連載
勝者のギア
「日曜の朝は球を打つ必要がないくらいさ」。ブルックス・ケプカが省エネで今季3勝目【WITB】
「日曜の朝は球を打つ必要がないくらいさ」。ブルックス・ケプカが省エネで今季3勝目【WITB】
配信日時:2019年7月29日 02時55分
<WGC-フェデックス・セントジュード招待 最終日◇28日◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7237ヤード・パー70>
今季の世界ゴルフ選手権最終戦「WGC-フェデックス・セントジュード招待」は世界ランキング1位のブルックス・ケプカが最終日に「65」をマークし、トータル16アンダー、2位に3打差をつけて今季3勝目をはたした。WGC制覇は本人初となる。
優勝会見で「今週は風邪を引いていたが?」と問われ、「今週ずっと気分はすぐれなかったが、プレーに影響はなかった。みんないつでも何かしら具合の悪いところはあるものだ」と平然。また、「今日はティータイムの45分前に会場入りしたが、理由があってのこと?」と問われると、驚きの回答が。
「日曜日はいつも遅く入る。コースに着く前にストレッチをして体はほぐれてる。練習場でボールを打つ必要がないくらいさ。みんなスタート前のルーティーンで負荷がかかりすぎている。今日ボクの顔にストレス感を観た人は居ないと思う。いつもは55分前に会場入りするが、日曜日は45分前。もう3日間プレーしていたし、外は暑いし、あまり気分がすぐれなかったから、余計なエネルギーロスはしたくない。レンジでウォームアップしなくても、コースでできるしね」(ブルックス・ケプカ)
なんと、優勝争いの最終日でさえ、朝の練習が不要というほど合理的な考えを持っていた。そして「今日の優勝はどうやってお祝いする?」と聞かれても、男のシンプル思考は変わらず。
「ただ家に帰ってリラックスする。肉体的にも、精神的にも疲れているからね。優勝するととてつもなくエネルギーを奪われる。海外から帰ってきたばかりだし。家に帰って2日間ゆっくりして、火曜日の夜に次の会場に入る。そうすれば疲れが取れて新しい気持ちになれる。2日間は家で犬と遊んで、プールサイドでリラックス。ゴルフのことは考えない」(同)
意外なことに、現在の世界ランキング1位は、ゴルフの求道者タイプではなく、オン・オフの切り替えを重視していた。これまでの常識に縛られず、独自のスタイルで結果を出すケプカ。知られたことだが、クラブも世界最強にもかかわらず、どのメーカーとも契約しない独自路線を貫いて結果を出し続けている。
【ブルックス・ケプカの優勝ギア】
1W:テーラーメイドM5(10.5°、ディアマナD+ 70TX)
3 W:テーラーメイドM2 ツアー(16.5°、同D+ 80TX)
3I:ナイキVapor Fly Pro
4I〜PW:ミズノJPX 919 Tour(DG Tour Issue X100)
A,SW:タイトリスト ボーケイSM7 (52,56°)
LW:タイトリスト ボーケイSM4 (60°、同S400)
PT:スコッティ・キャメロンT10ニューポート2
BALL:タイトリストPro V1x
今季の世界ゴルフ選手権最終戦「WGC-フェデックス・セントジュード招待」は世界ランキング1位のブルックス・ケプカが最終日に「65」をマークし、トータル16アンダー、2位に3打差をつけて今季3勝目をはたした。WGC制覇は本人初となる。
優勝会見で「今週は風邪を引いていたが?」と問われ、「今週ずっと気分はすぐれなかったが、プレーに影響はなかった。みんないつでも何かしら具合の悪いところはあるものだ」と平然。また、「今日はティータイムの45分前に会場入りしたが、理由があってのこと?」と問われると、驚きの回答が。
「日曜日はいつも遅く入る。コースに着く前にストレッチをして体はほぐれてる。練習場でボールを打つ必要がないくらいさ。みんなスタート前のルーティーンで負荷がかかりすぎている。今日ボクの顔にストレス感を観た人は居ないと思う。いつもは55分前に会場入りするが、日曜日は45分前。もう3日間プレーしていたし、外は暑いし、あまり気分がすぐれなかったから、余計なエネルギーロスはしたくない。レンジでウォームアップしなくても、コースでできるしね」(ブルックス・ケプカ)
なんと、優勝争いの最終日でさえ、朝の練習が不要というほど合理的な考えを持っていた。そして「今日の優勝はどうやってお祝いする?」と聞かれても、男のシンプル思考は変わらず。
「ただ家に帰ってリラックスする。肉体的にも、精神的にも疲れているからね。優勝するととてつもなくエネルギーを奪われる。海外から帰ってきたばかりだし。家に帰って2日間ゆっくりして、火曜日の夜に次の会場に入る。そうすれば疲れが取れて新しい気持ちになれる。2日間は家で犬と遊んで、プールサイドでリラックス。ゴルフのことは考えない」(同)
意外なことに、現在の世界ランキング1位は、ゴルフの求道者タイプではなく、オン・オフの切り替えを重視していた。これまでの常識に縛られず、独自のスタイルで結果を出すケプカ。知られたことだが、クラブも世界最強にもかかわらず、どのメーカーとも契約しない独自路線を貫いて結果を出し続けている。
【ブルックス・ケプカの優勝ギア】
1W:テーラーメイドM5(10.5°、ディアマナD+ 70TX)
3 W:テーラーメイドM2 ツアー(16.5°、同D+ 80TX)
3I:ナイキVapor Fly Pro
4I〜PW:ミズノJPX 919 Tour(DG Tour Issue X100)
A,SW:タイトリスト ボーケイSM7 (52,56°)
LW:タイトリスト ボーケイSM4 (60°、同S400)
PT:スコッティ・キャメロンT10ニューポート2
BALL:タイトリストPro V1x
連載
勝者のギア