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    ツアープロコーチも驚いた!? コブラ最新パターは“ミスヒットでも順回転”

    4月13日(土)から発売されるコブラの最新パターが『3D PRINTED パター』と『VINTAGE パター』だ。コブラらしい革新的なテクノロジーを搭載したパターに仕上がっているようだが、ゴルファーにどんなメリットをもたらしてくれるのか。今回はパッティングに詳しいツアープロコーチ、南秀樹に最新パターをテストしてもらった。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年4月17日 06時36分

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    コブラの最新パターには、パッティングがやさしくなる驚きのテクノロジーが搭載されていた
    コブラの最新パターには、パッティングがやさしくなる驚きのテクノロジーが搭載されていた
    • コブラ『3D PRINTED PUTTER』シリーズ。超精密な設計が可能な「3Dプリンター」を活用することで、寛容性の高さやフィーリングの良さを追求している
    • コブラ『VINTAGE PUTTER』シリーズ。ヘッド形状の美しさにこだわりながら、最新テクノロジーによるやさしさも兼ね備えたパターをラインナップしている
    • みなみ・ひでき。1974年生まれ、香川県出身。独自のパッティング理論が人気のツアープロコーチで、現在は木村彩子らを指導。「3.7.3 GOLF ACADEMY」主宰
    • ヘッドの重心バランスが良く、狙った位置にフェースを向けやすいと南
    • コブラのパターは、フェース上部から4度、3度、2度、1度とロフト角が変化する「ディセンディング ロフト テクノロジー」を採用している
    この記事の写真 38 枚を見る

    革新的なテクノロジーを搭載した2つのシリーズ

    プーマジャパンは4月13日(土)からコブラの最新パターとして『3D PRINTED パター』と『VINTAGE パター』の2シリーズを発売する。
     
    3D PRINTED PUTTER』は、アルミニウムやカーボン、ナイロンといった素材を複合するマルチマテリアル構造で性能を高めたシリーズだ。最大の特徴は、「3Dプリンター」で出力したナイロン製のカートリッジをヘッド内部に搭載していること。これにより従来製法のパターよりも慣性モーメントを高めながら、心地良いフィーリングを生み出すことができるという。

    コブラ『3D PRINTED PUTTER』シリーズ。超精密な設計が可能な「3Dプリンター」を活用することで、寛容性の高さやフィーリングの良さを追求している

    コブラ『3D PRINTED PUTTER』シリーズ。超精密な設計が可能な「3Dプリンター」を活用することで、寛容性の高さやフィーリングの良さを追求している

    一方で、『VINTAGE PUTTER』は、伝統的なヘッド形状と最新テクノロジーの融合を目指したシリーズ。304ステンレス製のヘッドに軽量で柔軟性の高い「PEBAXサーモプラスチックエラストマーインサート」を搭載し、伸びるようなコロがりを得ることができる。

    コブラ『VINTAGE PUTTER』シリーズ。ヘッド形状の美しさにこだわりながら、最新テクノロジーによるやさしさも兼ね備えたパターをラインナップしている

    コブラ『VINTAGE PUTTER』シリーズ。ヘッド形状の美しさにこだわりながら、最新テクノロジーによるやさしさも兼ね備えたパターをラインナップしている

    「イノベーティブなモノができなければ製品を出さない」という開発姿勢を持つコブラが満を持して投入した意欲作だけに、その性能がどれほどのものか、多くのゴルファーが気になるところだろう。そこで今回は、パッティングコーチとして多くのツアープロやアマチュアゴルファーを指導する南秀樹に、コブラの最新パターのテストを依頼。コブラの最新パターがゴルファーにどんなメリットをもたらしてくれるのか、分析してもらった。

    みなみ・ひでき。1974年生まれ、香川県出身。独自のパッティング理論が人気のツアープロコーチで、現在は木村彩子らを指導。「3.7.3 GOLF ACADEMY」主宰

    みなみ・ひでき。1974年生まれ、香川県出身。独自のパッティング理論が人気のツアープロコーチで、現在は木村彩子らを指導。「3.7.3 GOLF ACADEMY」主宰


