シン貧打爆裂レポート『233HF アイアン』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2023年8月24日 08時00分
注目ポイント
ブリヂストンスポーツが、2023年9月8日に発売するのが『233HF アイアン』です。
“高初速・高弾道で狙い撃つ、中空高機能アイアン”というコピーです。
7番アイアンのロフトは28度。プレーンな7番アイアンのロフトは34度。6度差は、1.5番手から2番手ぐらいの飛距離アップになる計算です。前モデルまではポケットキャビティ構造な雰囲気で、ぶっ飛び系アイアンのど真ん中を貫くクラブという感じでしたが、新しい『233HF アイアン』は、ロフトを見た感じだと少し大人しく進化したようです。
また、ブリヂストンスポーツのアイアンのラインアップには、中空構造のアイアンがありませんでした。現在のアイアンの市場は大手のメーカーの中には中空アイアンをフラッグシップモデルとして展開しているケースもあり、近い将来に、中空構造がアイアンのメインになっていくという予測もあります。『233HF アイアン』は、そういう意味で、勝負のアイアンなのかもしれません。
テクノロジーで新しいのは、「DUAL CORE INSERT」です。
中空構造の内部は見えませんが、打点に近い下部にはポリマーを充填してやわらかい打感追及し、上部には比重が1/3の発泡ポリマーを充填することで軽量化して、高弾道を助けるというテクノロジーです。ヘッドのトウサイドには、タングステンウェイトを入れて、重心位置の最適化をしています。
「SP-COR+HIGH SPEED FACE DESIGN」は、サスペンションコアとディンプルフェースの組み合わせで、従来よりもディンプル数を増やし薄肉エリアを拡大し、「L字フェース」と「パワースリット」を搭載することで高初速化を追及しています。
「高機能アイアン」というコピーのように、『233HF アイアン』は、てんこ盛りなテクノロジーをぎゅうぎゅうに詰め込んだ中空アイアンです。
余計な装飾がなく、プレーンバックみたいに見えるので『233HF アイアン』は、キャディバッグに入っていたらカッコイイだろうなぁ、と想像させます。中空アイアンの良さは、まず、そういう見栄も満足させる外観だ、という人もたくさんいます。まあ、合格です。
『233HF アイアン』は、ワクワクさせるアイアンです。
試打した日は、薄曇りで、気温は24℃~28℃。微風でした。
使用したボールは、使い慣れていて、クラブの影響に集中できると言うことで『TOUR B X』です。
『233HF アイアン』は、どんなアイアンなのか? 秘密を暴くつもりで打ってみました!
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』