＜サンダーソンファームズ選手権 3日目◇27日◇カントリークラブ・オブ・ジャクソン（7,440ヤード・パー72）＞

米国ミシシッピ州のカントリークラブ・オブ・ジャクソンで行われている米国男子ツアーの「サンダーソンファームズ選手権」。「WGC-HSBCチャンピオンズ」の裏試合は3日目が終了し、2日目に続き「64」をマークしたルーキーのキャメロン・チャンプ（米国）がトータル17アンダーで単独首位に立った。

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昨季のウェブドットコムツアー賞金ランク6位でドライビングディスタンス王。平均350ヤード近い豪打でありながら、70％近いFWキープ率を誇り、パーオン率も「75.46％」の4位で、平均スコアも3位。そして、トータルドライビングは3位、ボールストライキングは2位だった。

つまり、昨季のウェブドットコムツアー屈指のフルショット巧者で、当然スコアも出るということだ。そんな若き23歳が、PGAツアーメンバーとしてわずか2戦目にして勝利を手にしようとしていても、なんら驚きはない。ただ飛ばすだけではないのだから。

そんなチャンプ、以前タイガー・ウッズのコーチを務めていたショーン・フォーリーに師事している。この試合の2日目にも「バックスイングで本当に打ち急いでしまって、トップで間がなくなってしまっていた」と悩みを吐露し、フォーリーを呼び寄せた。3日目のスタート前に2人は修正した結果、2位と4打差をつけて明日の最終日を迎えることに。

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調子が崩れていたためか、ここまで3日間のスタッツは、平均飛距離331ヤード（1位）、FWキープ率50％（53位タイ）と多少ドライバーの方向性に難がある。ところが、持ち前のアイアン巧者ぶりも発揮しており、パーオン率は「81.48％」の4位タイ。平均パット3位にもつけており、初優勝のプレッシャーとの勝負となる。

新スピードスター、新・飛ばしモンスターの本領発揮は、誰もが驚くスピードでやってきた。

【キャメロン・チャンプの使用ギア】
1W：PING G400MAX（9°、FUJIKURA Pro White TS63-X,44.75インチ）
3W：PING G400（14.5°、プロジェクトX HZRDUS Black85-6.5,42.75インチ）
4I：PING i500（KBS C-Taper 130X）
4I〜PW：PING iブレード（KBS C-Taper 130X）
A,SW：PING GLIDE FORGED（50,54,60°KBS C-Taper 130X）
PT：PING PLD Mid Tyne4プロトタイプ