難しいアイアン⇒易しいアイアンへ。“ツアーアイアン”に異変!?【男女ツアーのギアノート】
難しいアイアン⇒易しいアイアンへ。“ツアーアイアン”に異変!?【男女ツアーのギアノート】
配信日時:2019年9月9日 01時39分
国内男子ツアー、女子ツアーのプロトタイプのテスト、新作のシーディング状況の最新情報をお伝えする【男女ツアーのギアノート】。初回は、秋の新作投入が続く“ツアーアイアン”について、最新のこぼれ話を見てみましょう!
■男子ツアーではMBを諦める人も!?
パク・サンヒョンがタイトリストの新作『620MB』で勝利をはたしたが、PING初の軟鉄鍛造MB『ブループリント』にも動きが。飛ばし屋のチャン・キムが先週のセガサミーで『iBlade』から同作に替えていた。キム自身、当初は「サイズが小さすぎて無理」と言っていたが、セガサミーの直前にPING本社に行って試したら感触がよく、セガサミーから投入、今週も優勝争いの末4位に。
⇒PING『ブループリント』ってどんなアイアン?本当に難しいの!?
国内男子では大槻智春、永野竜太郎らが開幕から『ブループリント』を投入している。ところが、額賀辰徳と高柳直人に関しては、最初は使っていたが、途中で『ブループリント』を断念したとか。男子プロでも軟鉄鍛造MBを諦める選手もいるようで、寛容性の高いラインナップ複数を持つPING契約プロならではの選択かもしれない。
■女子ツアー、一番易しい『ミズノプロ920』使用者が!
キャロウェイ契約プロの佐伯三貴、テレサ・ルー、藤田光里が飛び系軟鉄鍛造アイアン『X FORGED STAR』に変更し、「右にショートするはずのミスがなぜか乗る」とやさしさを口にしているのは既報の通り。ツアープロでも徐々に飛び系へのシフトが見られるが、今週はミズノ契約の野澤真央のバッグにも変化が!
同社の新作アイアン3機種(ミズノプロ120、520、920)の中でも最もやさしいダブルポケットキャビティの『ミズノプロ920』を使用。『918』ユーザーの原英莉花や幡野夏生らを差し置いて、ツアー初の使用者となった。「カンタンなのに、当たりが厚い。今週試して違和感がまったくなかった。気分転換も兼ねてすぐに入れました」と野澤。ウェッジも新作『T20』にチェンジ。
同社のツアー担当の話では、「選手権の会場にはツアーバスが入るため、アン・ソンジュ選手が『ミズノプロ920』を調整しながらテストする可能性もあります」とのこと。同社は昨季のツアー最多勝アイアンである『ミズノプロ518』の使用者を多数抱えるが、チタンマッスルの『520』ではなく、ダブルポケットキャビティの『920』にまさかの“引き”があるようだ。
⇒『ミズノプロ920』のアマ試打で大激論。アイアンに「やさしさ」の“中身”を問う必要はあるか?
その他、テーラーメイドの新作『P790』も来週以降で大きな動きがありそう。「やっと『P790』アイアンのツアー用在庫が会社に届きました…。来週は選手権なので投入まで至る選手は少ないかもしれませんが、デサントあたりでは本格的に使用する選手も現れるかも」とのこと。「大西葵プロ、ジョン・ジェウン選手あたりは、すぐに試しそう」とのことで、【易しいアイアン】への引きは、各社高まるばかりといったところだ。
■男子ツアーではMBを諦める人も!?
パク・サンヒョンがタイトリストの新作『620MB』で勝利をはたしたが、PING初の軟鉄鍛造MB『ブループリント』にも動きが。飛ばし屋のチャン・キムが先週のセガサミーで『iBlade』から同作に替えていた。キム自身、当初は「サイズが小さすぎて無理」と言っていたが、セガサミーの直前にPING本社に行って試したら感触がよく、セガサミーから投入、今週も優勝争いの末4位に。
⇒PING『ブループリント』ってどんなアイアン?本当に難しいの!?
国内男子では大槻智春、永野竜太郎らが開幕から『ブループリント』を投入している。ところが、額賀辰徳と高柳直人に関しては、最初は使っていたが、途中で『ブループリント』を断念したとか。男子プロでも軟鉄鍛造MBを諦める選手もいるようで、寛容性の高いラインナップ複数を持つPING契約プロならではの選択かもしれない。
■女子ツアー、一番易しい『ミズノプロ920』使用者が!
キャロウェイ契約プロの佐伯三貴、テレサ・ルー、藤田光里が飛び系軟鉄鍛造アイアン『X FORGED STAR』に変更し、「右にショートするはずのミスがなぜか乗る」とやさしさを口にしているのは既報の通り。ツアープロでも徐々に飛び系へのシフトが見られるが、今週はミズノ契約の野澤真央のバッグにも変化が!
同社の新作アイアン3機種(ミズノプロ120、520、920)の中でも最もやさしいダブルポケットキャビティの『ミズノプロ920』を使用。『918』ユーザーの原英莉花や幡野夏生らを差し置いて、ツアー初の使用者となった。「カンタンなのに、当たりが厚い。今週試して違和感がまったくなかった。気分転換も兼ねてすぐに入れました」と野澤。ウェッジも新作『T20』にチェンジ。
同社のツアー担当の話では、「選手権の会場にはツアーバスが入るため、アン・ソンジュ選手が『ミズノプロ920』を調整しながらテストする可能性もあります」とのこと。同社は昨季のツアー最多勝アイアンである『ミズノプロ518』の使用者を多数抱えるが、チタンマッスルの『520』ではなく、ダブルポケットキャビティの『920』にまさかの“引き”があるようだ。
⇒『ミズノプロ920』のアマ試打で大激論。アイアンに「やさしさ」の“中身”を問う必要はあるか?
その他、テーラーメイドの新作『P790』も来週以降で大きな動きがありそう。「やっと『P790』アイアンのツアー用在庫が会社に届きました…。来週は選手権なので投入まで至る選手は少ないかもしれませんが、デサントあたりでは本格的に使用する選手も現れるかも」とのこと。「大西葵プロ、ジョン・ジェウン選手あたりは、すぐに試しそう」とのことで、【易しいアイアン】への引きは、各社高まるばかりといったところだ。