ローリー・マキロイを予選で失い、地元の“ヒーロー”となったシェーン・ローリー。ギャラリーの大声援が、何よりの力になったに違いない。北アイルランドで68年ぶりに行われた記念すべき「全英」で、アイルランドのシェーン・ローリーが海外メジャー初制覇を果たした。

ローリーは今大会3日間を通してパーオン率1位。72ホール中57ホールでグリーンをとらえ、見事にチャンスをつくった。巨漢のローリーだが、流れるようなスイングで切れ味鋭いアイアンショットを放ち、ライバル達にプレッシャーをかけ続けた。ドライバーは『Z585』。今大会はロングアイアンやUTでのティショットが目立ったが、正確なライン出しのティショットも印象的だった。

【シェーン・ローリーの優勝ギア】
1W：スリクソンZ 585
（9.5°、ディアマナD+ 70X、45.25インチ）
3W：テーラーメイドM4（15°、DI-8 X）
2,3U：スリクソンZ U85（18,20°）
4、5I：スリクソン Z 575（23,26°）
6I〜PW：スリクソン Z 785
W：クリーブランド RTX 4 （51,58°)
PT：オデッセイ EXO 2-BALL
B：スリクソンZ-STAR XV

また、国内女子ツアーでも小祝さくらが待望の初勝利を挙げた。ダンロップ契約プロの同週優勝となり、小祝はこの試合から投入した新ドライバーを攻撃力アップにつなげていた。

小祝といえば、長らく『Z765』ドライバーを替えられなかったが、今大会から『Z785』に変更。辻村コーチによれば「振れるようになってきたので新しいのにしました」とのこと。計測ホールでのスタッツはラフに入れたため3日間で平均243ヤードだが、それ以外のホールではマッチアップしたイ・ミニョンを何度もオーバードライブ。これには解説者たちも「小祝さんがこの組で一番飛ぶんですね…」と、意外な飛距離アップに驚いていた。

⇒小祝さくら、初優勝。【スパイダーX女子】が増える理由と、重いグリーン

また、既報のテーラーメイド『スパイダーX カッパー/ホワイト スモールスラント』も重いグリーンで力を発揮。最終日は届かせることを意識した結果7バーディを奪取し、3日間の平均パットでも「27.33」と、出場選手全体の2位だった。

【小祝さくらの優勝ギア】
1W：スリクソン Z785
（9.5°、ディアマナB 50S、45インチ）
3W：スリクソン Z F85（15°）
5,7W：ダンロップ XXIO9（18,20°）
4U：スリクソン Z H85（22°）
5I〜PW：スリクソン Z585
A,SW：クリーブランド RTX-3 BLADE（50,58°）
PT：テーラーメイド スパイダーX
BALL：スリクソン Z-STAR XV