12月13日(日)、昭和の森ゴルフアカデミー(東京都昭島市)にて、宮里藍の父で、沖縄県名護市の大北ゴルフ練習場を拠点にレッスン活動を行うティーチングプロの宮里優氏がジュニアゴルファーに直接レッスンを行う「宮里道場in東京2009」が開催された。

今年ついに米ツアー優勝を果たした宮里藍はもちろん、兄の聖志、優作も国内ツアーで活躍中。彼ら3人をプロに育て上げた優氏のレッスンが受けられるという事で毎回大人気のこのイベントだが、今回も全国から応募が殺到。その中から抽選で選ばれたジュニアゴルファーを対象としたレッスンイベントが、「初心者向け基本レッスン」と「中〜上級者向けレッスン」の2部構成で開催された。

「スイングが出来ていれば目をつぶっててもちゃんと打てます」と、まずは基本スイングでちゃんと体を回転させることが重要と語った優氏。彼のレッスンの特徴は、絶対に否定的な言い方をしない事。参加者のスイングをチェックし、「OK！」「いいですね〜」「ほらできた！」などその人を肯定するポジティブな言葉をかけながら、1人1人のゴルフ歴や年齢や体の大きさなどに即して修正ポイントを手取り足取りわかりやすく教えてくれるので、参加したジュニアゴルファー達も熱心に聞き入っていた。


「中〜上級者向け上達レッスン」では通常のショットだけでなく、バンカーやパッティング、アプローチのレッスンも行った。今までの常識にとらわれない、目からウロコのレッスンには親御さんたちも聞き入っていた様子で、中にはイベント終了後に親御さん自らが打席に入り優氏の教えを実践してみる姿も。

最初は「藍ちゃんパパ」のレッスンという事で緊張を隠せなかったジュニアゴルファーたちも、優氏の明るさと巧みなティーチングで緊張がほぐれ、5分もしない間にスイングが改善されていった。これまでのスイングの悩みを解決するコツを伝授された参加者たちが修正ポイントを身につけようと真剣に、そして楽しそうに白球を打つ姿は充実した時間を過していることを物語っていた。