セキ・ユウティンがPING 2021パターに挿した、真っ白シャフトの威力とは?【記者の目】
セキ・ユウティンがPING 2021パターに挿した、真っ白シャフトの威力とは?【記者の目】
配信日時:2021年9月19日 00時52分
PINGのツアー担当者から、契約プロの使用ギア情報が入った。
「セキ・ユウティン選手が『スタビリティ ツアー2 ポーラー』シャフトをテストして好感触だったため、試合でも使ったそうです。プロから【スチールより硬くてシャフトのしなりが少ない。そのため、操作性が良く感じる。転がりもボールのねじれが少ない】とのことで、テストで好感触だから試合でも使ったとのことで、笑顔の画像が送られてきました」(同社ツアー担当者)
▶▶▶パターの【嫌〜なブルッ】が消える。スタビリティ+センスグリップ=最強!?
セキと言えば、今年6月の「パナソニックレディス」で3位タイに入って以来、先週の「女子プロ選手権」で15位タイと上位フィニッシュしていたが、PINGパターのマレット型『FETCH』に挿した『スタビリティ ツアー2 ポーラー』に余程の手応えを得た様子。さすがPINGの担当者の提案力と言った所だが、一体どんなシャフトなのか? 筒康博が解説する。
「今回は白いカラーリングですが、元々はルイ・ウーストハウゼン選手がパターに挿している真っ黒の『スタビリティ ツアーブラック』と同様、非常に剛性の高いカーボンシャフトです。ユウティン選手が言う通り、ほとんどしならなず、高MOIのネオマレット系のデカヘッドや、重いパターヘッドを意のままに動かす力を持っています」(筒)
▶▶▶ウーストハウゼンが「完璧なラウンド」 11年ぶりのタイトルに向け首位発進
筒もエースに採用中の真っ白シャフトを試すと、先端がスチールな点はオデッセイ『ストロークラボシャフト』似だが、剛性が圧倒的に高かった。そして筒の言う通り、MOIが大きく、動きの重いヘッド(ストロークラボTEN)をウソのようにスピーディに引けた。全くヘッドの揺れや軌道のブレを気にする暇なく、バックスイングで何も考えず、スムーズに直線的に引けてしまう。
「今年の全英OPで惜しくも3位だった、ウーストハウゼン選手の【重圧下のストロークのスムーズさ】に目を見張った人も多いはず。彼のシャフトは真っ黒ですが、今回の真っ白は視覚的にも軽く感じる上、その硬さや重さを全く感じることなくスムーズに引け、重圧がかかった時でもウソのように手が動くはず。静から動の始動さえうまくいけば、途端にパットが良くなる選手って、意外に多いんですよ」(筒)
「練習では入るが、本番では入らない」「バックスイングでヘッドの揺れが気になっている」「バックスイングが慎重になり過ぎてリズムが悪い」というゴルファーは、試す価値が大きそうだ。
Text/Mikiro Nagaoka
「セキ・ユウティン選手が『スタビリティ ツアー2 ポーラー』シャフトをテストして好感触だったため、試合でも使ったそうです。プロから【スチールより硬くてシャフトのしなりが少ない。そのため、操作性が良く感じる。転がりもボールのねじれが少ない】とのことで、テストで好感触だから試合でも使ったとのことで、笑顔の画像が送られてきました」(同社ツアー担当者)
▶▶▶パターの【嫌〜なブルッ】が消える。スタビリティ+センスグリップ=最強!?
セキと言えば、今年6月の「パナソニックレディス」で3位タイに入って以来、先週の「女子プロ選手権」で15位タイと上位フィニッシュしていたが、PINGパターのマレット型『FETCH』に挿した『スタビリティ ツアー2 ポーラー』に余程の手応えを得た様子。さすがPINGの担当者の提案力と言った所だが、一体どんなシャフトなのか? 筒康博が解説する。
「今回は白いカラーリングですが、元々はルイ・ウーストハウゼン選手がパターに挿している真っ黒の『スタビリティ ツアーブラック』と同様、非常に剛性の高いカーボンシャフトです。ユウティン選手が言う通り、ほとんどしならなず、高MOIのネオマレット系のデカヘッドや、重いパターヘッドを意のままに動かす力を持っています」(筒)
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筒もエースに採用中の真っ白シャフトを試すと、先端がスチールな点はオデッセイ『ストロークラボシャフト』似だが、剛性が圧倒的に高かった。そして筒の言う通り、MOIが大きく、動きの重いヘッド(ストロークラボTEN)をウソのようにスピーディに引けた。全くヘッドの揺れや軌道のブレを気にする暇なく、バックスイングで何も考えず、スムーズに直線的に引けてしまう。
「今年の全英OPで惜しくも3位だった、ウーストハウゼン選手の【重圧下のストロークのスムーズさ】に目を見張った人も多いはず。彼のシャフトは真っ黒ですが、今回の真っ白は視覚的にも軽く感じる上、その硬さや重さを全く感じることなくスムーズに引け、重圧がかかった時でもウソのように手が動くはず。静から動の始動さえうまくいけば、途端にパットが良くなる選手って、意外に多いんですよ」(筒)
「練習では入るが、本番では入らない」「バックスイングでヘッドの揺れが気になっている」「バックスイングが慎重になり過ぎてリズムが悪い」というゴルファーは、試す価値が大きそうだ。
Text/Mikiro Nagaoka