米国男子ツアー、プレーオフ第3戦「BMW選手権」。初日に8アンダーの首位タイ発進をはたしたのは、エースパターのスコッティ・キャメロンに戻したタイガー・ウッズだ。

「（今日最も良かったのは？）パットが入ったこと。今季のどの試合よりも良いスタートができた。（スコティ・キャメロンに戻してこのスコア、もっと早く戻せば良かった？）ずっと自宅の裏庭では打っていたけど、まったくいい感触にならなかった。だけど今はとても良い。このパターはどう打てばどうなるか、よく分かっている。何百万回も打ってきたんだ、1999年からずっとね。だから体が覚えている。ナイキのパターを使っていたときも、ずっとこのパターも持っていたし」（タイガー・ウッズ）

今季から本格復帰をはたしてから「エースのキャメロンを少し休ませる」と話し、テーラーメイド『TPコレクション』のツノ型マレット『ARDMORE3』やアンサー型の『JUNO』などをテストしてきたが、いよいよ大詰めを迎え、その後に控える「ライダーカップ」を見据えてエースの出番となったよう。

下記に、タイガー以外に世界ランクトップ10の使用パターを形状、世界ランク、名前、平均パット、直近使用パター（今季の変遷）順にまとめた。タイガーのように今季複数回パターを替えたのは、世界ランク1位のダスティン・ジョンソン。ここ数年のマレットからブレード型に戻り、平均パット数1位をキープしている。また、ローリー・マキロイも今季だけで3本のパターを使用しているが、結局ショートスラントネックのブレード型に落ち着いている。


【ブ】世界1位、ダスティン・ジョンソン、1.68（1位）、テーラーメイド『TPコレクションJUNO』（←スパイダーミニ←スパイダーツアーブラック）

【ブ】世界2位、ブルックス・ケプカ、1.738（17位）、スコッティキャメロン『ニューポート2プロト』

【マ】世界3位、ジャスティン・トーマス、1.712（4位）、スコッティキャメロン『フューチュラX5』

【マ】世界4位、ジャスティン・ローズ、1.72（7位）、テーラーメイド『TPコレクションRED ARDMORE2』

【マ】世界5位、ジョン・ラーム、1.752（45位）、テーラーメイド『スパイダーツアーレッド』

【ブ】世界6位、フランチェスコ・モリナリ、1.776（110位）、ベティナルディ『DASS BB-0』

【ブ】世界7位、ブライソン・デシャンボー、1.759（46位）、Sik『TOUR PROTOTYPE』

【ブ】世界8位、ローリー・マキロイ、1.747（32位）、テーラーメイド『TPコレクションブラックカッパーSOTO』（←ノンインサートプロトタイプ←TPコレクションMULLENプロト）

【ブ】世界9位、リッキー・ファウラー、1.744（25位）、スコッティキャメロン『ニューポート2プロト』

【ブ】世界10位、ジョーダン・スピース、1.751（42位）、スコッティキャメロン『009プロト』