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海外メジャーでも武器になる!? 堀川未来夢が7Wで求めた200〜220yの止め球【WITB】
海外メジャーでも武器になる!? 堀川未来夢が7Wで求めた200〜220yの止め球【WITB】
配信日時:2019年6月10日 05時50分
<日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 最終日◇9日◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7,387ヤード・パー71>
国内男子ツアーのメジャー第一戦「日本ツアー選手権森ビル杯」は、堀川未来夢の完全優勝となった。4打差がついたものの、最終日は堀川と今平周吾による熱戦で会場を盛り上げた。
同級生の2人は、昨年のダンロップフェニックストーナメントでも最終日最終組を同組でラウンド。本大会では首位を独走する堀川を今平が15番ロングのイーグルで迫るなど、見せ場を作った。この優勝で堀川は「全英オープン」の出場資格を獲得し、来週の「全米オープン」と併せて海外メジャー2試合で今平とともに戦うことが決まった。
■直近で、7Wを新『JGRプロト』に
先々週の8016ヤードのモンスターコース「ミズノオープン」を見据え、新兵器を投入していた堀川。「日本ツアー選手権森ビル杯」でも、引き続き新『JGRプロト』の7Wをバッグインしていた。
「7Wを入れた意図ですか? 本当は先週のミズノのように距離も長くて、200〜220yくらいのグリーンでも止まるクラブをと。3、4Uと守備範囲がすごく近かったので、それとは別の高い球で210yくらいを簡単に乗せられるクラブが欲しくて7Wにしました。それがミズノに限らず結構使えたので、今週もと。これが今の自分のフルメンバーです。
(入れたのは今年から?)今年の途中から。和合くらいからいろいろ試して、つかまり過ぎとかを改善して、ミズノに間に合わせた感じです。メンバー14本に入れるようにして、それから今も。ラクに220yくらいが止められるので(宍戸の最難関)17番ホールのセカンドとかはすごい楽にグリーンを捉えられましたね」(堀川未来夢)
■BSのプロ担当いわく「片山選手っぽい」
堀川が長く契約するブリヂストン(以下、BS)のツアー担当者も堀川の初勝利に沸き立ち、感慨深げだった。
「去年の開幕から筋金(TOUR B XD-3)に替えてすごく調子が良くなった。途中で微調整はありましたけど、元々曲がらないところに飛距離も伸びて去年から優勝争いに絡むようになりましたよね。直近で替えたもの? 最新の7Wを入れたり、色々やってますよ。
いま女子ツアーでも売出し中の、新『JGRプロト』がいいと言ってますね。彼はロングアイアンを入れずに、UTやショートウッドを入れて組み立てるタイプ。片山(晋呉)選手に近いのかもしれません。昔からショートゲームで組み立てるタイプですね。
あとはボールかな。(TOUR B)Xじゃなくて(TOUR B)XS。ショートゲームのフィーリング重視派ですね。パターやアプローチのフェースへの乗り感でボールを選んでますよ。(TOUR B)Xの方が男子プロは多いけどね。やっぱり、XSの方が軟らかいカバーなのでよりスピンがかかる。タイガーと同じですね」(BSツアー担当者)
■ペブルビーチGLでも出番が増える!?
