日本女子ツアーは今季の最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」、国内男子ツアーは残り2戦で「カシオワールドオープン」が進行中。今年の国内ツアーもいよいよ大詰めだが、今季の勝ちパターはどうなっているのか？ 日本女子ツアーの状況を整理してみよう。

【JLPGA勝利数、ブランド順】
1位―――27勝／オデッセイ
2位―――6勝／テーラーメイド
3位T――1勝／PING、EVNROLL、World Craft Design、SQUAD

国内女子ツアーのメーカー別の勝利数は、37試合中27勝がオデッセイ。実に73％近い勝率をマークしていた。そんな中、3位タイに1勝ずつで既存の大手メーカーではない新興勢力が入るなど、例年とは違う“兆し”が見られるシーズンとなった。では、どんなモデルが勝っているのか？

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【JLPGA勝利数、モデル別順】
6勝／WHITE HOT OG ROSSIE（西郷真央、藤田さいき）
4勝／WHITE HOT OG 2-BALL BLADE（山下美夢有、金田久美子）
3勝／WHITE HOT OG #1W CS（サイ・ペイイン、岩井千怜）、TOULON SAN DIEGO（川崎春花、植竹希望）、TRUSS TB1（稲見萌寧、高橋彩華）
2勝／WHITE HOT OG #7 S（西村優菜）、TEN TRIPLE TRACK（青木瀬令奈、小祝さくら）、2-BALL ELEVEN CH（菊地絵理香、イ・ミニョン）、O-WORKS #1（勝みなみ）

ご覧のとおり、西郷真央の5勝と山下美夢有の3勝が貢献してオデッセイ『WHITE HOT OG』シリーズがなんと計15勝と圧倒的な勝ちパターに。興味深いのは、テーラーメイドの『トラス』からコレに変更する選手が増えたこと。金田久美子や渡邉彩香がそれに辺り、昨季強かったトラス使用者に動きが見られた。

また、シーズン当初PINGを使用していた藤田さいきもオデッセイ『WHITE HOT OG』で11年ぶりの優勝をはたしており、ベテランの復活Vという意味でも金田久美子とシンクロ。最多勝シリーズがベテラン2人の復活に好影響を及ぼしたと言えるだろうか。