日本橋三越本店4階のゴルフ＆スポーツフロアにて1月2日（土）より開催されている「三越ゴルフフェスタ」。16日（土）からは人気プロゴルファーらのトークショーが行われ、20日（水）にはブリヂストンと用品契約を結んでいるツアープロ・宮本勝昌とヨネックス契約の若林舞衣子が登場した。

　12時半にまず宮本のトークショーが行われ、09年の国内男子ツアーの総括、史上最年少賞金王の石川遼について、クラブ選びのアドバイスなどが話された。石川遼については宮本自身が「かくれ遼君ファン」であることを明かし、「最後に何かやってくれるのではないか、という期待感がある」「こういう風にやりたいな、と思うことをやってくれる」と絶賛。自身の話よりも熱心に石川について話していた。

　クラブ選びについてはアイアンは差をつけるのが難しいので「好みが大切」、ドライバーについては「試打をして選ぶこと」や「今のクラブだとロフトが多めのものを選ぶのがベターだと思う」と観客たちアドバイスをしていた。

　トークショーの最後には観客からの質疑応答があり、「自分テンポの見つけ方」「アドレスのチェック方法」「プロのようにリキまずに打つ方法」など技術的な質問が飛んだ。どれも一言で簡単に答えられるような質問ではなく、これには宮本も苦笑。しかし、ひとつひとつ丁寧に回答していた。

　続いて15時半からは若林が登場。司会から「シーズン中の楽しみ」について聞かれると、同期の服部真夕らと居酒屋に行きご飯を食べることなどプライベートな話を披露。ちなみにツアー中は酒は飲まず、もっぱらウーロン茶でつまみを食べることが多いそうだ。

　若林の質疑応答には技術的な質問に加え、熱心なファンからの熱い激励などもあり和気藹々とした雰囲気に。オリジナル練習法とシーズン中のリラックス法についての質問には「鏡を見て練習する」「ホテルでアロマ、試合中は同期のプロとカラオケやゲームセンター行く」と回答していた。

　ツアープロの試合では見れない一面が垣間見れ、生で質問もできるこのイベント。ファンにとっては好きなプロと触れ合える滅多にない機会となったようだった。そしてプロにとっても有意義な時間だったようで宮本は「ゴルフ場以外でファンと触れ合えるこういうイベント好きなんです。今後もぜひ続けて欲しい」若林は「地元（新潟）から毎年来てくれるお客さんもいるんです。自分のことを応援してくれて本当に嬉しい。とても楽しい時間でした」とファンとの交流を楽しんだようだった。

　このゴルフフェスタは今月26日まで開催予定。今後のトークショーの予定などは三越の公式ホームページを参照。