軟体動物のように柔らかい関節可動域、ハンドアップアドレス、グローブをしない素手派、底抜けに明るい笑顔がトレードマークなどなど、先輩からも後輩からも愛されキャラの堀川にはさまざまな特徴がある。2週前に手に入れた「全米オープン」の出場権に続き、国内メジャーのタイトル、そして「全英オープン」の出場権も手に入れ、一躍“いま一番メジャーな男”に。
ジュニア時代は「かなわなかった」今平と、今週は世界トップの舞台でしのぎを削る。今平も同様、長いクラブを持たされるセカンド、難しいグリーン周りのアプローチで、培ってきた技術が試される。新『JGRプロト』の7Wで手にした新たな止め球は、必ず海外メジャーでも威力を発揮するはず。
【堀川未来夢の優勝ギア】
1W:ブリヂストン TOUR B XD-3プロト
(9.5°/ツアーAD PT-7X/45インチ/D2)
3,5W:テーラーメイドM4(15,18°)
7W:ブリヂストン TOUR B JGR プロト(21°)
4U:ブリヂストン J15HYプロト(24°)
5I〜PW:ブリヂストン TOUR BX-CB
A,SW:ブリヂストン TOUR B XW-F(52,58°)
PT:テーラーメイド スパイダーツアーレッド プロト
BALL:ブリヂストン TOUR B XS
国内男子ツアーのメジャー第一戦「日本ツアー選手権森ビル杯」は、堀川未来夢の完全優勝となった。4打差がついたものの、最終日は堀川と今平周吾による熱戦で会場を盛り上げた。
同級生の2人は、昨年のダンロップフェニックストーナメントでも最終日最終組を同組でラウンド。本大会では首位を独走する堀川を今平が15番ロングのイーグルで迫るなど、見せ場を作った。この優勝で堀川は「全英オープン」の出場資格を獲得し、来週の「全米オープン」と併せて海外メジャー2試合で今平とともに戦うことが決まった。
■直近で、7Wを新『JGRプロト』に
先々週の8016ヤードのモンスターコース「ミズノオープン」を見据え、新兵器を投入していた堀川。「日本ツアー選手権森ビル杯」でも、引き続き新『JGRプロト』の7Wをバッグインしていた。
「7Wを入れた意図ですか? 本当は先週のミズノのように距離も長くて、200〜220yくらいのグリーンでも止まるクラブをと。3、4Uと守備範囲がすごく近かったので、それとは別の高い球で210yくらいを簡単に乗せられるクラブが欲しくて7Wにしました。それがミズノに限らず結構使えたので、今週もと。これが今の自分のフルメンバーです。
(入れたのは今年から?)今年の途中から。和合くらいからいろいろ試して、つかまり過ぎとかを改善して、ミズノに間に合わせた感じです。メンバー14本に入れるようにして、それから今も。ラクに220yくらいが止められるので(宍戸の最難関)17番ホールのセカンドとかはすごい楽にグリーンを捉えられましたね」(堀川未来夢)
■BSのプロ担当いわく「片山選手っぽい」
堀川が長く契約するブリヂストン(以下、BS)のツアー担当者も堀川の初勝利に沸き立ち、感慨深げだった。
「去年の開幕から筋金(TOUR B XD-3)に替えてすごく調子が良くなった。途中で微調整はありましたけど、元々曲がらないところに飛距離も伸びて去年から優勝争いに絡むようになりましたよね。直近で替えたもの? 最新の7Wを入れたり、色々やってますよ。
いま女子ツアーでも売出し中の、新『JGRプロト』がいいと言ってますね。彼はロングアイアンを入れずに、UTやショートウッドを入れて組み立てるタイプ。片山(晋呉)選手に近いのかもしれません。昔からショートゲームで組み立てるタイプですね。
あとはボールかな。(TOUR B)Xじゃなくて(TOUR B)XS。ショートゲームのフィーリング重視派ですね。パターやアプローチのフェースへの乗り感でボールを選んでますよ。(TOUR B)Xの方が男子プロは多いけどね。やっぱり、XSの方が軟らかいカバーなのでよりスピンがかかる。タイガーと同じですね」(BSツアー担当者)
■ペブルビーチGLでも出番が増える!?
軟体動物のように柔らかい関節可動域、ハンドアップアドレス、グローブをしない素手派、底抜けに明るい笑顔がトレードマークなどなど、先輩からも後輩からも愛されキャラの堀川にはさまざまな特徴がある。2週前に手に入れた「全米オープン」の出場権に続き、国内メジャーのタイトル、そして「全英オープン」の出場権も手に入れ、一躍“いま一番メジャーな男”に。
ジュニア時代は「かなわなかった」今平と、今週は世界トップの舞台でしのぎを削る。今平も同様、長いクラブを持たされるセカンド、難しいグリーン周りのアプローチで、培ってきた技術が試される。新『JGRプロト』の7Wで手にした新たな止め球は、必ず海外メジャーでも威力を発揮するはず。
【堀川未来夢の優勝ギア】
1W:ブリヂストン TOUR B XD-3プロト
(9.5°/ツアーAD PT-7X/45インチ/D2)
3,5W:テーラーメイドM4(15,18°)
7W:ブリヂストン TOUR B JGR プロト(21°)
4U:ブリヂストン J15HYプロト(24°)
5I〜PW:ブリヂストン TOUR BX-CB
A,SW:ブリヂストン TOUR B XW-F(52,58°)
PT:テーラーメイド スパイダーツアーレッド プロト
BALL:ブリヂストン TOUR B XS
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