日本男子ツアーにも『コンセプトX』が投入開始!スコッティ・キャメロン「翼を授ける」パートII【記者の目】
日本男子ツアーにも『コンセプトX』が投入開始!スコッティ・キャメロン「翼を授ける」パートII【記者の目】
配信日時:2018年9月19日 04時08分
<アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ 事前情報◇19日◇武蔵カントリークラブ 笹井コース(7060ヤード・パー71)>
20日(木)に開幕する日亜共催大会「アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ」。練習日の今日は、日本ツアー初投入となるスコッティ・キャメロン『コンセプトX』パターを発見。ツアー担当の澤岩男氏によれば、「まだ昨日持ってきたばかりです」とのこと。
「昨日配り始めて、宮本勝昌さんやデイビッド・オーさん、Y・E・ヤンさんなど限られた選手に渡していますが、ヤンさんは反応が良かったですね。ワンピンくらいの距離がボコボコ入って、翼が付いて慣性モーメントの上がった『コンセプトX』の良さを体感したみたいです」(澤氏)
既報のとおり、このモデルはスコッティ・キャメロンがネックを軽量化し、その分を外側に広がる翼部分にウェイトを配し、慣性モーメントを高めたモデル。ブレードの見た目でありながら、段違いの寛容性を誇るモデルとなっている。その昔、ホセ・マリア・オラサバルが使ったMAKSER『マクサーフィン』パターはヒール側に翼が張り出していたが、これがトゥにも均等に付いた形だ。
「最初は翼にウワッと驚く人もいるんですが、これが構えてみると、自然にブレードの部分のみに視点が集中して、翼が気にならなくなって“普通に『ニューポート』っぽく見える”というプロが多いんです。ちょうど、ブレードとマレットの間の子というか、いいとこ取りのモデルといったもので、すごく手応えがありますよ」(同)
同社のパターでツノ型といえば、ジャスティン・トーマスが使う『X5』が有名だが、今回のものはクランクネックの『CX-01』、ジョイントスラントネックの『CX-02』の両方ともトゥハングが似た仕上がりで、これまでのアンサー型パターの操作性を大きく損なうものではないとのこと。
「振ってみると分かるのですが、これまでのブレードに安定性がプラスされて挙動が安定してミスに強いことが分かると思います。あと、『CX-02』は見た目的にオフセットがシャフト半分で意外にセンターシャフトユーザーにもイケるなぁと思いました。矢野東くんともさっき話してたんですけど、彼もセンターシャフトユーザーだけど、いい反応でしたね」(同)
筆者も軽く素振りしてみたが、特に『CX-02』の方に、強烈な慣性モーメントの大きさを感じた。エースパターの『スパイダーツアーブラック』も、元々ブレードユーザーのために作られたショートスラントネック付きマレットで、スパイダーの慣性モーメントは言わずもがな。
『CX-02』はそれより挙動が安定しており、明らかにミスに強そう。フェースの垂直のアライメントを重視する筆者には、余計な部分(ヘッド後方のデザイン)が目に入らなくて集中でき、視覚的にも翼がまったく気にならなかった。むしろ、翼の存在で、ストローク中にフェース開閉が少ないことがいつもよりもわかりやすかった。
ミスの強さには様々な理由があり、「翼だけではなく、ソールプレートやフェースなどもアルミ製で、周辺重量配分が追求されています」とのこと。マレットでも操作性のいいタイプといえば、これまでツノ型のオデッセイ『#7』がゴルファー的に鉄板になっている。
今回の『コンセプトX』は、その『#7』に次ぐ、新たなるバランス型のド定番パターとなる可能性を感じる。ブレードの見た目が好きでマレット級のやさしさもある。より見た目とフィーリングを重視する人に、新たなる“鉄板”となるか。
20日(木)に開幕する日亜共催大会「アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ」。練習日の今日は、日本ツアー初投入となるスコッティ・キャメロン『コンセプトX』パターを発見。ツアー担当の澤岩男氏によれば、「まだ昨日持ってきたばかりです」とのこと。
「昨日配り始めて、宮本勝昌さんやデイビッド・オーさん、Y・E・ヤンさんなど限られた選手に渡していますが、ヤンさんは反応が良かったですね。ワンピンくらいの距離がボコボコ入って、翼が付いて慣性モーメントの上がった『コンセプトX』の良さを体感したみたいです」(澤氏)
既報のとおり、このモデルはスコッティ・キャメロンがネックを軽量化し、その分を外側に広がる翼部分にウェイトを配し、慣性モーメントを高めたモデル。ブレードの見た目でありながら、段違いの寛容性を誇るモデルとなっている。その昔、ホセ・マリア・オラサバルが使ったMAKSER『マクサーフィン』パターはヒール側に翼が張り出していたが、これがトゥにも均等に付いた形だ。
「最初は翼にウワッと驚く人もいるんですが、これが構えてみると、自然にブレードの部分のみに視点が集中して、翼が気にならなくなって“普通に『ニューポート』っぽく見える”というプロが多いんです。ちょうど、ブレードとマレットの間の子というか、いいとこ取りのモデルといったもので、すごく手応えがありますよ」(同)
同社のパターでツノ型といえば、ジャスティン・トーマスが使う『X5』が有名だが、今回のものはクランクネックの『CX-01』、ジョイントスラントネックの『CX-02』の両方ともトゥハングが似た仕上がりで、これまでのアンサー型パターの操作性を大きく損なうものではないとのこと。
「振ってみると分かるのですが、これまでのブレードに安定性がプラスされて挙動が安定してミスに強いことが分かると思います。あと、『CX-02』は見た目的にオフセットがシャフト半分で意外にセンターシャフトユーザーにもイケるなぁと思いました。矢野東くんともさっき話してたんですけど、彼もセンターシャフトユーザーだけど、いい反応でしたね」(同)
筆者も軽く素振りしてみたが、特に『CX-02』の方に、強烈な慣性モーメントの大きさを感じた。エースパターの『スパイダーツアーブラック』も、元々ブレードユーザーのために作られたショートスラントネック付きマレットで、スパイダーの慣性モーメントは言わずもがな。
『CX-02』はそれより挙動が安定しており、明らかにミスに強そう。フェースの垂直のアライメントを重視する筆者には、余計な部分(ヘッド後方のデザイン)が目に入らなくて集中でき、視覚的にも翼がまったく気にならなかった。むしろ、翼の存在で、ストローク中にフェース開閉が少ないことがいつもよりもわかりやすかった。
ミスの強さには様々な理由があり、「翼だけではなく、ソールプレートやフェースなどもアルミ製で、周辺重量配分が追求されています」とのこと。マレットでも操作性のいいタイプといえば、これまでツノ型のオデッセイ『#7』がゴルファー的に鉄板になっている。
今回の『コンセプトX』は、その『#7』に次ぐ、新たなるバランス型のド定番パターとなる可能性を感じる。ブレードの見た目が好きでマレット級のやさしさもある。より見た目とフィーリングを重視する人に、新たなる“鉄板”となるか。