テーラーメイド『SIM』の【形状見直し】が生む副産物
テーラーメイド『SIM』の【形状見直し】が生む副産物
配信日時:2020年1月10日 07時57分
テーラーメイドの新商品『SIM』とは、既報のとおり「Shape in Motion」の略。「イナーシャージェネレーター」と名付けられたナナメの突起で、ドライバー設計の課題だったMOIと低重心を両立したが、「変わったのはそれだけではない」と筒康博は言う。
▶テーラーメイド『SIM』シリーズを発表。ナナメの突起で、低重心・大MOI・空力改善を達成!
「塩見好輝プロ、永峰咲希プロの2人とも、“ヘッドのすわり”の変化をいの一番に挙げていました。ナナメの突起が付いたことで、トゥ側から見ると、『M5』より『SIM』の方が平らになったのが見て分かると思います。ナナメの突起が付いたことで、これまでお尻が上がるソール角になっていたのが、一変しました」(筒)
▶塩見好輝と永峰咲希、テーラーメイド『SIM』を打った第一印象は?
浮かせて構える人ならこれまでの形状で問題はないが、テーラーメイド以外のヘッドでも、「最近、ソール角が大きくて、置くとフェースが開いてしまうモデルが多かった」と言う。それだけなく、今後、他社のドライバー設計に影響を与える可能性も口にする。
「お尻が上がり、クラウンが下がる形は【シャローバック形状】と呼ばれ、テーラーメイドは他社に先んじてこの形状でした。投影面積を大きくし、深・低重心にするための工夫ですが、海外メーカー各社もこの形になるのが早かった。国産メーカーもようやくシャローバックが当たり前になってきたと思ったら、テーラーメイドがいち早くここを卒業した形です。今後、ナナメ以外の突起ヘッドが増えるかもしれません」(同)
また、丸型形状が多い国産メーカーに対する形状の違いも指摘。
「絶好調のPINGやテーラーメイドの2社が、トゥ側に膨らみの頂点がある形状を採用していることが興味深いです。ましてや『SIM MAX』は、『M6』よりさらに後ろの長さを短くして、トゥヒールを長くしましたからね。ヒール側がふくらんだ方が、つかまる安心感や重心距離の短さを無意識に感じさせるものですが、欧米ゴルファーの顔に対する好みは変化しているのかもしれません」(同)
奇抜なナナメの突起で、耳目を集めるテーラーメイド。ドライバー設計のトレンドを動かすか。
▶テーラーメイド『SIM』シリーズを発表。ナナメの突起で、低重心・大MOI・空力改善を達成!
「塩見好輝プロ、永峰咲希プロの2人とも、“ヘッドのすわり”の変化をいの一番に挙げていました。ナナメの突起が付いたことで、トゥ側から見ると、『M5』より『SIM』の方が平らになったのが見て分かると思います。ナナメの突起が付いたことで、これまでお尻が上がるソール角になっていたのが、一変しました」(筒)
▶塩見好輝と永峰咲希、テーラーメイド『SIM』を打った第一印象は?
浮かせて構える人ならこれまでの形状で問題はないが、テーラーメイド以外のヘッドでも、「最近、ソール角が大きくて、置くとフェースが開いてしまうモデルが多かった」と言う。それだけなく、今後、他社のドライバー設計に影響を与える可能性も口にする。
「お尻が上がり、クラウンが下がる形は【シャローバック形状】と呼ばれ、テーラーメイドは他社に先んじてこの形状でした。投影面積を大きくし、深・低重心にするための工夫ですが、海外メーカー各社もこの形になるのが早かった。国産メーカーもようやくシャローバックが当たり前になってきたと思ったら、テーラーメイドがいち早くここを卒業した形です。今後、ナナメ以外の突起ヘッドが増えるかもしれません」(同)
また、丸型形状が多い国産メーカーに対する形状の違いも指摘。
「絶好調のPINGやテーラーメイドの2社が、トゥ側に膨らみの頂点がある形状を採用していることが興味深いです。ましてや『SIM MAX』は、『M6』よりさらに後ろの長さを短くして、トゥヒールを長くしましたからね。ヒール側がふくらんだ方が、つかまる安心感や重心距離の短さを無意識に感じさせるものですが、欧米ゴルファーの顔に対する好みは変化しているのかもしれません」(同)
奇抜なナナメの突起で、耳目を集めるテーラーメイド。ドライバー設計のトレンドを動かすか。