＜全米オープン 最終日◇16日◇ペブルビーチGL（カリフォルニア州）◇7075ヤード・パー71＞

「全米オープン」はトータル13アンダーまで伸ばしたゲーリー・ウッドランド（米国）が悲願の初メジャー制覇を達成。3打差の2位にはブルックス・ケプカ（米国）。114年ぶりとなる3連覇を狙って途中まで猛追を見せたが、ポーカーフェイスの35歳、ウッドランドには及ばなかった。

既報のとおり、昨季までクラブ契約フリーだったウッドランドだが、今年からWilsonと契約。ウッド類は昨季に引き続きPINGで、現在の「ボールストライキング」は1位と、ドライバー、アイアンともにフルショット巧者ぶりを発揮。

3日目以降は中空と思しきドライビングアイアンを抜き、『Wilson Staffモデルブレード』を3IからPWまで入れた。その名はウッドランドだが、バッグの中身は“アイアンランド”となっており、小さいグリーンを攻略してパーオン率も「72.22％」の2位。Wilson契約プロでは、パドレイグ・ハリントン以来のメジャー覇者となった。

⇒2日目まではこのセッティング

また、ショット巧者なだけではなく、グリーンを外した際のアプローチの安定感も際立っており「スクランブリング」も1位。4日間でわずか4つのボギーしか叩かず、忍耐力の強さ・守りの堅さ・堅実なマネジメントを完遂。「全米オープン」覇者にふさわしい見事な勝ちっぷりだった。

【ゲーリー・ウッドランドの優勝ギア】
1W：PING G410
（7°※表示は9°、Accra RPG 472 M5+）
3W：PING G410 LST
（13.5°※表示は14.5°、Accra Tour ZX 4100 M5）
3I〜PW：Wilson Staffモデルブレード
（KBS Tour C-Taper 130 X）
A,SW：タイトリスト ボーケイSM7
（53,58°、KBS Hi-Rev 2.0 125 X）
LW：テーラーメイド ミルドグラインドハイトウ（64°）
PT：スコッティ・キャメロン ニューポートプロトタイプ
BALL：タイトリスト プロV1