シン貧打爆裂レポート『PLD ミルド ANSER D パター』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!
配信日時:2023年5月3日 08時00分
ロマン派ゴルフ作家語る
『PLD ミルド ANSER D パター』は、素直でクリアなパターです。
飾らずに、素で勝負できるだけの中身があるのです。それは、ANSERという伝説のパターの系譜の最も新しい純正の後継機種を感じさせます。
打ち手は、無理をせずに、感じるままに打てば良いのです。こういうパターは、超真面目なので、邪心や、迷いが結果に出てしまう難しさはありますが、逆に、ゾーンに入った絶好調のパッティングでは、どこからでも入ってしまうようなボールが打てるはずだと思わせます。
アンサーのワイドスタイルヘッドの完成形を使いたくて、かつ、クランクネックが好きなゴルファーに『PLD ミルド ANSER D パター』をオススメします。
コスパが良い削り出しのパターが欲しいゴルファーにも『PLD ミルド ANSER D パター』はオススメです。
個人的には、『PLD ミルド ANSER D パター』は、クランクネックではなくショートネックがついたヘッドのほうが向いていると思いましたが、この辺りは好みの範疇になります。
試打ラウンド中に、アドレス時に、パターのトウを立てたくなるシーンが何度かありました。そういうことが起きるのは、感性とパターが刺激し合って、反応している証拠です。僕はパターは感性の用具だと信じているので、『PLD ミルド ANSER D パター』は、良い出来のパターだ、と確信したのです。
自信を持って打ったパットが微妙にショートするという悩みを持っているゴルファーが増えています。理由は、ツアーのグリーンがどんどん速くなっていることへの対応で、転がりすぎないようにパターがチューニングされているからです。
『PLD ミルド ANSER D パター』は、そういう小細工なしで、気持ち良く転がります。
ワイドタイプのヘッドは、四角くてちょっと気持ちが悪い、と感じるゴルファーもいますが、『PLD ミルド ANSER D パター』は、ビックリするほどスクエア感が薄いのです。これはちょっとビックリでした。
それでいて、幅が厚い効果はしっかりと出るのです。
ちょっとでも興味が湧けば、それが出会いのチャンスになるのもパターのあるあるです。『PLD ミルド ANSER D パター』は、触ってみるべきパターです。
試打クラブスペック
『PLD ミルド ANSER D パター』
ヘッド素材 303ステンレススチール
ロフト 3度
ライ角 70度
長さ 34インチ
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』