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【WITB】五輪・金メダリストで、世界ランク1位。夢を叶えたジャスティン・ローズには“穴がない”
【WITB】五輪・金メダリストで、世界ランク1位。夢を叶えたジャスティン・ローズには“穴がない”
配信日時:2018年9月11日 08時06分
<BMW選手権 5日目◇10日◇アロニミンクGC(7190ヤード・パー70)>
米国男子ツアープレーオフ第3戦、「BMW選手権」。キーガン・ブラッドリーにプレーオフで惜しくも破れたジャスティン・ローズだが、欲しかった称号を手にした。16年のリオ五輪・金メダリストの次の称号は、小さい頃からの夢である「世界ランキング1位」の座だった。
⇒『やったよ父さん』 ジャスティン・ローズが亡き父に捧げる世界1位
今季のローズはとにかく安定していた。2勝に加え、2位も3回。トップ10に入ること10回を数え、賞金ランク4位。フェデックスカップポイントランクでも4位に入っている。
“安定”の背景には、プレーヤーとしての“穴の無さ”がある。ドライビングディスタンスは40位ながら、平均303ヤード。FWキープ率も65.39%で35位。切れ味鋭いアイアンショットでパーオン率は70.11%で23位。ストロークゲインドティトゥグリーンは(全ショット)は5位、ストロークゲインドスクランブリング(アプローチ)も6位、サンドセーブ率は13位。また、平均パットは「1.717」で6位。
ドライバーは曲がらず十分な距離を持ち、アイアンショットは切れ味鋭く、しっかりグリーンをとらえる。それでいて、アプローチ、パットがツアートップクラスの上手さとあれば、平均スコア「69」の2位は誰もが納得する数字だろう。今季はメジャー勝利こそないものの、常に高いレベルのプレーを発揮し続けた。それは使用ギアとも無関係ではないだろう。
⇒どん底を知ったからこそ、強く優しく【舩越園子コラム】
「ボクのバッグの中で、鍵となるクラブはいつも『M3ドライバー』です。正確な距離と方向性を組み合わせることで、より短いアイアンやウェッジを使用してボールをコントロールすることができますからね。 それに、どの試合(メジャー)でもグリーンを外すとピッチショットは大変です!だから『HI-TOEウェッジ』もまた、バッグの中で重要な部分になります」(ジャスティン・ローズ)
下記に、テーラーメイドが発表する各メジャーでの使用クラブを挙げるが、特殊な「全英オープン」以外、基本的に変化はない。だが、ドライバーシャフトだけは今季大きな動きとして、3度の変更があった。序盤はジェイソン・デイが使用していた『TPT Golf』のものを入れ、その後『ACCRA TOUR』へと以降。
「アーノルド・パーマー招待」以降は、三菱ケミカル『テンセイ CK オレンジ』へと以降して、その後は安定して見えた。また、アイアンはテーラーメイド『P730 ROSE PROTO』のPWを抜き、『ミルドグラインド』の48°を1°ロフトを立てて4本ウェッジ体制でどこからでもピンを狙い打ちする。
ローズといえば、使用グリップを挙げざるを得ない。ラムキン製を愛用し、ショット用だけではなく、パターグリップは平べったい『FLAT CAT』を愛用。昨季から不変のパターグリップとテーラーメイド『TPコレクションRED ARDMORE2』の組み合わせで、今季グリーンに行ったホールのバーディ以上の確率は1位を記録している。
また、終盤になってローリー・マキロイがハードな『TP5x』ボールから、ソフトな『TP5』に変更しているが、ローズはもとよりソフトな『TP5』を愛用。この辺りも飛距離だけではなく、アイアン、ショートゲームなど、トータルバランスを重視する“穴を作らない”ローズらしい選択だ。
いよいよ残すのは、20日から行われる「ツアー選手権」のみ。世界ランク1位の称号を手に、ローズが有終の美を飾るか。
■マスターズ、−6、12位タイ
M3 Driver | 440cc | 9° | Accra Tour (X Flex)
M4 Fairway | 15° | MCA Tensei CK 80 TX
M3 Fairway | 19° | MCA Tensei CK 80 TX
P790 4-Iron | KBS C-Taper 125 (S+)
P730 Rose Proto Irons (5-9) | KBS C-Taper 125 (S+)
MG Wedges | 48°, 52°, 56° | KBS HI-REV 2.0 135X
HI-TOE Wedge | 60° | KBS HI-REV 2.0 135X
■、全米オープン、+3、10位タイ
M3 Driver | 440cc | 9° | Accra Tour (X Flex)
