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メジャー最年長Vのミケルソン。40代後半からの平均ヘッドスピードの推移がもの凄い【WITB】
メジャー最年長Vのミケルソン。40代後半からの平均ヘッドスピードの推移がもの凄い【WITB】
配信日時:2021年5月24日 08時20分
<全米プロゴルフ選手権 最終日◇23日◇キアワ・アイランド・ゴルフリゾート オーシャンコース(サウスカロライナ州)◇7876ヤード・パー72>
50歳11カ月のフィル・ミケルソン(米国)が「全米プロゴルフ選手権」を制覇。1968年にジュリアス・ボロスが48歳で本大会を制して以来、53年ぶりに最年長優勝記録を塗り替えた。既報の通り、今大会から長尺ドライバーのヘッドをキャロウェイ『EPIC SPEEDプロト』(リアルロフト5.25度、47.75インチ)に変更しての勝利だった。
▶▶▶デシャンボーに続き、ミケルソンも1Wロフト【5度台】!? 全米プロの使用ギアをキャロウェイ担当者が公開
▶▶▶1、2Wは“オリジナルワン”の二刀流。50歳で首位、ミケルソンが7876yを攻略
サムアップを繰り返し、観客の声援に応える“人気者”の復活劇に、最終18番では会場の興奮が最高潮に達した。制止を振り切って大ギャラリーがコース内になだれ込み、歴史を塗り替える男の偉業を祝った。今大会の練習ラウンドでも一緒に回り、互いに影響を与え合うブライソン・デシャンボーもインスタグラムで祝福。
「おめでとうございます@philmickelson 信じられないほどのパフォーマンスで、今週は 全米プロで練習ラウンドをしたことをとても光栄に思います!あなたと一緒に走ることができたらいいのにと思いましたが、私の週ではありませんでした。全米オープンでお会いできるのを楽しみにしています。それを爆撃し続けてください!私は年をとった時でもあなたのようになろうとしているだけです#bombbrothers」
最後にハッシュタグで「bombbrothers(爆弾兄弟)」としているが、ミケルソン自身、320yを超える長尺ドライバーショットのことを「Nasty Bomb(えげつない爆弾)」と呼んでおり、仲のいいデシャンボーもミケルソンの長尺ドライバーが放つ長距離を“爆弾”と称えている。
2019年からそれまでの恰幅のいい体型からスリムに肉体改造していたミケルソン。下記のように、平均ヘッドスピードとドライビングディスタンス(ALL DRIVE)の推移を振り返っても、48歳のこの年、平均120.11mphを記録。キャロウェイ担当者は「彼が47.5インチを試したのはチャンピオンズツアーデビューの直前(2020年8月)でした」と話しており、デシャンボーの肉体改造が話題になった昨年夏以降に1Wを長尺化していた。
■年齢 ■平均HS(mph)■平均飛距離(ALL DRIVE)
50歳/117.67(52.6m/s、48位)293.5y(54位)1勝
49歳/117.09(52.3m/s、48位)296.6y(29位)
48歳/120.11(53.7m/s、24位)296.9y(16位)1勝
47歳/116.48(52.1m/s、54位)294.2y(27位)1勝
46歳/114.24(51.1m/s、91位)289.2y(57位)
45歳/115.41(51.6m/s、52位)290.3y(31位)
44歳/118.09(52.8m/s、22位)289.0y(24位)
43歳/115.62(51.7m/s、56位)288.2y(33位)
42歳/116.25(51.9m/s、52位)286.1y(30位)3勝
41歳/116.81(52.2m/s、41位)288.5y(34位)1勝
40歳/118.48(52.9m/s、16位)293.1y(9位)1勝
39歳/119.56(53.4m/s、9位)295.0y(7位)1勝
38歳/120.08(53.7m/s、7位)296.8y(5位)4勝
37歳/117.32(52.4m/s、31位)290.8y(15位)2勝
36歳/122.04(54.6m/s、5位)289.2y(28位)4勝
先月には当初の47.5インチよりさらに長い48インチをテストし、さらなる飛距離アップを狙い、“えげつない爆弾”を強化しているミケルソン。短い44インチの2Wもかなりの頻度で多用するが、若い頃と同じか、それを上回る平均ヘッドスピードを保ち続けている。そんなミケルソンの最年長「全米プロ」優勝ギアは下記。
【フィル・ミケルソンの優勝ギア】※@以下がリアルロフト
1W:EPIC SPEEDプロト(表示6 @5.25°、ベンタスブラック6TX、47.75インチ、D9)
2W:テーラーメイド ORIGINAL ONE(11.5°、ベンタスブラック7X)
4W:MAVRIK Sub Zero(表示16.5@14°、ベンタスブルー8X、43インチ)
UT:X21 UTプロト(表示19@20.5,25°、MMT UT 105TX)
6I〜PW:APEX MB(KBS Tour V 125 S+)
AW:PM Grind 2019(表示52@50°、KBS Tour V 125 S+)
