契約フリーの池田勇太。ジャンボのL字だけでなく、1Wを『Z785』に替えて勝利!
契約フリーの池田勇太。ジャンボのL字だけでなく、1Wを『Z785』に替えて勝利!
配信日時:2019年6月2日 16時17分
<〜全英への道〜ミズノオープンatザ・ロイヤルGC 最終日◇2日◇ザ・ロイヤル ゴルフクラブ(茨城県)◇8016ヤード・パー72>
8016ヤードのモンスターコースを制したのは、クラブ契約フリーの池田勇太だった。最後は腰痛明けとはいえ、超弩級の飛ばし屋であるチャン・キム(米国)に1打差まで迫られたが、1度も首位の座は譲らずトータル7アンダーで今季初優勝をつかんだ。
■ジャンボ90勝記念のL字パターは「見せたくなかった」
使用するシルバーのL字パターは、ブリヂストン『J's』のジャンボ尾崎90勝記念モデル。今季開幕からパターに悩んでいた池田は、東北福祉大の先輩・正岡竜二の勧めもあってL字パターを使用してみることに。そして自身が保有していた優勝記念パターのコレクションに手を加え、バッグに入れた。
「25年前に買った。100勝記念も持ってる。記念で出されるものを集めていて、使うつもりはなかったんだけど…」とコレクションに手を加える苦渋の決断を明かし、また「裏面は見せたくないから」とモデル名を鉛で隠し、使えるように調整を重ねていた。「シンプルな形のものがいいのかもと思って使った。打ちたい場所に打てるし、イメージ通りボールも出る」。
奇しくも「リゾートトラストレディス」で同じくジャンボを師と仰ぐ、原英莉花が師から授かったパターで初優勝し、ジャンボイズムを受け継ぐ者同士の同週優勝となった。だが、クラブに造形の深い池田のこと、それだけではなかった。開幕時からキャロウェイ『エピックフラッシュSZ』ドライバーを使用してきたが、これを変更していた。
■スペアのスリクソン『Z785』ドライバーを投入!
今季ここまでトータルドライビングは5位と、決して悪い状態ではなかった。(ドライビングディスタンス299.05yの23位、FWキープ率56.7%の26位)だが、“百試千改”のジャンボイズムを受け継ぐ池田が、スペアドライバーにもこだわり抜くのは当然。
かねてから3Wなどでスリクソン『Z F85』の高い性能を見抜いて何度もテストを重ねており、今週はドライバーにスリクソン『Z785』を投入。「エピックフラッシュと2種類のドライバーを使えるようにしていて、今週はこれに替えた」と明かす。
予選ラウンドは7600ヤード台で行われ、チャン・キムと「(ハザードにつかまるから)一番後ろのティの方がいい」と話していた。言葉どおり、8016ヤードで行われた3日目には上がり2ホールをダボ、ボギーとしながら「66」の大爆発。この日は310.5ヤード(11位タイ)、FWキープ率57.14%を記録し「オレは(8016yを)長く感じなかった」。
最終的に4日間平均でも305.5ヤード(18位)、FWキープ率50%(33位)と、ジャンボのL字パターだけでなく、『Z785』ドライバーも通算21勝目に貢献させていた。また、3Wにもテーラーメイドのやさしい『Mグローレ』を入れるなど、先入観なく良いものを探し続ける姿勢は相変わらず。
この勝利で、8度目の「全英オープン」切符も手に入れた。だが、さらなる高みを目指す男に“満足”の二文字はなく、パフォーマンスアップのためのギア追求の旅路に終わりはない。
【池田勇太の優勝ギア】
1W:スリクソン Z785(9.5°/ディアマナDF60/TX)
3W:テーラーメイド Mグローレ(15°)
3U:キャロウェイ エピック(20°)
5I〜7I:キャロウェイ APEX
7I〜AW:ヨネックス EZONE CB501
A,SW:タイトリスト ボーケイSM5(54,60°)
PT:ブリヂストン J'sジャンボ尾崎90勝記念パター
BALL:ブリヂストン TOUR-B X プロト
8016ヤードのモンスターコースを制したのは、クラブ契約フリーの池田勇太だった。最後は腰痛明けとはいえ、超弩級の飛ばし屋であるチャン・キム(米国)に1打差まで迫られたが、1度も首位の座は譲らずトータル7アンダーで今季初優勝をつかんだ。
■ジャンボ90勝記念のL字パターは「見せたくなかった」
使用するシルバーのL字パターは、ブリヂストン『J's』のジャンボ尾崎90勝記念モデル。今季開幕からパターに悩んでいた池田は、東北福祉大の先輩・正岡竜二の勧めもあってL字パターを使用してみることに。そして自身が保有していた優勝記念パターのコレクションに手を加え、バッグに入れた。
「25年前に買った。100勝記念も持ってる。記念で出されるものを集めていて、使うつもりはなかったんだけど…」とコレクションに手を加える苦渋の決断を明かし、また「裏面は見せたくないから」とモデル名を鉛で隠し、使えるように調整を重ねていた。「シンプルな形のものがいいのかもと思って使った。打ちたい場所に打てるし、イメージ通りボールも出る」。
奇しくも「リゾートトラストレディス」で同じくジャンボを師と仰ぐ、原英莉花が師から授かったパターで初優勝し、ジャンボイズムを受け継ぐ者同士の同週優勝となった。だが、クラブに造形の深い池田のこと、それだけではなかった。開幕時からキャロウェイ『エピックフラッシュSZ』ドライバーを使用してきたが、これを変更していた。
■スペアのスリクソン『Z785』ドライバーを投入!
今季ここまでトータルドライビングは5位と、決して悪い状態ではなかった。(ドライビングディスタンス299.05yの23位、FWキープ率56.7%の26位)だが、“百試千改”のジャンボイズムを受け継ぐ池田が、スペアドライバーにもこだわり抜くのは当然。
かねてから3Wなどでスリクソン『Z F85』の高い性能を見抜いて何度もテストを重ねており、今週はドライバーにスリクソン『Z785』を投入。「エピックフラッシュと2種類のドライバーを使えるようにしていて、今週はこれに替えた」と明かす。
予選ラウンドは7600ヤード台で行われ、チャン・キムと「(ハザードにつかまるから)一番後ろのティの方がいい」と話していた。言葉どおり、8016ヤードで行われた3日目には上がり2ホールをダボ、ボギーとしながら「66」の大爆発。この日は310.5ヤード(11位タイ)、FWキープ率57.14%を記録し「オレは(8016yを)長く感じなかった」。
最終的に4日間平均でも305.5ヤード(18位)、FWキープ率50%(33位)と、ジャンボのL字パターだけでなく、『Z785』ドライバーも通算21勝目に貢献させていた。また、3Wにもテーラーメイドのやさしい『Mグローレ』を入れるなど、先入観なく良いものを探し続ける姿勢は相変わらず。
この勝利で、8度目の「全英オープン」切符も手に入れた。だが、さらなる高みを目指す男に“満足”の二文字はなく、パフォーマンスアップのためのギア追求の旅路に終わりはない。
【池田勇太の優勝ギア】
1W:スリクソン Z785(9.5°/ディアマナDF60/TX)
3W:テーラーメイド Mグローレ(15°)
3U:キャロウェイ エピック(20°)
5I〜7I:キャロウェイ APEX
7I〜AW:ヨネックス EZONE CB501
A,SW:タイトリスト ボーケイSM5(54,60°)
PT:ブリヂストン J'sジャンボ尾崎90勝記念パター
BALL:ブリヂストン TOUR-B X プロト