M4 Fairway | 15° | MCA Tensei CK 80 TX
M3 Fairway | 19° | MCA Tensei CK 80 TX
P790 4-Iron | KBS C-Taper 125 (S+)
P730 Rose Proto Irons (5-9) | KBS C-Taper 125 (S+)
MG Wedges | 48°, 52°, 56° | KBS HI-REV 2.0 135X
HI-TOE Wedge | 60° | KBS HI-REV 2.0 135X
TP Collection Red Ardmore 2 Putter
TP5 Golf Ball | #99
■全英オープン、−6、2位タイ
M3 Driver | 440cc | 9° | Tensei Orange 70 TX
M4 Fairway | 15° | MCA Tensei CK 80 TX
P790 UDI 2-Iron | UST Recoil 125 F5
P790 3-Iron | UST Recoil 125 F5
P730 Rose Proto Irons (4-8) | KBS C-Taper 125 (S+)
P730 Rose Proto 9-Iron |KBS HI-REV 2.0 135X
MG Wedges | 50°, 56° | KBS HI-REV 2.0 135X
HI-TOE Wedge | 60° | KBS HI-REV 2.0 135X
TP Collection Red Ardmore 2 Putter
TP5 Golf Ball | #99
■全米プロ、−7、19位タイ
M3 Driver | 440cc | 9° | Tensei Orange 70 TX
M4 Fairway | 15° | MCA Tensei CK 80 TX
M3 Fairway | 19° | MCA Tensei CK 80 TX
P790 4-Iron | UST Recoil 125 F5
P730 Rose Proto Irons (5-8) | KBS C-Taper 125 (S+)
P730 Rose Proto 9-Iron |KBS HI-REV 2.0 135X
MG Wedges | 48°, 52°, 56° | KBS HI-REV 2.0 135X
HI-TOE Wedge | 60° | KBS HI-REV 2.0 135X
TP Collection Red Ardmore 2 Putter
TP5 Golf Ball | #99
米国男子ツアープレーオフ第3戦、「BMW選手権」。キーガン・ブラッドリーにプレーオフで惜しくも破れたジャスティン・ローズだが、欲しかった称号を手にした。16年のリオ五輪・金メダリストの次の称号は、小さい頃からの夢である「世界ランキング1位」の座だった。
⇒『やったよ父さん』 ジャスティン・ローズが亡き父に捧げる世界1位
今季のローズはとにかく安定していた。2勝に加え、2位も3回。トップ10に入ること10回を数え、賞金ランク4位。フェデックスカップポイントランクでも4位に入っている。
“安定”の背景には、プレーヤーとしての“穴の無さ”がある。ドライビングディスタンスは40位ながら、平均303ヤード。FWキープ率も65.39%で35位。切れ味鋭いアイアンショットでパーオン率は70.11%で23位。ストロークゲインドティトゥグリーンは(全ショット)は5位、ストロークゲインドスクランブリング(アプローチ)も6位、サンドセーブ率は13位。また、平均パットは「1.717」で6位。
ドライバーは曲がらず十分な距離を持ち、アイアンショットは切れ味鋭く、しっかりグリーンをとらえる。それでいて、アプローチ、パットがツアートップクラスの上手さとあれば、平均スコア「69」の2位は誰もが納得する数字だろう。今季はメジャー勝利こそないものの、常に高いレベルのプレーを発揮し続けた。それは使用ギアとも無関係ではないだろう。
⇒どん底を知ったからこそ、強く優しく【舩越園子コラム】
「ボクのバッグの中で、鍵となるクラブはいつも『M3ドライバー』です。正確な距離と方向性を組み合わせることで、より短いアイアンやウェッジを使用してボールをコントロールすることができますからね。 それに、どの試合(メジャー)でもグリーンを外すとピッチショットは大変です!だから『HI-TOEウェッジ』もまた、バッグの中で重要な部分になります」(ジャスティン・ローズ)
下記に、テーラーメイドが発表する各メジャーでの使用クラブを挙げるが、特殊な「全英オープン」以外、基本的に変化はない。だが、ドライバーシャフトだけは今季大きな動きとして、3度の変更があった。序盤はジェイソン・デイが使用していた『TPT Golf』のものを入れ、その後『ACCRA TOUR』へと以降。
