シン貧打爆裂レポート『233HF アイアン』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2023年8月24日 08時00分
ロマン派ゴルフ作家語る
『233HF アイアン』は、前モデルの後継機種と考えないのが正解。まったく新しいアイアンだと考えないとダメなのです。まず、他の中空アイアンでもあるのですけれど、アドレスする際にフェースの中央ではなく、ややヒールサイドに構えないと、フルに機能を味わえないというハウツーは『233HF アイアン』でも有効です。
『233HF アイアン』は、本格的でカッコイイというアイアンになっています。過去のデータが活かされていると感心したのは、ぶっ飛び系アイアンの番手間の大きな隙間問題が見事に解決していることです。
多くのぶっ飛び系アイアンが、ミドルアイアンの飛距離性能を優先した結果、ショートアイアンに大きな飛距離差が生まれ、スコアメイクに致命的なマイナスを生じがちなのですが、『233HF アイアン』は、ショートアイアンの飛距離性能をやや抑えても番手間に大きな隙間ができないようにして、ミドルアイアンの飛距離性能を解放することで、自然と番手差が大きくなっても影響が最小限で済むようにチューニングされているのです。そういうさり気ないところが、本格的だと感じさせます。
『233HF アイアン』で注意が必要なのは、飛距離性能とやさしさの両方を求めると戸惑うかもしれない、ということです。スコアアップさせることを最優先させているからです。
すでにぶっ飛び系を使っていて、スコアアップするためにアイアンを新しくしたいと考えているゴルファーに『233HF アイアン』をオススメします。また、ボールを飛ばせるカッコいいアイアンが欲しいゴルファーにも『233HF アイアン』は、オススメです。
『233HF アイアン』をひと言で書くなら、飛び系とぶっ飛び系を融合させて、スコアを安定させるクラブ。新しいアイアンなので機能が満載の分、今までと同じが通じないところもありますが、それは想定内だと考えるべきです。
上手く使え熟せば、『233HF アイアン』は、凄い武器になります。新兵器として、上手に使えたときに、使い手もバージョンアップできるのです。
試打クラブスペック
『233HF アイアン』
ヘッド素材 軟鉄(S25C)+ポリマー+発泡ポリマー+タングステンウェイト
フェース Ultimate Strong Metal 2.0
ロフト #5/22度、#6/25度、#7/28度、#8/33度、#9/38度、PW/43度
シャフト N.S.PRO 850GH neo(S)
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』