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    国内男子開幕戦の1W使用率、女子に続いてキャロウェイが獲得。背景は?【記者の目】

    国内男子開幕戦の1W使用率、女子に続いてキャロウェイが獲得。背景は?【記者の目】

    配信日時:2019年4月19日 08時46分

    • ギア
    キャロウェイから「東建ホームメイトカップ」の使用率情報が…
    キャロウェイから「東建ホームメイトカップ」の使用率情報が…
    • 『エピックフラッシュサブゼロ』には実は3機種ありました…(右の◆◆と◆◆◆は5月中旬に発売)
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    東建ホームメイトカップ 2日目◇19日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7081ヤード・パー71>

    キャロウェイゴルフからツアー使用率に関する情報が届いた。

    「東建ホームメイトカップで、キャロウェイは国内女子ツアーに続き、国内男子ツアーも開幕戦でドライバー使用率No.1を獲得しました。ドライバーを使用している多くの選手が『EPIC FLASH』シリーズとなっており、国内女子ツアーに続き、男子ツアーでもEPIC FLASH旋風の予感です」(同社広報)

    ■契約プロだけでなく、ツアー供給品に契約フリーが飛びつく!

    同社の情報によれば、『エピックフラッシュサブゼロ』を使用するのは、ブレンダン・ジョーンズ中里光之介アンソニー・クウェイルショーン・ノリス、ジャン・ドンキュ、H・W・リュー、デービッド・オー、イ・サンヒ。『エピックフラッシュ(スタンダード)』を使用するのが、正岡竜二セン・セショウ

    中里光之介は「初めて打った瞬間に出球が速い!と感じました。スピンが少ない直進性の高
    い弾道で、高い球でもアゲンストの影響を受けにくい。10ヤードは伸びました。シャープで構えやすい顔もいい」と言い、ブレンダン・ジョーンズも「非常にまっすぐに飛んで行ってくれる感じがする。飛距離もさることながら、正確性が上がった」と語る。

    と、ここまでは契約プロなので褒めるのも当然。では、今季増えたクラブ契約フリーの『エピックフラッシュ』使用選手たちはどんな感想なのか? 実はツアー供給品という、隠れていた選択肢がカギだった。

    既報のようにツアー供給品の特殊な『エピックフラッシュサブゼロ◆◆◆』を使う池田勇太は「すぐ変わるかもしれないけどね(笑)『エピックフラッシュ』は距離が出る。『ROGUE』や前の『GBBエピック』よりも打感もよくなってるし」と、飛距離と打感に納得の様子。

    また、今季から契約フリーになった岩田寛も『同◆◆◆』を使用。「ほぼ全てのメーカーを試したけど、ヘッドスピードが1m/s上がったのは『エピックフラッシュサブゼロ』だった。ロフトが見えている方がいいし、顔が好き。今の所ずっとこれでいくつもり」と話す。

    キム・ヒョンソンも『同◆◆◆』を選んだ。「初速が速いしスピンが少ない。アゲンストでも飛距離が落ちず、風の中でもプレーしやすくなりました。シャフト(REVEプロトタイプX、市販品はアサルトアタック)との相性も良く、飛距離も伸びましたね」とのこと。

    ■『ROGUE』や『GBBエピック』を含めると選択肢が10種以上!

    また、今大会を腰痛で欠場した石川遼は、ディープで低スピンな『エピックフラッシュサブゼロ◆◆』で千葉オープンを連覇していた。(ブレンダン・ジョーンズ中里光之介も『◆◆』を使用)池田勇太らが使う『◆◆◆』が左を気にせず叩けるヒール側のすっきりしたモデルに対し、『◆◆』はよりスピンを抑制できるもう一つのツアー供給ヘッドだ。(5月中旬からキャロウェイエクスクルーシブで購入可能)

    そして、『エピックフラッシュ』(スタンダード)を選んだのは正岡竜二。「前より距離が伸びて気にいってます。『エピックフラッシュ』は初速が出ますよね。サブゼロは合わず、スタンダードです。つかまりも適度にあって構えた時の安心感もある」と話す。ジャンボ尾崎も「1ヤードでも飛ぶクラブを選んでいるだけだよ」と、同ヘッドを選んでいた。(1月中は松山英樹も同ヘッドだった)

    多くの契約フリーや契約外選手から選ばれることから、『エピックフラッシュ』の男子プロ人気が飛びであることに疑いはない。もう一つ見るべきは、選択肢の豊富さだろう。『エピックフラッシュ』シリーズだけで、『スター』『スタンダード』『サブゼロ』『サブゼロ◆◆』『サブゼロ◆◆◆』と、実に5機種から選べる。

    しかも、昨年モデルの『ROGUE』シリーズも現行品で、こちらにも『スター』『ノーマル』『サブゼロ』がある。(市原弘大は『ROGUEサブゼロ』を愛用)『GBBエピック』シリーズを使う重永亜斗夢ほか契約プロもおり、2本の柱が入った反発の高いヘッドの中から、実質10個以上もの選択肢があったのだ。これならキャロウェイが使用率1位になるのも当然だと感じる。

    さらに、池田勇太が実践するように、女子ツアーで流行る『サブゼロ』の【ウェイト外し】というチューンナップの選択肢もある。長尺化したい選手やパワーのないプレーヤーなど『エピックフラッシュ』はどんな選手にも対応可能。キャロウェイの言う『EPIC FLASH』旋風、今後さらに拡大する可能性を感じるのは筆者だけだろうか。

    Text/Mikiro Nagaoka

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