    ボールの順回転がカップ際までキープされる

    まずは、コブラの最新2シリーズのパターを手に取り、アドレスを繰り返す南。
     
    「どのパターも、パッと置いたときに座りが良くて、フェースが真っすぐ向くのがいいですね。モデルによっては置いたヘッドがぐらぐらしたり、フェースが変な方向を向くこともありますが、コブラのパターは非常にアライメントを取りやすい。重心設計やネックの付け方が良いのでしょうね。小さなことに感じるかもしれませんが、これはすごく大切なことで、パッティングの結果に大きく影響してきます」(南)

    ヘッドの重心バランスが良く、狙った位置にフェースを向けやすいと南

    ヘッドの重心バランスが良く、狙った位置にフェースを向けやすいと南

    顔やヘッドの座りをチェックした南は、『3D PRINTED PUTTER』シリーズから試打をスタート。モデル別に一通りボールをコロがすと、驚きの表情で性能について語り始めた。
     
    「どのモデルも、とにかくコロがるボールの回転がキレイです。カップ際まで順回転がキープされて、伸びるようにコロがってくれます。何より驚きなのは、どんな打ち方をしてもキレイな回転が得られることです。本来、ターゲットに真っすぐ構えた上で、最適な入射角とインパクトロフト、打点でボールをとらえないとキレイなコロがりにはなりません。だからこそ、ツアープロもパッティング練習に多くの時間を費やし、細かな調整を重ねるのです。正直、ここまでコロがり方が安定するのは驚きです」(南)

    コブラのパターは、フェース上部から4度、3度、2度、1度とロフト角が変化する「ディセンディング ロフト テクノロジー」を採用している

    コブラのパターは、フェース上部から4度、3度、2度、1度とロフト角が変化する「ディセンディング ロフト テクノロジー」を採用している

    コブラの最新パター2シリーズには、LA GOLFが特許を持つ「ディセンディング ロフト・テクノロジー」が搭載されている。フェース上部から下部にかけてロフト角が1度ずつ4段階に変化する構造で、どんな入射角でボールをとらえても、最適な打ち出し角が得られる。

    打点ブレへの強さと同時に南プロが感じたのは、ストローク中のヘッド軌道が安定することだ。
     
    「ヘッドの慣性モーメントが相当高いのか、振っていて軌道がすごく安定します。しかも、インパクトでフェースが真っすぐ戻ってくるのです。過去の慣性モーメントが高いパターには、ダウンスイングでフェースが開きやすい傾向も見られたのですが、コブラのパターには、それが全くありません。とても不思議な感覚です。ヘッドの中心のいい位置に重心があるのでしょう。自然にヘッド軌道が良くなって、ストロークが安定してくれますよ」(南)
     
    『3D PRINTED PUTTER』は、精密にデザインされたナイロン製のカートリッジを内蔵することで、圧倒的な高慣性モーメント化に成功している。同時にヘッド上部を軽量なカーボン製にして低重心化も図っているため、よりヘッド軌道が安定しやすくなっているのだ。

    ヘッド内部に見える複雑な構造のパーツが「3Dプリンテッドカートリッジ」。ヘッドごとに最適化された形状で、高慣性モーメント化と打感や打球音などの調整に役立っている

    ヘッド内部に見える複雑な構造のパーツが「3Dプリンテッドカートリッジ」。ヘッドごとに最適化された形状で、高慣性モーメント化と打感や打球音などの調整に役立っている

    続いて、『VINTAGE PUTTER』をテストした南。
     
    「打点ごとにロフト角が変化するテクノロジーは共通で、どんな打ち方をしてもキレイな順回転がかかってくれます。大きく違うのは打感ですね。『3D PRINTED PUTTER』はアルミニウムのフェースで、しっかりした打球音と吸い付くような打感が特徴でした。一方、『VINTAGE PUTTER』には樹脂製のフェースインサートが採用されていますが、打ったときの手応え、しっかり感はこちらの方がありますね。ボールが前に伸びる印象があります。やさしさという意味では、どちらのシリーズもハイレベルなので、打感の好みでモデルを選ぶのもアリですね」(南)
     
    『VINTAGE PUTTER』は、304ステンレスの削り出しボディに、軽量で柔軟性のある「PEBAX」樹脂を使ったインサートを装着している。フェース素材自体はソフトだが、重厚感のあるステンレスボディの影響もあって、しっかりした打ち応えのあるパターに仕上がっている。