S,LW:PM Grind プロト“RAW”(55,60°、KBS Tour V 125 S+)
PT:オデッセイMilled Blade “Phil Mickelson”
BALL:クロムソフトX トリプル・トラック
50歳11カ月のフィル・ミケルソン(米国)が「全米プロゴルフ選手権」を制覇。1968年にジュリアス・ボロスが48歳で本大会を制して以来、53年ぶりに最年長優勝記録を塗り替えた。既報の通り、今大会から長尺ドライバーのヘッドをキャロウェイ『EPIC SPEEDプロト』(リアルロフト5.25度、47.75インチ)に変更しての勝利だった。
▶▶▶デシャンボーに続き、ミケルソンも1Wロフト【5度台】!? 全米プロの使用ギアをキャロウェイ担当者が公開
▶▶▶1、2Wは“オリジナルワン”の二刀流。50歳で首位、ミケルソンが7876yを攻略
サムアップを繰り返し、観客の声援に応える“人気者”の復活劇に、最終18番では会場の興奮が最高潮に達した。制止を振り切って大ギャラリーがコース内になだれ込み、歴史を塗り替える男の偉業を祝った。今大会の練習ラウンドでも一緒に回り、互いに影響を与え合うブライソン・デシャンボーもインスタグラムで祝福。
「おめでとうございます@philmickelson 信じられないほどのパフォーマンスで、今週は 全米プロで練習ラウンドをしたことをとても光栄に思います!あなたと一緒に走ることができたらいいのにと思いましたが、私の週ではありませんでした。全米オープンでお会いできるのを楽しみにしています。それを爆撃し続けてください!私は年をとった時でもあなたのようになろうとしているだけです#bombbrothers」
最後にハッシュタグで「bombbrothers(爆弾兄弟)」としているが、ミケルソン自身、320yを超える長尺ドライバーショットのことを「Nasty Bomb(えげつない爆弾)」と呼んでおり、仲のいいデシャンボーもミケルソンの長尺ドライバーが放つ長距離を“爆弾”と称えている。
2019年からそれまでの恰幅のいい体型からスリムに肉体改造していたミケルソン。下記のように、平均ヘッドスピードとドライビングディスタンス(ALL DRIVE)の推移を振り返っても、48歳のこの年、平均120.11mphを記録。キャロウェイ担当者は「彼が47.5インチを試したのはチャンピオンズツアーデビューの直前(2020年8月)でした」と話しており、デシャンボーの肉体改造が話題になった昨年夏以降に1Wを長尺化していた。
■年齢 ■平均HS(mph)■平均飛距離(ALL DRIVE)
50歳/117.67(52.6m/s、48位)293.5y(54位)1勝
49歳/117.09(52.3m/s、48位)296.6y(29位)
48歳/120.11(53.7m/s、24位)296.9y(16位)1勝
47歳/116.48(52.1m/s、54位)294.2y(27位)1勝
46歳/114.24(51.1m/s、91位)289.2y(57位)
45歳/115.41(51.6m/s、52位)290.3y(31位)
44歳/118.09(52.8m/s、22位)289.0y(24位)
43歳/115.62(51.7m/s、56位)288.2y(33位)
42歳/116.25(51.9m/s、52位)286.1y(30位)3勝
41歳/116.81(52.2m/s、41位)288.5y(34位)1勝
40歳/118.48(52.9m/s、16位)293.1y(9位)1勝
39歳/119.56(53.4m/s、9位)295.0y(7位)1勝
38歳/120.08(53.7m/s、7位)296.8y(5位)4勝
37歳/117.32(52.4m/s、31位)290.8y(15位)2勝
36歳/122.04(54.6m/s、5位)289.2y(28位)4勝
先月には当初の47.5インチよりさらに長い48インチをテストし、さらなる飛距離アップを狙い、“えげつない爆弾”を強化しているミケルソン。短い44インチの2Wもかなりの頻度で多用するが、若い頃と同じか、それを上回る平均ヘッドスピードを保ち続けている。そんなミケルソンの最年長「全米プロ」優勝ギアは下記。
【フィル・ミケルソンの優勝ギア】※@以下がリアルロフト
1W:EPIC SPEEDプロト(表示6 @5.25°、ベンタスブラック6TX、47.75インチ、D9)
2W:テーラーメイド ORIGINAL ONE(11.5°、ベンタスブラック7X)
4W:MAVRIK Sub Zero(表示16.5@14°、ベンタスブルー8X、43インチ)
UT:X21 UTプロト(表示19@20.5,25°、MMT UT 105TX)
6I〜PW:APEX MB(KBS Tour V 125 S+)
AW:PM Grind 2019(表示52@50°、KBS Tour V 125 S+)
S,LW:PM Grind プロト“RAW”(55,60°、KBS Tour V 125 S+)
PT:オデッセイMilled Blade “Phil Mickelson”
BALL:クロムソフトX トリプル・トラック
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