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    「アース」でミズノが1,2,3。でも【原英莉花だけ】ちょっと違う理由は?

    「アース」でミズノが1,2,3。でも【原英莉花だけ】ちょっと違う理由は?

    配信日時:2019年7月2日 01時53分

    • ギア
    「えっ、宮里美香プロも『518』だったんですか?」と、激闘明けで驚く原英莉花
    「えっ、宮里美香プロも『518』だったんですか?」と、激闘明けで驚く原英莉花 (撮影:山代厚男)
    • ジャンボ譲りのカーボンシャフトに、やさしいポケットキャビティ『918』!
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    ミズノがSNSを更新。「国内女子ツアー第17戦【アース・モンダミンカップ】にて、『ミズノプロ518』アイアン使用の申ジエプロが優勝しました!原英莉花プロも優勝争いに加わり、ミズノ1.2フィニッシュとなりました」(同社広報)

    ◇申ジエプロのコメント◇
    「強風対策で入れた『ミズノプロ518』の5番アイアンが活躍して優勝することができました!本当に素晴らしいアイアンです!応援ありがとうございました!」

    原 英莉花プロのコメント◇
    「悔しいです。でも最終18番のサードショットは9番アイアンで素晴らしいショットが打つことができました。これからもミズノのクラブで皆さんに喜んでもらえるショットを披露して、2勝目を狙いますので応援宜しくお願いします!」

    と、ここまではミズノが発表したコメントなのだが、もう1人2位に入った選手についての記載がない。そう、クラブ契約フリーの宮里美香も『ミズノプロ518』を今季の開幕戦から使っている。つまり、「アース」では1、2、2が『ミズノプロ』のアイアンだったのだ。

    ■原英莉花だけ大きな『918』。理由を本人に直撃。

    ――強風の最終日、お疲れ様ですし、ナイスプレーでした。惜しかったですね。

    「う〜〜ん……。ナイスプレー、だったんですかね? でも、ありがとうございます!」

    ――最高賞金額の大事な大会。誰もが獲りたい大会でしたが、『ミズノプロ』のアイアンが1、2、3フィニッシュでしたね。最終日にまくりまくって3位に入った宮里美香プロも今季から申ジエさんと同じ『ミズノプロ518』でしたね?

    「え〜〜、そうだったんですか!? 知らなかったです。へぇ〜〜、『518』なんですね、私とは違うなぁ〜」

    ――そこなんですが、『ミズノプロ』になってから、女子ツアーでミズノのアイアンを使う選手って、契約フリーの方を中心にここ数年でかなり増えてるじゃないですか。木戸愛プロ、アン・ソンジュプロ、申ジエプロ、宮里美香プロ……。その中でも大きなポケットキャビティの『918』を使うのは原プロだけです。一番パワーがあるのが原プロに見えるのですが、なぜ一番やさしいモデルなのかな?と。

    「そうですね、やはり、ジャンボさんの影響もあります。でも、大きい小さいじゃなくて、コントロールしやすいから『918』というのもありますね。すごくライン出しもしやすいですし、抜けもいいし、ミズノですから打感もいいですし。私、元々『MP-55』を使っていたりして、実は小ぶりでシャープなアイアンが好みだったんですよ。でも、やさしいモデルを使ってみると、すごく安定感がありますし、ミスの範囲が狭まるというか。そこはすごく大きいなって」

    ■原英莉花「やさしいしスピンも安定する」

    ――ちょっと意地悪な見方をすると、原プロ自身、シャープな小ぶりなアイアンの方が好みなら、そちらの方が操作性もいいはずだと思うんです。例えば、番手間の間の距離とか、中途半端な距離を微妙にタテ距離を合わせたい時とか、大きなヘッドで困ったりしませんか? 原プロの場合、代名詞のクラブが巻き付くようなビッグフィニッシュがあると思うんですけど、大きなヘッドはフルショットではシャープなものと大差はなくても、コントロールショットではどうなのかな? と。

    「私って、そんなにビッグフィニッシュって感じに見えますか? そう見えるんですね。でも、実際、コントロールショットというか、ハーフショットもよくしますよ。『ミズノプロ918』はそういうショットもやりやすいですし、ちょっとスライス気味にとか、低いドローでとか、弾道を作りやすいんです。私は弾道を作っていくタイプなので。もちろん、ライン出しも打ちやすいですし。『ミズノプロ』の中では大きな方かもしれませんけど、やはり、ミズノのアイアンですから。大きなヘッドでも弾道をコントロールしやすいので、単純なサイズではないと思うんですよね」

    ――なるほど。大きさだけで判断するなと。他に『ミズノプロ918』を使ってきて、メリットは感じていますか? 例えば、昨日みたいな強風下で、申ジエさんがUTの代わりに5Iを入れたり、スピン量のコントロールが非常にうまい印象でしたけど。スピンに関しては?

    「そうですね、さっきのタテ距離の話とも絡みますけど、私の場合、細かいスピン量をコントロールしたりするのが苦手というのはあります。元々スピン量が多いですし、ここだけ減らしたりというのは私にとっては難しい。だから『918』のようなヘッドだと、そういう部分も安定しやすいメリットは感じていますね」

    ――そういうことだったんですね! いや、納得です。そうか、元々原プロはスピンが余っているし、弾道も高いし、止められなくて困る状況が少ないですもんね! 少し打点がズレてもスピンが増え過ぎたり、減りすぎたりしないからこそ、安心して打っていけるってことかぁ〜。

    「はい、ミスの許容範囲が小さくなるというか。あれ? 許容範囲って言葉はおかしいか…。言い直します、ミスしても散らばる範囲が狭くなることが大事です。そういうやさしいアイアンがいいですね!」

    ――ありがとうございました!

    Text/Mikiro Nagaoka

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