比嘉真美子が1球で決めた、日本シャフト『N.S.PRO 950GH neo』。どんな特性?
比嘉真美子が1球で決めた、日本シャフト『N.S.PRO 950GH neo』。どんな特性?
配信日時:2019年7月18日 10時24分
17日、日本シャフトの新作発表が横浜市内で行われ、比嘉真美子が海外遠征直前に駆けつけて登壇。新作は『N.S.PRO 950GH neo』(以下、ネオ)で、一般アマチュアのど鉄板シャフト『N.S.PRO 950GH』(以下、NS950)を継承する、新たなるスタンダードを目指して作ったという。
■20年前とヘッド特性が違うから新たなスタンダードが必要
同社の栗原一郎氏は「『NS950』が生まれた20年前と現在ではアイアンヘッドの性能も大きく進化しました。飛び系アイアンや大型ヘッド、高MOIアイアンとのマッチングなど、新たな提案をしたいと考えました」と語り、『ネオ』は『NS950』よりセンター部分の剛性が高く、手元側はやや剛性を抑えているとか。
なぜ、比嘉真美子が登壇したのか? それはこれまで伏せられていたが、開幕戦の優勝時から実は『ネオ』を使用していたから。しかも、急遽使用を決めて、いきなり優勝という驚きの結果を出したからだった。当時のエピソードを比嘉が明かす。
「ずっとオフの間は前から使っていたもの(NS950のR)でしたけど、ちょっと試しに使ってみてと提案いただいて、打ったらものすごく良くて。もう本当に試合のギリギリで作ってもらって出来上がったのが試合の前日とかそんな感じでした」(比嘉真美子)
これまでもずっとスチールを使用してきたという比嘉だが、変更する前と後で、違いをどう感じているのだろうか?
「比較すると、もちろん前回のシャフトも良かったんですけど、【よりインパクトの時にムダなブレが少ない】というか。やっぱりこのインパクトからフォロースルーにかけてのムダな動きが本当に少なくて、素直に自分のスイングにマッチした動きになってくれているというのが一番の決め手でした。1球目で自分のイメージした球が出て、一発で使うと決めました」
9月から一般発売となる『N.S.PRO 950GH neo』。比嘉はどんなゴルファーにマッチすると感じているのだろうか?
「もちろん、すべてのアマチュアゴルファーの方に向いている、シンプルでいい動きをしてくれるシャフトだと思っています。でも、特に違いを実感できるのは、飛距離がある方や、競技として真剣にゴルフと向き合ってらっしゃる方は、すごく違いを感じられるシャフトというか、良さをより分かっていただけるのかなと」(同)
■アマチュア、識者は「ネオの方がしっかり」との声
多くのメディアや識者、関係者が新しい『NS950ネオ』と『NS950』を打ち比べるが、総じて多く聞かれた声は「ネオはしっかり」との声だった。フィッター兼クラフトマンの筒康博もこう感じたと言う。
「フィールとしては、手元側は『ネオ』の方が少し柔らかく感じましたね。それにバット径が『ネオ』の方が細いので、切り返しでより幅広い人にタイミングが取りやすくなったのかなと。これは比嘉プロも言っていましたよね。ただ、剛性分布にあるとおり、センター部分の剛性が上がって感じます。だから、皆さん、全体的にしっかりしたと感じる人は多いと思いますよ。比嘉プロも【飛距離がある人が】と言っているのはここかなと。
先端のフィーリングで言うと、まさに比嘉プロが言うように、『NS950』よりも穏やかというか、動きの少なさを感じました。左へ巻く量が減ったのに、右にペラっといくような球も出ない。【大型ヘッドや高MOIヘッドに合うスタンダードを】とメーカーは言っていますが、ヘッドというか、シャフト自体が左右の曲がりを減らしてくれる感じですね。『NS950』は大きなしなり量が特徴だったので、ここから『ネオ』に移行する人はフレックスを落とすのもアリでしょう。
いずれにせよ、合うフレックスが見つかると、左右のブレを減らしながら、コントロールショットの精度も高めやすいと思います。ムダなしなり過ぎ、しならな過ぎがなく、比嘉プロの言うようにシンプルな動きで狙い通りのインパクトを迎えやすいと思います。『モーダス105』とこれまでの『NS950』の間のような選択肢というか、より精度の高いプレーを狙う人に薦めたいですね」(筒)
