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原英莉花、師匠譲りのパターとやさしいアイアンで初優勝! パーオン率も1位【WITB】
原英莉花、師匠譲りのパターとやさしいアイアンで初優勝! パーオン率も1位【WITB】
配信日時:2019年6月2日 10時10分
<リゾートトラストレディス 最終日◇2日◇グランディ浜名湖ゴルフクラブ(静岡県)◇6560ヤード・パー72>
国内女子ツアー「リゾートトラストレディス」の最終日。トータル14アンダー・首位タイでフィニッシュした20歳の原英莉花、25歳のペ・ソンウ(韓国)によるプレーオフが行われ、2ホール目でバーディを奪った原がツアー初優勝をつかんだ。1998年度生まれの“黄金世代”ではツアー7人目の栄冠となった。
⇒目の前に敵がいるのは嫌いじゃない 原英莉花が師匠譲りの気合いで実力者振り切り初V
最終ホールの18番で2打目をベタピンに付け、土壇場でプレーオフに持ち込んだペ・ソンウ。1ホール目の18番パー4はともにパー。特にソンウは2打目を外し、アプローチを大オーバーしたにもかかわらず、長いパーパットを沈めるなど、精神力の強さを発揮。流れはソンウにあるかと思われた。
迎えた2ホール目は15番パー3で行われた。左の池サイドに切られた160ヤード前後のピン。雨が降る中オナーで『ミズノプロ918』アイアンを振り抜いた原は、ティショットをピン約2mにつけ、再び流れを取り戻す。後に打ったソンウもピン被りの好ショットを放つなど、一歩も譲らない。
だが、最終的には4m前後のスライスラインを外し、ソンウはバーディならず。対する原は、5月頭に師匠から貰ったマレット型のオデッセイ『EXOロッシー』がやはり力を発揮。ウィニングパットをしっかりと沈め、右手を高々と突き上げた。優勝後にはソンウと抱き合って、お互いの健闘をたたえ合った。
激闘の好ゲームとなったが、「本調子じゃない」と言いつつも原のショット力は際立っていた。3日間でパーオンが54ホール中46ホールとトップ。(ソンウは41回の12位タイ)『ミズノプロ』シリーズの中でもやさしいオフセット大きめの『ミズノプロ918』を愛用するのは、女子プロの中でも珍しいタイプだ。(ほとんどの選手がシャープな『518』を使用)
そして、勝負どころのパットも師匠譲りのオデッセイ『EXOロッシー』が光った。これまでピン型だったが、マレット型でしかも1インチ長い。「すごく悩んでいる時に頂いた。ミスが多かったから、見立ててくださったのでしょう。1インチ長いのは、もっと上からボールを見て、視野を広くということでしょうね。始動する時、ひとつ動作を入れると注意書きもありました」。
今大会はショットが本調子でない中、パットが好調だったため、初日から何度も「変な余裕がある。落ち着いている」と語っていた。だが、最終日のバックナインは、初優勝に向け猛チャージで伸ばす中ペ・ソンウに追いつかれ、プレーオフという激闘も経験。これを凌ぎ切った初勝利は、伸び盛りの大器にとって何者にも代えがたいもののはず。偉大な師匠から「2勝目が大事」とすぐにコメントが届き、勝利に浮かれることなく、さらなる高みを目指していく。
【原英莉花の優勝ギア】
1W:ミズノ ミズノプロ MODEL-Eプロト
(8.5°/テンセイCK Proオレンジ50/X)
3W:ミズノ ST-190(米国モデル)
5W:テーラーメイド M2(18°、2017年モデル)
3U:ミズノ GX(19°)
4I〜PW:ミズノ ミズノプロ918
A,SW:マスダゴルフ スタジオウェッジ(51,58.5°)
PT:オデッセイ EXOロッシー
BALL:ブリヂストン TOUR B X
国内女子ツアー「リゾートトラストレディス」の最終日。トータル14アンダー・首位タイでフィニッシュした20歳の原英莉花、25歳のペ・ソンウ(韓国)によるプレーオフが行われ、2ホール目でバーディを奪った原がツアー初優勝をつかんだ。1998年度生まれの“黄金世代”ではツアー7人目の栄冠となった。
⇒目の前に敵がいるのは嫌いじゃない 原英莉花が師匠譲りの気合いで実力者振り切り初V
最終ホールの18番で2打目をベタピンに付け、土壇場でプレーオフに持ち込んだペ・ソンウ。1ホール目の18番パー4はともにパー。特にソンウは2打目を外し、アプローチを大オーバーしたにもかかわらず、長いパーパットを沈めるなど、精神力の強さを発揮。流れはソンウにあるかと思われた。
迎えた2ホール目は15番パー3で行われた。左の池サイドに切られた160ヤード前後のピン。雨が降る中オナーで『ミズノプロ918』アイアンを振り抜いた原は、ティショットをピン約2mにつけ、再び流れを取り戻す。後に打ったソンウもピン被りの好ショットを放つなど、一歩も譲らない。
だが、最終的には4m前後のスライスラインを外し、ソンウはバーディならず。対する原は、5月頭に師匠から貰ったマレット型のオデッセイ『EXOロッシー』がやはり力を発揮。ウィニングパットをしっかりと沈め、右手を高々と突き上げた。優勝後にはソンウと抱き合って、お互いの健闘をたたえ合った。
激闘の好ゲームとなったが、「本調子じゃない」と言いつつも原のショット力は際立っていた。3日間でパーオンが54ホール中46ホールとトップ。(ソンウは41回の12位タイ)『ミズノプロ』シリーズの中でもやさしいオフセット大きめの『ミズノプロ918』を愛用するのは、女子プロの中でも珍しいタイプだ。(ほとんどの選手がシャープな『518』を使用)
そして、勝負どころのパットも師匠譲りのオデッセイ『EXOロッシー』が光った。これまでピン型だったが、マレット型でしかも1インチ長い。「すごく悩んでいる時に頂いた。ミスが多かったから、見立ててくださったのでしょう。1インチ長いのは、もっと上からボールを見て、視野を広くということでしょうね。始動する時、ひとつ動作を入れると注意書きもありました」。
今大会はショットが本調子でない中、パットが好調だったため、初日から何度も「変な余裕がある。落ち着いている」と語っていた。だが、最終日のバックナインは、初優勝に向け猛チャージで伸ばす中ペ・ソンウに追いつかれ、プレーオフという激闘も経験。これを凌ぎ切った初勝利は、伸び盛りの大器にとって何者にも代えがたいもののはず。偉大な師匠から「2勝目が大事」とすぐにコメントが届き、勝利に浮かれることなく、さらなる高みを目指していく。
【原英莉花の優勝ギア】
1W:ミズノ ミズノプロ MODEL-Eプロト
(8.5°/テンセイCK Proオレンジ50/X)
3W:ミズノ ST-190(米国モデル)
5W:テーラーメイド M2(18°、2017年モデル)
3U:ミズノ GX(19°)
4I〜PW:ミズノ ミズノプロ918
A,SW:マスダゴルフ スタジオウェッジ(51,58.5°)
PT:オデッセイ EXOロッシー
BALL:ブリヂストン TOUR B X
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