＜AT＆Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマ　最終日◇9日◇ペブルビーチ・ゴルフリンクス＞

米国ツアー「AT＆Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマ」は全日程が終了。トータル19アンダーまで伸ばしたニック・テイラー（カナダ）が2015年の「サンダーソンファームズ選手権」以来となるツアー2勝目を手にした。昨年覇者で大会5勝を誇るフィル・ミケルソン（米国）は首位と5打差の3位に終わった。

テイラーのプレーで一際目立っていたのは、その古いドライバーだ。14本すべてをテーラーメイドで揃えるテイラーだが、新作『SIM』や『SIM MAX』へ移行済みの選手が多い中、テイラーは2017年製の『M2』。そして、サンデーバックナインでは重圧からか、飛距離、方向性ともに苦しむ姿が見られた。が、前半の貯金を活かし、15＆17番のバーディで最終的には2位に4打差をつける完全優勝となった。

新作を入れているのは3Wの『SIM MAX』と4I表示の『SIM MAX』アイアン。「ソニーオープン」から投入した4I表示のアイアンは、ロフトを21°と3I相当に寝かせ、ドライビングアイアンとして使用する。なお、今大会で11アンダーの4位タイに入ったジェイソン・デイもまだドライバーを『SIM』シリーズに移行できない一人。（M6を使用）だが、3Wは『SIM』へ置き換わっている。