」
画像がR&Aに登録されている『ぶっ飛びプロト』のFWだ。ドライバーのように、大小2タイプが登録されており、手嶋は小さい方を投入した模様。
まさか、手嶋の4W『ワールドマスターWM-III』が、換わる日が来るとは……。ミズノの『ぶっ飛びプロト』、どうやらドライバーだけではなく、FWも相当な仕上がりとなっている模様である。現場記者が手嶋をつかまえ次第、続報をお届けする。
Text/Mikiro Nagaoka