    しっかりした打ち応えに仕上げられた『VINTAGE PUTTER』。フェースに白いラインが入っていることも特徴的だ

    しっかりした打ち応えに仕上げられた『VINTAGE PUTTER』。フェースに白いラインが入っていることも特徴的だ

    「パターではいろいろなミスが出ます。アマチュアゴルファーの多くはアウトサイド・インのカット軌道ですし、極端なハンドファーストでロフトを潰して打つ人もいます。そういった打ち方のエラーによって起こるミスの度合いが、フェースのテクノロジーと慣性モーメントの高さによって、かなり減ってくれるはずです。本番では1回しかボールを打てないわけですから、やっぱりミスを少なくしてくれるクラブを選んだ方が間違いなく有利です。コブラのパターはどちらのシリーズも真っすぐ構えやすく、キレイなコロがりが安定して出てくれますから、ラインに乗せやすいし、距離感も合ってきます。ぜひ、クラブに助けてもらって、パターをやさしくしてほしいですね」(南)
     
    ヘッド形状ごとの特性を解説

    モデル別のインプレッションには「3.7.3ゴルフアカデミー」の坂口悠菜コーチ(写真左)にも参加してもらった

    モデル別のインプレッションには「3.7.3ゴルフアカデミー」の坂口悠菜コーチ(写真左)にも参加してもらった

    コブラの最新パター『3D PRINTED PUTTER』と『VINTAGE PUTTER』は、アームロックタイプを含めるとトータル18モデルがラインナップされている。南は選び方のポイントについて、アドレスしたときの“顔”を一番大切にしてほしいと語る。
     
    「自分に合ったパターを選ぶ上で、最も大切なのはヘッドの顔です。ターゲットに対して真っすぐ構えやすいことが大前提で、その次に振り心地や打感を考えると良いでしょう。顔の好みが合わないパターだと思わぬミスが出たりするからです。ただし、コブラの2シリーズは、どのモデルも高いレベルの寛容性が備わっています。あえて、今まで使ったことのない顔のモデルに挑戦してみるのもおすすめですよ」(南)
     
    ここからは、ヘッド形状ごとの南のインプレッションを紹介していくので、自分に合ったモデル選びの参考にしてほしい。

    安心感のある幅広ブレード『GRANDSPORT(グランスポーツ)』

    1つ目は『3D PRINTED PUTTER』シリーズでラインナップされている『GRANDSPORT』。幅広でヘッド後方に突起のついた大きめのブレード型パターで、重心角35度のクランクネックとアームロックのモデルを選ぶことができる。

    『3D PRINTED PUTTER』シリーズの『GRANDSPORT-35』。ブレードの操作性に安定感をプラスしたモデルだ

    『3D PRINTED PUTTER』シリーズの『GRANDSPORT-35』。ブレードの操作性に安定感をプラスしたモデルだ

    「ヘッド自体が大きいから構えたときに安心感があります。緩やかなフェース開閉で振っていけて、非常にタッチを出しやすいヘッドですね。ブレード型が好きだけど、フェース開閉が大きくなることで方向がブレる人やそもそもブレード型に難しいイメージがあって使えなかった人にぜひ試してほしいモデルです」(南プロ)
     
    「私自身、フェースローテーションが多くなりやすいブレード型がすごく苦手でした。でも、『GRANDSPORT-35』はヘッドの重さを感じながら、真っすぐにボールを打ち出していけます。奥行きがある分、マレット的な見え方をするのもいいですね。当たりが薄かったり、ヒールなど、芯を外しても伸びるようにコロがってくれますし、これならブレード型でも使えるかもって感じました」(坂口コーチ)

    テクノロジーによるやさしさがあることで、今まで使ってこなかったヘッドタイプにも挑戦できるのがコブラの新パターのメリットだ

    テクノロジーによるやさしさがあることで、今まで使ってこなかったヘッドタイプにも挑戦できるのがコブラの新パターのメリットだ


    フォローが真っすぐ出せる『SUPERNOVA(スーパーノヴァ)』 

    『3D PRINTED PUTTER』シリーズの『SUPERNOVA』は大きめサイズのツノ型ヘッドだ。シングルベンドシャフトとスラントネックの2モデルがラインナップされている。