試打クラブは軟鉄鍛造のツアーキャビティだったが、「高MOIや飛び系など新機能搭載アイアンとのマッチングに特化とあるので、そういうヘッドで打ってみたいです。印象が変わる可能性もありますし、曲がらない相乗効果にかなり期待ですね」と語っていた。発売は9月5日発売の中調子で、秋の新作への標準装着も期待される。重量はR(94.5g)、SR(97g)、S(98g)、X(104g)と『NS950』を継承している。
■20年前とヘッド特性が違うから新たなスタンダードが必要
同社の栗原一郎氏は「『NS950』が生まれた20年前と現在ではアイアンヘッドの性能も大きく進化しました。飛び系アイアンや大型ヘッド、高MOIアイアンとのマッチングなど、新たな提案をしたいと考えました」と語り、『ネオ』は『NS950』よりセンター部分の剛性が高く、手元側はやや剛性を抑えているとか。
なぜ、比嘉真美子が登壇したのか? それはこれまで伏せられていたが、開幕戦の優勝時から実は『ネオ』を使用していたから。しかも、急遽使用を決めて、いきなり優勝という驚きの結果を出したからだった。当時のエピソードを比嘉が明かす。
「ずっとオフの間は前から使っていたもの(NS950のR)でしたけど、ちょっと試しに使ってみてと提案いただいて、打ったらものすごく良くて。もう本当に試合のギリギリで作ってもらって出来上がったのが試合の前日とかそんな感じでした」(比嘉真美子)
これまでもずっとスチールを使用してきたという比嘉だが、変更する前と後で、違いをどう感じているのだろうか?
「比較すると、もちろん前回のシャフトも良かったんですけど、【よりインパクトの時にムダなブレが少ない】というか。やっぱりこのインパクトからフォロースルーにかけてのムダな動きが本当に少なくて、素直に自分のスイングにマッチした動きになってくれているというのが一番の決め手でした。1球目で自分のイメージした球が出て、一発で使うと決めました」
9月から一般発売となる『N.S.PRO 950GH neo』。比嘉はどんなゴルファーにマッチすると感じているのだろうか?
「もちろん、すべてのアマチュアゴルファーの方に向いている、シンプルでいい動きをしてくれるシャフトだと思っています。でも、特に違いを実感できるのは、飛距離がある方や、競技として真剣にゴルフと向き合ってらっしゃる方は、すごく違いを感じられるシャフトというか、良さをより分かっていただけるのかなと」(同)
■アマチュア、識者は「ネオの方がしっかり」との声
多くのメディアや識者、関係者が新しい『NS950ネオ』と『NS950』を打ち比べるが、総じて多く聞かれた声は「ネオはしっかり」との声だった。フィッター兼クラフトマンの筒康博もこう感じたと言う。
「フィールとしては、手元側は『ネオ』の方が少し柔らかく感じましたね。それにバット径が『ネオ』の方が細いので、切り返しでより幅広い人にタイミングが取りやすくなったのかなと。これは比嘉プロも言っていましたよね。ただ、剛性分布にあるとおり、センター部分の剛性が上がって感じます。だから、皆さん、全体的にしっかりしたと感じる人は多いと思いますよ。比嘉プロも【飛距離がある人が】と言っているのはここかなと。
先端のフィーリングで言うと、まさに比嘉プロが言うように、『NS950』よりも穏やかというか、動きの少なさを感じました。左へ巻く量が減ったのに、右にペラっといくような球も出ない。【大型ヘッドや高MOIヘッドに合うスタンダードを】とメーカーは言っていますが、ヘッドというか、シャフト自体が左右の曲がりを減らしてくれる感じですね。『NS950』は大きなしなり量が特徴だったので、ここから『ネオ』に移行する人はフレックスを落とすのもアリでしょう。
いずれにせよ、合うフレックスが見つかると、左右のブレを減らしながら、コントロールショットの精度も高めやすいと思います。ムダなしなり過ぎ、しならな過ぎがなく、比嘉プロの言うようにシンプルな動きで狙い通りのインパクトを迎えやすいと思います。『モーダス105』とこれまでの『NS950』の間のような選択肢というか、より精度の高いプレーを狙う人に薦めたいですね」(筒)
試打クラブは軟鉄鍛造のツアーキャビティだったが、「高MOIや飛び系など新機能搭載アイアンとのマッチングに特化とあるので、そういうヘッドで打ってみたいです。印象が変わる可能性もありますし、曲がらない相乗効果にかなり期待ですね」と語っていた。発売は9月5日発売の中調子で、秋の新作への標準装着も期待される。重量はR(94.5g)、SR(97g)、S(98g)、X(104g)と『NS950』を継承している。