＜東建ホームメイトカップ 初日◇18日◇東建多度カントリークラブ・名古屋（三重県）◇7081ヤード・パー71＞

国内男子ツアーの開幕戦、「東建ホームメイトカップ」。小田孔明が初日「65」の4位タイ発進。「今年のオフは50ラウンドはしていて、ショットもここ最近ではないくらい良い」と、手応えを得ている。

オフにこんなにもラウンド数を増やした理由は「アイアンをカーボンシャフトに替えたので、ラウンドしたいと思って。いつもはトレーニングばかりであまりラウンドしていなくて体とスイングが合わなかった…」と語る。また、昨季までの『モーダスツアー125』（X）からカーボンシャフト（ヴィザードIB-WF）に変更した理由をこう語る。

「40歳を越えたので、カーボンを使ってみようと思って。ラクに振れる。40越えたら難しいクラブを使うよりも、軽めの簡単なクラブで良い球が出るようになればいいかと思った。（投入した結果が）良かったので使い続けてます」（小田孔明）

この話を聞く限りでは、不惑を迎えて「筋力や体力の衰えを感じたか？」と思ってしまう。そして、マスターズをTV観戦して「タイガーにはなれない…。モリナリがすごいので、モリナリになろうと思っています（笑）あのアイアンショットとパターがあれば…」と、飛距離を諦めたかのようにボヤいていた。

やはり小田は40歳を越え、飛距離の衰えを感じているのか？ と思いきや、まるっきり違っていた。初日のドライビングディスタンスは300.5ヤード（14位）と、むしろ昨季よりも飛んでいるのだ。「ジャスティン・ローズのドライバー（ホンマ『TW747 460』）が合っているので、去年より飛んでる。景色が変わってきているので、セカンドがラクになってきました」と、昨年よりも飛距離アップに成功していた。

アイアンも『TW747 Vx』 は7Iのロフトが30°と、立っているモデル。それもあって、カーボンシャフトで球を高く上げることを優先。ラクに距離を出せる仕様にしていた。飛距離が衰えるどころか、さらなるスケールアップをした小田孔明。言行不一致の飛距離アップで、過去2勝の東建で上々の滑り出し。3勝目はある！？

【小田孔明の使用ギア】
1W：ホンマTW747 460（10.5°）
3,5W：ホンマTW747 FW（15,18°）
UT：ホンマTW747 UT（22°）
4I,5I：ホンマTW737Vs（シャフト：IB-WF）
6I〜9I：ホンマTW747Vx（シャフト：IB-WF）
10I,AW：ホンマTW PROTO（52°）
SW：フォーティーンRM-22（58°）
PT：オデッセイ トゥーロンSan Francisco