    『3D PRINTED PUTTER』シリーズの『SUPERNOVA-20』。2つの大きなツノが特徴のヘッドになっている

    『3D PRINTED PUTTER』シリーズの『SUPERNOVA-20』。2つの大きなツノが特徴のヘッドになっている

    「ヘッドが肉厚に感じられて、しっかりとした重量感があります。打ってみると、直進性の高いヘッドで、フォローが真っすぐ出てくれます。この押し感の強さはすごいですね。インパクトで緩みやすく、距離や方向がブレる人に最適なモデルです。慣性モーメントも最大級に大きいので、手先ではなく、肩など大きな筋肉を使って打てるようになりますよ」(南プロ)

    どのモデルもミスヒットや入射角のズレに強いコブラのパターだが、『SUPERNOVA』は特に寛容性が高い

    どのモデルもミスヒットや入射角のズレに強いコブラのパターだが、『SUPERNOVA』は特に寛容性が高い


    軽快にヘッドを振れる『AGERA(アゲーラ)』

     『3D PRINTED PUTTER』シリーズのネオマレットパターが『AGERA』だ。フェースバランスのシングルベンドシャフトとアームロックタイプがラインナップされている。その他にも『AGERA』をベースにサイズを小型にした『AGERA RS』もあり、こちらはシングルベンドシャフトの他にスラントネックが用意されている。

    写真は『3D PRINTED PUTTER』シリーズの『AGERA』。中央の太いラインが特徴的だ

    写真は『3D PRINTED PUTTER』シリーズの『AGERA』。中央の太いラインが特徴的だ

    「『SUPERNOVA』よりも軽快にストロークできる印象で、ブレード型から移行しやすいタイプのマレットです。特にバックスイングの引きやすさがあるので、アドレスで固まりやすい人に試してほしいですね。小ぶりな『AGERA RS』はさらに操作性が上がっている印象で、ショートスラントのモデルは、自然なフェース開閉が入りながら、ボールを打つことができます。どのヘッドも重心がいいところに設計されているので、インパクトでフェースが真っすぐ戻ってきてくれます」(南プロ)
     
    さらに、南には『AGERA』のアームロックタイプも試してもらった。
     
    「ショートパットが苦手な人にすごくおすすめです。グリップを前腕につけてロックするので自然に肩でクラブを上げていけます。また、強いハンドファーストの構えで、極端にロフトが立った状態で当たるアームロックのパターとコブラのフェーステクノロジーは相性が抜群にいいです。ロフト角の大きいフェース上部に当たって、最適な打ち出し角でコロがりの良いボールを打っていけます」(南プロ)

    インパクトロフトを補正してくれる「ディセンディングロフト・テクノロジー」とアームロックの相性は抜群に良く、ショートパットの安定感が段違いに上がる
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    インパクトロフトを補正してくれる「ディセンディングロフト・テクノロジー」とアームロックの相性は抜群に良く、ショートパットの安定感が段違いに上がる


    アライメントの取りやすさが魅力の『CUDA(クーダ)』

     『VINTAGE PUTTER』シリーズのネオマレットパターが『CUDA』だ。台形のヘッドで、長さの違う3本のラインが入ったデザインが採用され、重心角0度のシングルベンドネックと30度のスラントネックが用意されている。

    「自分の中でアライメントの取りやすさはNo.1のヘッドです。長さの違う3本のラインが入っているのがポイントで、ターゲットに真っすぐセットしつつ、イン・トゥ・インの軌道をイメージすることができます。ヘッドには程良い重さがあり、振っていく中で加速するような印象があります。ゆっくりとした加速なので、パンチが入ることなく、インパクトの緩みを防いでくれます」(南プロ)
     
    「ターゲットに真っすぐ構えやすいデザインで、狙った方向にボールを打ち出しやすいです。最近はフォローで右に押し出すミスが多かったのですが、『CUDA』は方向が安定しますし、ボールの回転も非常にキレイです。余計な操作をせずに、ストロークが安定するのは嬉しいですね」(坂口コーチ)

    真っすぐ構えやすく、真っすぐ打ち出せる。方向のブレに悩むゴルファーにとって『CUDA』は大きな武器になりそうだ

    真っすぐ構えやすく、真っすぐ打ち出せる。方向のブレに悩むゴルファーにとって『CUDA』は大きな武器になりそうだ


    ブレード感覚で打てるマレット『STINGRAY(スティングレー)』

     『VINTAGE PUTTER』シリーズで、中央に長いラインの入ったデザインが特徴のマレットが『STINGRAY』だ。コブラ契約プロのリッキー・ファウラーがテストしているモデルで、重心角0度のシングルベンドシャフト、20度のクランクネック、30度のスラントネックと3種類のネックを選ぶことができる。