「アーノルド・パーマー招待」以降は、三菱ケミカル『テンセイ CK オレンジ』へと以降して、その後は安定して見えた。また、アイアンはテーラーメイド『P730 ROSE PROTO』のPWを抜き、『ミルドグラインド』の48°を1°ロフトを立てて4本ウェッジ体制でどこからでもピンを狙い打ちする。
ローズといえば、使用グリップを挙げざるを得ない。ラムキン製を愛用し、ショット用だけではなく、パターグリップは平べったい『FLAT CAT』を愛用。昨季から不変のパターグリップとテーラーメイド『TPコレクションRED ARDMORE2』の組み合わせで、今季グリーンに行ったホールのバーディ以上の確率は1位を記録している。
また、終盤になってローリー・マキロイがハードな『TP5x』ボールから、ソフトな『TP5』に変更しているが、ローズはもとよりソフトな『TP5』を愛用。この辺りも飛距離だけではなく、アイアン、ショートゲームなど、トータルバランスを重視する“穴を作らない”ローズらしい選択だ。
いよいよ残すのは、20日から行われる「ツアー選手権」のみ。世界ランク1位の称号を手に、ローズが有終の美を飾るか。
■マスターズ、−6、12位タイ
M3 Driver | 440cc | 9° | Accra Tour (X Flex)
M4 Fairway | 15° | MCA Tensei CK 80 TX
M3 Fairway | 19° | MCA Tensei CK 80 TX
P790 4-Iron | KBS C-Taper 125 (S+)
P730 Rose Proto Irons (5-9) | KBS C-Taper 125 (S+)
MG Wedges | 48°, 52°, 56° | KBS HI-REV 2.0 135X
HI-TOE Wedge | 60° | KBS HI-REV 2.0 135X
■、全米オープン、+3、10位タイ
M3 Driver | 440cc | 9° | Accra Tour (X Flex)
M4 Fairway | 15° | MCA Tensei CK 80 TX
M3 Fairway | 19° | MCA Tensei CK 80 TX
P790 4-Iron | KBS C-Taper 125 (S+)
P730 Rose Proto Irons (5-9) | KBS C-Taper 125 (S+)
MG Wedges | 48°, 52°, 56° | KBS HI-REV 2.0 135X
HI-TOE Wedge | 60° | KBS HI-REV 2.0 135X
TP Collection Red Ardmore 2 Putter
TP5 Golf Ball | #99
■全英オープン、−6、2位タイ
M3 Driver | 440cc | 9° | Tensei Orange 70 TX
M4 Fairway | 15° | MCA Tensei CK 80 TX
P790 UDI 2-Iron | UST Recoil 125 F5
P790 3-Iron | UST Recoil 125 F5
P730 Rose Proto Irons (4-8) | KBS C-Taper 125 (S+)
P730 Rose Proto 9-Iron |KBS HI-REV 2.0 135X
MG Wedges | 50°, 56° | KBS HI-REV 2.0 135X
HI-TOE Wedge | 60° | KBS HI-REV 2.0 135X
TP Collection Red Ardmore 2 Putter
TP5 Golf Ball | #99
■全米プロ、−7、19位タイ
M3 Driver | 440cc | 9° | Tensei Orange 70 TX
M4 Fairway | 15° | MCA Tensei CK 80 TX
M3 Fairway | 19° | MCA Tensei CK 80 TX
P790 4-Iron | UST Recoil 125 F5
P730 Rose Proto Irons (5-8) | KBS C-Taper 125 (S+)
P730 Rose Proto 9-Iron |KBS HI-REV 2.0 135X
MG Wedges | 48°, 52°, 56° | KBS HI-REV 2.0 135X
HI-TOE Wedge | 60° | KBS HI-REV 2.0 135X
TP Collection Red Ardmore 2 Putter
TP5 Golf Ball | #99
連載
勝者のギア