＜サウジ国際　3日目◇1日◇ロイヤルグリーンズG＆CC（サウジアラビア）◇7010ヤード・パー70＞

欧州男子ツアーの「サウジ国際」の3日目。3位でスタートしたグレアム・マクドウェル（北アイルランド）が5バーディ、1ボギーの「66」をマークし、トータル12アンダーで単独トップに躍り出た。2010年の全米覇者は欧州ツアー11勝目をかけて最終日を迎える。

なお、現在世界ランキング1位のブルックス・ケプカ（米国）は、3日目にしてドライバーを変更。昨季まで使用していたテーラーメイド『M5』を初日、2日目まで使用したが、3日目はキャロウェイ『マーベリックサブゼロ』に置き換え、この日のベストスコアとなる「65」を叩き出し、前日の38位タイから一気に7位タイにジャンプアップ。トップと6打差から逆転を狙う。

▶契約フリーの強者が2020年の1Wを変更。ケプカ『SIM MAX』、フリートウッド『SIM』

2020年の初戦「アブダビHSBCチャンピオンシップ」ではテーラーメイドの新作『SIM MAX』を使用していたケプカ。2016年途中にナイキのクラブ・ボール撤退後、クラブ契約フリーの立場を維持したままテーラーメイド『M2』ドライバーへ移行した以後は『M3』や『M4』、『M5』など、歴代テーラーメイド製のドライバーを契約フリーのまま選んでおり、キャロウェイ製はここ数年ではかなりのレアケース。

▶世界ランク1位のブルックス・ケプカは「4大メジャーが最重要」で東京五輪スキップの可能性

五輪イヤーでもあくまでもメジャー優先の考えを貫くケプカだが、照準の「マスターズ」に向け、重要な武器を早く固定できるか。