    「フェースバランス(重心角0度)のモデルを打っても、不思議と操作しやすい感覚があります。ヘッドが真っすぐ動きながら、ほんの少し開閉が入ってくれるので、スライスラインにしっかり打ち出していけそうです。ヘッドが軽い分、手の感覚を生かしたストロークもしやすいので、しっかりボールをヒットして距離感を作るゴルファーに合うでしょう。また、ブレード型でコロがりが安定しない人にもぴったりです」(南)


    安心感のあるブレード型『WIDESPORT(ワイドスポーツ)』 

    『VINTAGE PUTTER』シリーズでは、さまざまなタイプのブレード型パターが用意されている。伝統的なクランクネックの『SPORT-40』やスラントネックの『SPORT-60』、そして幅広でショートベンドシャフトを装着したモデルが『WIDESPORT』だ。

    『VINTAGE PUTTER』シリーズの『SPORT-40』(写真左)と『WIDESPORT』(写真右)。フェース長や奥行きなどに明確な違いがあり、顔の好みや振り心地で選ぶことができる

    『VINTAGE PUTTER』シリーズの『SPORT-40』(写真左)と『WIDESPORT』(写真右)。フェース長や奥行きなどに明確な違いがあり、顔の好みや振り心地で選ぶことができる

    「どのタイプも、ブレード型にありがちな、ミスにシビアというデメリットが解消されています。操作性が高く、タッチを出しやすいですし、コロがりの強さも備わっています。その中で『SPORT-40』や『SPORT-60』はしっかりフェースを開閉させながら、手の感覚でストロークしたいい人におすすめです。一方で、『WIDESPORT』はややアップライトな作りになっていて、ボールの近くに立って、ヘッドをなるべく真っすぐ動かしたい人に合っています。マレット型から移行するのにもおすすめですよ」(南プロ)

    上級者向けと思われがちなブレード型も『VINTAGE PUTTER』シリーズなら、やさしく使いこなすことができる

    上級者向けと思われがちなブレード型も『VINTAGE PUTTER』シリーズなら、やさしく使いこなすことができる


    性能バランスの良さはピカイチ『NOVA(ノヴァ)』
     
    最後のヘッドタイプは、『VINTAGE PUTTER』シリーズのツノ型マレット『NOVA』。重心角0度のシングルベンドシャフトと30度のスラントネックの2モデルがラインナップされている。

    『VINTAGE PUTTER』シリーズの『NOVA』。今やパターの定番の一つとなったツノ型はあらゆるストロークに合う万能モデルだった

    『VINTAGE PUTTER』シリーズの『NOVA』。今やパターの定番の一つとなったツノ型はあらゆるストロークに合う万能モデルだった

    「3本のラインでターゲットに真っすぐ構えやすく、直線的にヘッドを動かすイメージが湧くモデルです。性能バランスが非常に良く、打ち手を選ばない万能性があります。マレット型からも、ブレード型からも移行できる、ど真ん中な性能を持ったモデルです」(南プロ)


    パターに悩んだら一度手にして欲しい逸品
     
    最後に南は、「ゴルフを長くやるほど、ミスショットの嫌な感覚が体に染み付いています。特にパターは、プロであってもだんだんと感覚が悪くなって、距離も方向もあいづらくなっていきます。そんな感覚のズレを補ってくれるのはクラブで、コブラの『3D PRINTED PUTTER』と『VINTAGE PUTTER』は多くのゴルファーの助けになるはずです。アライメントが取りやすいし、何よりミスヒットへの強さが段違いです。自信を持って、おすすめできるシリーズですよ」とコメント。
     
    “パット・イズ・マネー”という格言からも分かるように、パターはスコアメイクの鍵を握る重要なクラブ。もっとゴルフが上手くなりたい、ベストスコアを更新したいと願うゴルファーには、ぜひ革新的なテクノロジーを積んだコブラの最新パターを試してほしい。パッティングのイメージが大きく変わること間違いなしだ。

    ✦取材協力/高松グランドカントリークラブ
    ✦撮影・構成/田辺直喜

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